JH2CLV's Topics & Memorandam
November 2011

Nov 27. 2011  青島温州ミカン本格収穫・・・HF-1000A再び不具合
写真は11月27日午前11時半頃撮影した青空と飛行機雲バックの青島温州ミカン。11月の終りとは思えない暖かい好天が続いているが、ミカンにも我々にもこれはチト迷惑な話。今年の2月の剪定の際に行った間伐の効果で、日当たりが大幅に改善され粒も揃った。しかしこの異常とも思える気温のために浮き皮が目立っている。それから黒点にヤノネも・・・。もう少し農薬散布をしっかり行わなければダメなのかとカミサンと議論。9月の台風15号の影響もあり例年似ない苦難の年だったが、ここまで成長し何百Kgの実をつける植物のパワーに感心する。この週末はこの青島温州ミカン切りに奔走した。
ところで26日に修理完了したつもりでいたHF-1000Aが可笑しい。ANTを外してもバリバリとノイズを発生している。一体何?。本日午後に発送する予定を急きょストップ。再び修理ベンチに乗ることになった。てっきりまたプリアンプTrが可笑しいものと早合点。再交換しするが状況は変わらない。アンテナの大小でノイズの大きさが不特定に変わる。ANT端子をショートしてもノイズがある。そのうちPREAMP/NORMAL/ATTどのポジションでも発生することが分かった。こんな事があるのだろうか・・・もうパッシブ素子(LC)しか無いぞ。

Nov 26. 2011  HF-1000A完全復旧
Q23(BFQ19)、CR20(FDSD-1503)の不具合。Q20はプリアンプ用TrでRSに発注するとなんとUKから取り寄せてくれたらしい。価格は10個で送料税込みで\1523。CR20はATTをスイッチするDiだが、まさか不良(常時オープン)とは思わず注文しなかった。そのため代わりに一般的なガラス封入のSWダイオードをパラ接続し凌いだ。
写真はTrとDiを実装した様子。Diはそれなりに小振りな筈だが、大きく見えるからチップ部品は本当に小さい。プリントパターンが剥がれメッキ線で救済している。何分にも深夜25時頃の作業。目はしょぼしょぼで手先も狂い勝ち。翌朝の農作業を考えると気ばかり焦る作業になった。通常のハンダゴテを使ったためハンダが盛りすぎだ。落ち着いたらコンディションを整えてハンダゴテを当て直そうと思う。
このHF-1000シリーズはPreAmp/Normal/Attを切替えてもSメータの振れは変らない仕様の様だ。その代わり入力終端したときの残留ノイズレベルがハッキリと変化するのが分る。
翌朝、復旧の概要を「吉報」と前置きして依頼主へメールしたところ御礼のメールが届いた。暫くこれでSWLや写真撮影を楽しんだ後、主のもとへ発送する予定である。それにしてもラジオいじりは楽しい。

Nov 23. 2011  メールソフト(Thunderbird)の不具合は設定ミスだった
1年程前だっただろうか・・・メールソフトThunderbirdでLAN上に置いたHDDを複数PCから共有していた。どのPCからもデータの読み書きができ、捨てられないオールドPCから現用PCまで、気まぐれに使え大変重宝だった。ところがある時を境に受信データの中味が消えたり、見出しと内容が異なったり、ソースコードが表示されたりと危なくて使えない状態が続いた。それでThunderbirdを「サーバーにファイルを残す」設定にし、各PC別々のフォルダへ保存する事で難を逃れていた。しかしこれだとファイル共有していないので本来形ではない。その原因を1年近く追っていたのだが遂に判明。実はメインPCのThunderbirdアカウントの詳細設定ミスだった。何故そうなったは定かではない。左のウィンドウのボタンは正常位置だが、一つ下の項目にボタンがセットされていたのだ。Thunderbirdは起動するだけでデータ更新が行われるため、この設定だと管理情報と実データ間で不一致が起こり上述の如き状況になる。1年以上苦慮していた問題が解決に至った。一時はThunderbirdを疑ったが、やっぱり早合点はいけないと反省している。Thunderbirdはネットワークドライブを共有できる機能があり複数PCが稼動する向きに是非お勧めしたい。

Nov 19-20. 2011  大荒れと快晴と30℃越えの週末・・・思い出のHFトランシーバにレタリング
19日は一日中雨で、午後からは強風が吹き雨も県下各地に警報が出る程になった。雨戸を締め午後からは何もしない方が良いと早々に決め込んだ。20日になると、軒先の干し柿は一部が風の影響で落下、畑のブロッコリは根元から倒れている。驚いたのはその後。前日の雨の露が草木に残るため朝からの農作業は控えた。ところが午前中に雲が切れるとにわかに強い日差しとなり、あれよあれよと言う間に気温が30℃を超えてしまった。11月も後半になるのにこれじゃ真夏だ。一体今年の天候はどうなっているのだ。あっという間に露も乾き、昼食後は最後に残った甘柿を収穫。オンマウスは枝だけになった柿木越しのアンテナ&タワーに真っ青な空。
写真は高校2年の秋に着手し、高校3年(1972年)の4月20日から運用を始めたHFオールバンドSSB/CWトランシーバ。初期に貼付けたダイモテープのレタリングが気に入らず外してあった。何故かそこへ思い付いた様にPCで作成したレタリングを施した。中を覗くと当時の様子が思い浮かび感慨深い。良く作ったものだと我ながら感心するが、逆に元気が出てくるから不思議。部品の多くにJunk品を使用しており、物やお金の無かった時代の情熱と工夫が垣間見られる。

Nov 13. 2011  晩秋の風景・・・HF-1000Aを突く
写真は離れ2階の軒先に吊るした柿越しに見る風景。後ろにクリエイトのタワーやアンテナの残材(GapDX-10J等)、そして家の玄関や愛車フォレスタが見える。前日家の裏にある大粒の渋柿を高切りハサミで切った。その前の日にもカミサンが手の届く範囲を切っていた。晩にそれらをカミサンが一つ一つ皮を剥き2個を一組に紐で結ぶ。そして今朝軒先にバトンを下げカミサンと吊るした。果たしてどんな干し柿になるのだろうか・・・今から楽しみだ。
オンマウスはHF-1000AのPreAmp/Normal/Att切替部のクローズアップ。通常はシールド蓋で覆われている。なにしろ基板上にはシルク印刷による情報が全くない。RやCの値、TestPoint、意味不明の記号程度しかないのだ。取説の回路図と照合しながら部品の位置をイメージし、ようやく基板の上でやっている事が分ってきた。ちなみに中央下に見える黒い4本足のデバイスはプリアンプ用TrのBFQ19。明らかに一度半田ゴテを当てたと思われる痕跡が確認できる。こいつがノイズを出しているのか、Diスイッチが半死に状態なのか・・・前オーナーも苦慮されたのだろうかと想像すると中々面白い。
週末はこの他に早生ミカンの出荷を控えミカン切りに精を出した。

Nov 7. 2011  あのHF-1000Aがやってきた
友人のラジオ好きからWatkinsJonsonのHF-1000が転がり込んできた。一部に不具合があり診て欲しいと数日前にメールがあった。土曜に発送し月曜着と連絡があり、月曜の晩はややワクワクしながらの帰宅だった。届いた荷物は大きさの割に非常に軽く、中味を入れ忘れたのではと思わせる程だった。同封の取り説や背面にはHF-1000Aとあったが、前面にはHF-1000と記されていた。HF-1000といえば、あのHamJournal_No.100(1995年12月)の表紙を飾った受信機で、当時も羨望の的だった。その状況をJA7SSB斉藤OMが克明にリポートされ、その内容に驚かされたものである。RFアンプ無しのハイレベルミキサのヘッドエンドやUpコンバートなど大いに参考になった。
さて不具合とはPreAmp/Normal/Attの切替不良。PreAmp(10dB)では利得はNormalと変わらずバリバリノイズが付加され、Attでは所定の減衰(-15dB)が得られずSメーター表示で55dBも減衰する。
写真は上蓋を外した様子。基板3枚と電源だけで、昔の受信機の面影は無い。大半は空間が占め重さ数Kgも頷ける。操作性確保のためパネル面が容積を支配している。オンマウスはテスト風景。受信音はデジタイズしてTest&Dataコーナーで紹介する予定である。

Nov 5. 2011  ご存知ですか・・・大道芸ワールドカップ
11月5日土曜日、晩には雨になると天気。朝の当地清水は薄日だ。再来週にミカンの出荷要請があり、急遽防腐剤の散布を行う。雨が振れば防腐剤が流れてしまうが、乾けば何とか効果が得られると期待しての事だ。朝食後水600リットルを給水場から運び、4000倍に薄めようとしたが多すぎるとカミサン。それで400リットルに調整し準備完了。8時から約2時間でかけ切った。11月とは思えないポカポカ陽気がこの日も続き、防腐剤は短時間で乾いた。雨がパラついたのは夕食後だったから所期の目標はクリアだ。撒布の後は防風垣根のマキの木の剪定が始まり、午前中はあっという間だった。
さて11月の静岡と言ったら大道芸ワールドカップ。今年で20回を迎えると言うから大したもの。カミサンに一度見せてやりたくて午後駿府公園を尋ねた。相変わらずの人出で、一体何処から出て来るのだろうかと思う位だ。普段は静かな駿府公園も黒山の人だかりと出店があちこちに出来る。細かな説明より是非一度ご覧頂きたい。大道芸そのものの魅力もさる事ながら、このイベントを支える皆さんの心意気に驚かれる筈だ。写真は中国の王輝さんのステージ。早代わりや綱渡り・・・笑いと驚きに大満足。

Nov 3. 2011  野良仕事に汗を流す
実家の南東側に小高い台地があり「舞台」と呼んでいる。かつてはミカン畑だったが、地主さんが放置したため樹木や葦が茂り荒れ果てていた。親父がここに甘夏を植えたいと言い出し、友人だった地主さんからそこを借りることになった。草を払い雑木を切り、切り株を掘り起こし地ならしを始めてから2年。
当初は、余計な事を言い出してくれると親父の思いつきに苦慮したものだが、この春には待望の甘夏の苗を植えるまでになった。まだ小木だから苗木の間は野菜畑として耕しサツマイモや白菜に大根なども育てる。また季節を彩るヒマワリや菜の花も同様だ。親父の思いの実現役は言わずと知れたカミサン。相変わらず頭が上がらない。
写真は枯らしていた切り株を集め焼却している様子。土を含んでいるので枯れても随分と重い。それにしても立派な畑になったものだ。数年したら甘夏も実を付け青葉が茂るに違いない。
オンマウスは熟した柿をそっと切り取ったもの。カミサンはこの熟柿が好きなんだそうだ。渋柿の筈が甘くなるのは実に面白い。
ところで地主さんは最近逝去された。天国でこの模様を見守っているのかも知れないと想像を巡らせている。ご冥福をお祈りする。

Nov 2. 2011  どうにもならないの電池の液漏れ
13年振りに設置したCushcraft/R7000のSWRを測ろうとクラニシのBR-510Dを取り出した。電池は入れっ放しだから中味には期待しない。ところが電池ケースの蓋を見ると変。塗装の一部が剥れ何となく液っぽい汚れ。マズイ!。急いで蓋を開けると実装していたアルカリ電池1本が液漏れで白い粉を吹いている。電池を取り出し、電池ケースのスプリングや接点を確認するが、汚れはあるものの決定的なダメージは無くひとまずホッ。 しかしそれも束の間、ひょっとしたらとBR-400(写真)を取り出し蓋を開けた。すると見たくもない光景が展開。こちらはマンガン電池だったが同様に液漏れし白い粉を通り越し赤茶けた錆が電池の両端に…。ダメかと電池を取り外すと予想通り電池ケースのスプリングは錆と化し無残な姿。反対側の接点も錆まみれ。物心ついてから電池とは半世紀以上のお付き合いだ。その間大幅な性能アップがあったが液漏れは一向に改善されていない。電池メーカーの奮起を是非期待したいものだ。高価で大切な測定器が電池の液漏れで使えなくなるなんてどう考えても可笑しいし情けない。使い方の問題だと結論付けるのは20世紀の発想、21世紀はもっと人や機械に優しい電池を供給して欲しい。如何なものだろう…。