Strawberry Linux ポケットLCメーターキットVer.2について(Aug 23. 2008)

Almost All Digital Electronics社のキットL/C Meter UB製作し実用に供している。ところが、このキットを購入するきっかけはStrawberry Linux社ポケットLCメーターキットの在庫切れだった。入荷を通知するシステムに登録をしておいたところ、4ヶ月程過ぎたAug19、殆ど諦め忘れ掛けていたところに入荷案内が届いた。同社とは日頃からお付き合いがあり、以前から興味あるキットだったので早々にオーダーし製作してみた。
今回のキットはVer.2へ改修が行なわれている。UBの様なケースは無く基板のみの構成である。そのため、送料・税込み\5240(本体\4600)という低コストを実現している。ケース付きで$99(送料込み)のUBとどう比較するかはユーザーそれぞれの価値観だろう。測定手法や回路は似ているが、ケースの有無や操作性にその他機能も微妙に異なりその判断は難しい。

写真はAug21に到着し早速組み上げ動作確認を済ませた基板。あっという間に完成してしまうが、ICの方向性の指示が曖昧なので注意を要する。基板のシルク印刷にICの方向性を示す情報は1番ピンのスルーホールランドが○ではなく□表示だがピン番の表示は無い。またマニュアルの写真は解像度が低く方向が視認し難い。Ver.2になってプッシュSWが2個増えている。

ケースの加工と基板の実装
ストロベリー・リナックスからのメールでは、タカチのプラスチックケースSS-125を推奨しているらしい。如何程のモノか分からないので、パーツショップを訪ねて物色する事にした。
マルツ電波を尋ねタカチのSS-125を見たが、これだと電池(006P)が入らない。そこで若干大き目のタカチRG-145Sを使う事にした。このケースは電池ケースが組み込まれ、背面から電池交換が出来る仕掛けだ。
左はケースを加工した様子。LCD面がケースの面に逢う高さに合う様に15mm金属スペーサーで調整。加工穴はLCD部分、トグルSW部2個、プッシュSW部4個、それに測定端子2個。このうちプッシュSWは6mmのポリカーボネイト棒を加工して押しボタンとしたが中々の出来だ。加工はプッシュSWの先が3.3mm程度の棒状なので、切断したポリカーボネイト棒の先に穴を掘りSWに差し込む。測定端子はバナナプラグ専用とし、間隔は1インチ(25.4mm)とした。トグルSW穴は皿モミでザグリを入れ操作性を上げる。
これらの配置は、基板上の部品間隔をノギスで正確に採寸し罫書きをする必要がある。見た目に大きく影響するのでLCDの四角穴も含めて慎重な作業が必要である。なお基板の固定はLCD両端のビスと裏蓋で行なっている。
最後はPCから半透明シールへプリントアウトしレタリングを行なう。


所 見
@冒頭で回路は酷似していると記したが、使用しているPicは異なる。UBは標準的なPIC16C622(18Pin)だが、本機はATmega88(28Pin)を使用してる。またOPアンプはLM311で同じ。
AまたUBの場合は回路図が公開され添付されているが、本機にはそれが無い。何か権利的な問題があるのだろうか。ハードウェアとしては確立されたモノと想像され、むしろソフトウェアの製品と思うのだが・・・。
BUBは4個のプッシュボタン(All_OFFから)でPower(initial)→Lx/Cx選択→Zero(cal)→測定だが、本機はプッシュSW_Power(initial)→LxトグルSW/CxトグルSW選択(All_OFFから)→プッシュSW_Ent(zero_cal)→測定となる。
C本機はハードとソフトの改修が加えられVer.2となっている。UBには見られない測定周波数表示や自己校正機能それにCrefの微調整機能がソフトで用意され電源を切ってもデータが保存される。
D高級機を基準に微調整を行なえば相応の精度(約1%)を発揮してくれる。アマチュア無線家やラジオ愛好家が使用するには十分過ぎる精度である。
Eケースは購入者のハンドメイドにかかっている。自作派の本領を発揮できる最後の砦とも言える。気の効いたケースがあると一般ユーザーは有り難いのでは・・・。


AADE UBとStrawberryLinuxのLCメーターのツーショット
写真右…左はキットで購入したAlmosg_All_Digital_ElectronicsのL/C Meter UB。右がキットで購入のStrawberry_LinuxのLC Meter(Ver.2)だが、ケースは自作。ローコストであるが、しっかり校正すれば高級機並の精度を期待出来る。こんな便利なスグレモノが有ったのかと言う実感である。


左は自作ケースの背面。
タカチのRG-145Sには電池ケースが組み込まれている。容積は006P電池2本分もあるが、LCメーターの基板が一部侵入している。006Pが中でカタカタと動かない様に、ウレタンで押さえを行なっている。電池交換は簡単に行なえるが、オートパワーオフ機能もあり、次の交換が何時になるか待ち遠しい。