Vector Network Analyzeer"ziVNAu"の頒布と製作(Oct. 2016-Feb. 2017)
2016年7月、CQ出版のRFワールド誌が募ったVector Network Analyzer基板ziVNAuの頒布案内があった。Network AnalyzerはVector及びスカラータイプを含めて複数台所有していたが、その内容(手軽さ)と破格さに驚き早々に校正キットを含めて注文した。応募数が50台以上にならないとコスト高になり頒布が成立しないかもしれないと心配したが、やはり物好きは要る様で早々に目標は達成されたようだ。
それがようやく基板となって届いたのが10月後半。仕事と家業の忙しさも手伝い、梱包を開ける時間も無かったのだが11月になてからようやく開梱。写真はその時の様子。
その後裸のままPCのUSB端子へ接続し、基本的な動作テストをPCのソフトウェアから行うが順調に動作していた。下図は校正も何もしないで工房の机に転がっていた300KHzのクリスタルフィルタをつなぎVNAとして見た様子。何も意味は無いが、同軸スルー接続とは明らかに違う動きを見て、取りあえず納得。



しかし裸のままじゃ運用性が悪いと、ご指定のTAKACHのケースを購入し実装。実はそれまでが長く、工作は年を超え2017年1月の終わりになっていた。
左はケースに実装した様子。下はフロントパネルに開けたアクティブPORT表示LEDの穴。リアパネルにはUSBコネクタと同じくLED穴がある。本来はLEDを取付けるのだろうが、覗くと基板上のLEDが見えるのでそのままにした。何とものぐさだろう…。



図はちょっと真面目に前述のクリスタルフィルタYF-300Dの周波数特性をみたもの。この曲線はHP/E5100B(スカラー)の測定表示に酷似しており、まずまずの測定が出来ていると思われる。
図をクリックすると拡大します。

ziVNAuの第1次の頒布が好評のため、第2次頒布(再販リクエスト)が行われましたが、こちらも好評の内に終了した模様です。