所 見
@冒頭で回路は酷似していると記したが、使用しているPicは異なる。UBは標準的なPIC16C622(18Pin)だが、本機はATmega88(28Pin)を使用してる。またOPアンプはLM311で同じ。
AまたUBの場合は回路図が公開され添付されているが、本機にはそれが無い。何か権利的な問題があるのだろうか。ハードウェアとしては確立されたモノと想像され、むしろソフトウェアの製品と思うのだが・・・。
BUBは4個のプッシュボタン(All_OFFから)でPower(initial)→Lx/Cx選択→Zero(cal)→測定だが、本機はプッシュSW_Power(initial)→LxトグルSW/CxトグルSW選択(All_OFFから)→プッシュSW_Ent(zero_cal)→測定となる。
C本機はハードとソフトの改修が加えられVer.2となっている。UBには見られない測定周波数表示や自己校正機能それにCrefの微調整機能がソフトで用意され電源を切ってもデータが保存される。
D高級機を基準に微調整を行なえば相応の精度(約1%)を発揮してくれる。アマチュア無線家やラジオ愛好家が使用するには十分過ぎる精度である。
Eケースは購入者のハンドメイドにかかっている。自作派の本領を発揮できる最後の砦とも言える。気の効いたケースがあると一般ユーザーは有り難いのでは・・・。
AADE UBとStrawberryLinuxのLCメーターのツーショット
写真右…左はキットで購入したAlmosg_All_Digital_ElectronicsのL/C Meter UB。右がキットで購入のStrawberry_LinuxのLC Meter(Ver.2)だが、ケースは自作。ローコストであるが、しっかり校正すれば高級機並の精度を期待出来る。こんな便利なスグレモノが有ったのかと言う実感である。
左は自作ケースの背面。
タカチのRG-145Sには電池ケースが組み込まれている。容積は006P電池2本分もあるが、LCメーターの基板が一部侵入している。006Pが中でカタカタと動かない様に、ウレタンで押さえを行なっている。電池交換は簡単に行なえるが、オートパワーオフ機能もあり、次の交換が何時になるか待ち遠しい。