![]() TVチューナーカードを買ってみる。といっても、だいたい1万円ぐらいの手ごろなTVカード。べつに本格的にキャプをやったり動画を撮り溜めたりするわけでもないので、こういうのでいいんじゃないかと思いました。 買ってみたのは9000円の「MonsterTV3」。同「MonsterTV2」というのもあって、カードの内容的にはほぼ同じだけどリモコン付きのやつ。どちらにしろマウスとキーボード握ってるんだからリモコンなんて使わないでしょ。値段的には1000円ぐらいしか違わないので、ここらへんはみなさんのお好みで。 ここらでひとつ薀蓄を。キャプチャーカードには「ハードウエアエンコード」と「ソフトウエアエンコード」の2つの種類がありまして、二つを簡単に比較するとこんなカンジになります。
ヲタクの世界では良く知られているカノープス社の「MTV」シリーズはハードエンコの部類に入り、価格はそれなりにしますが画質はとてもキレイです。お金があるんだったら、これを買っておけば問題ないですね。 かたやソフトエンコのカードは1万円ぐらいの製品が多くて、「とりあえずTV見たい」とか、「タイマーでエアチェックできればいいか」ぐらいの用途なら十分使えるレベルです。画質はそれなり、とか書いてますけど絶望的に悪いわけじゃありませんのでご安心を。 それから、こういうTVキャプチャにはPCIカードと外付けタイプのものとがあります。もちろん、PC内部のノイズの影響を受けない外付けのユニットのほうがノイズを少なくすることができます。 これらの点をふまえ、自分はただ「アニメ番組とかがチェックできて、録画できるぐらいでいいや〜」ということで「MonsterTV3」にしました。 で、はいこれが今の自分のPC画面。じつはパソコンモニタも変えました。今までのソニーの17インチ(1280×1024)から、ヤフオクで手に入れたDELLの21インチ(1920×1440)。メチャクチャでかいです。でも絵を描いたり原稿やったりするにはとても便利。モニタだけは何としても、ヒマのある今のうちに手に入れておきたかったので。
モニタの話はまた後でするとして、けっこうこのカード(MonsterTV3)は満足度が高かったのでちょっとレビューしてみることにします。 まず、TVの画質がそれなりにいい。もちろんパソコン用に作られているモニタですから、映りは本家のテレビには及びませんし、ハードエンコのカードに比べても画質はパリっとしません。でも値段相応なのでそういう細かいことを言う人はもっと高いカードとか、素直にテレビを買えばいいだけのことですし。 それから、MPEG4で録画できる。MPEG4(WMV)は圧縮率が高いのでサイズをコンパクトにすることができるんですね。生AVIでキャプってTMPEGEnc.で圧縮、なんてアホな面倒くさいことをやる必要はありません。なにせ、もともと入力ソースが「それなり」なのであえてビットレートの高いMPEG2とかでキャプる必要なんかないんです。(っていうか、どれで撮っても結局違いが見分けられんかったし) まあそのぶんリアルタイムで圧縮を行っているので、録画中はちょっとPCが重くなるのはしょうがないです。だいたい1.5〜2GHzクラスのPCでじゅうぶんなんじゃないでしょうか。ちなみに自分の環境はAthlonXP2600なんですが、そんなに不快になるほど重くはならないです。
というわけでキャプチャカードのテストを兼ねて、この秋のアニメ新番組をチェック。(…おお、なんかオタク系サイトっぽくなってきましたよ!) 「魁!クロマティ高校」 「ガンスリンガー・ガール」 「最遊記RELOAD」 それにしても、どういう基準でこのセレクションなのでしょうか…?まあそれは、偶然これらの番組を見ただけなんだけど…。 トップを見てもらえばわかる通り…できる範囲で日替わりで絵をアップすることにしてみた。無職ってヤツは思ったよりもやっかいなもので、時間をかけてじっくりとオレを無気力にさせてくれる。 もちろん今ものすごく無気力なんで、原稿もやってない。ウボァー! お絵かきチャットにて。 じつはこのへんのところでゴニョゴニョと参加してたりする。実際のアニメ製作には関わってないんだけど、ほかのところでまあゴニョゴニョと、ね。 自分の最大の敵は自分自身だと思う。 それはすなわち過去の自分、現在の自分自身、あるいは自分の中の精神の部分、あるいは肉体の部分。今みたいにシゴトをしてないと常に自分自身と向き合っていることになるから、正直気が滅入りそうになるんですよ。でも、この自分自身との戦いっていうのはいつかは決着をつけなければいけないことだし、この戦いの中で何かを見つけられそうな気がするから、もうちょっとだけ時間が欲しい。 昔もちょっと言ったけど、自分は外部に新しいものを見つけるのではなくて自分自身の中に新しいものを見つけるんですよ。具体的に説明するのは難しいんだけど、たとえば赤いものを見て自分が赤くなるようじゃ平凡じゃないですか。赤いものを見たらそれと同じぐらいの赤さで青くならないとダメのような気がするんです。 …まあそんなことを思いつつ、のんびりと暮らしているわけで。 「Broken Pieces」 ココロのカケラは 至る所に散らばっていて 輝く水滴を飲み干して 長い、長い夢のあと あふれ出す涙
凍ったガラスにキズをつけ 「…砂の上に残した足跡は、今でもまだ残っているかしら?」 …それは あまりにもたやすく、 長い、長い夢のあと あふれ出す涙
子供じみた戯れの日々は 「…砂の上に残した足跡は 今でもまだ残っているかしら?」 ・最近読んだ漫画(ややオタク寄り) 「げんしけん」(木尾士目) あらすじは…えーとえーと、コミュニケーションの少ないこの時代、(あえて軽蔑されがちな)「オタク文化」を通じて大学サークル「げんしけん」の登場人物が互いに理解しあっていくようなお話。まあ大学サークルによくあるような、楽しげでゆるい雰囲気が存分に描かれております。 さすがにオタク文化を舞台としているだけにそのテの造詣は深くて、決してそれらの世界観・設定が前面に出ているわけではないんだけど、読み終わって気付いてみればこの作者の持つ「オタクの世界」、「オタク・イズ・ビューティフル」にどっぷりはまっている。 とくに、元からオタクの人だったら「そうだよ、そういうことなんだよ!」みたいな感じで、すんなり漫画に入っていけそうな感じがしますね。確かに、ネット上でにわかに話題になってるのも納得できるなー。
「ヘルシング」(平野耕太) さきの「げんしけん」がオタク魂をひそかに燃やすタイプならこっちはもう、むさくるしいほどにオタク・オーラを出しまくるようなタイプですね。 これは主人公の吸血鬼・アーカードが現代によみがえったゾンビや吸血鬼をやっつけまくるという、典型的なヒロイック漫画。マニアックな領域になりがちな「吸血鬼」を題材に作者の作風である「偏狂・狂気(マニック)」をうまく取り込んで、それにチープなオタク・カルチャーのスパイスをちりばめたステキ漫画。 まあオレは絵を描いているので絵柄に注目するんですけど、これは「げんしけん」とは違って一発一発がいちいち濃ゆいんですよね。自分の血肉がインクになっているような感じ。人体デッサンなんか関係あるか、って感じの長い手足、暗闇で光る目、メガネ、タバコ、デブ、歪んだ笑い顔。なんというか、平野耕太自身も本編に出てきそうなキャラですからね…というか、本人がモデルになっているキャラがいるのか。 夏コミあわせの本が予定より早く印刷終わったという連絡が。 さっそく自宅に送ってもらって中身チェック。こういうときすごくうれしい人もいるんでしょうが、自分の場合はとてもヘコんでしまいます。原稿やってるときの自分の常で、描いているときは最高傑作だと思ってるんだけど、最後のほうはもう飽きてきてしまいには完成品を見るのもイヤになるほど嫌いになる。 いや、でも最高傑作ですよ!マジっすよ!2003年7月現在のオレのすべての集大成!絵も1年前に描いた「Idiot01」「Idio02」よりも進化してる!ということで夏コミ&コミティア新刊「Idiot Saint's Parade」お楽しみに。 きょうは某ソフマップへいらなくなったPCパーツを売ってきた。 売ってきたのはだいぶ前に使ってたクオンタムのHD、買って結局使わなかった富士通のHD、それからマシントラブルの時逝った(と思われる)DDRメモリが3本。 ホントに、原稿やってるときいつマシンがぶっ壊れるかヒヤヒヤもんだったのでもうすぐ組み直しましたよ。やべーやべー。だって普通にエクスプローラ立ち上げるだけで反応しなくなるほどEXPLORER.EXEが壊れてたし、ソフトウェア的な部分以外でもたとえばメモリとか、以前ものすげーカスなマザボつかまされて通電したために3本全部死にかけたし、ATAケーブル不良とか気付くまでものすごい苦労しましたよ。 ということで自作歴は結構長いつもりだったんだけど、一応あらためて確認すべきポイントをまとめておきましょうか。
VIAチップからnForce2に替えてみてUSBまわりが安定したような気がします。とくにスキャナとか、USBのオーディオとかでいきなり切れるようなトラブルはまだ起きてないっすね(伝統的にVIAはUSBがダメと言われてるんだけどね)。 で、CPUとエルザのグラボは前からの持ち越しということで。あとCDドライブ(8倍速のCD-RWと16倍速のDVDドライブ)もか。ここらへんはあれだよなー、買い換えるタイミングがなかなか難しいというか。妥当な線で行けば次はAthlonXP3200+にGFFX、あるいはGF4Tiシリーズなのかな?でも確かにパフォーマンスを求めたいのもある一方で、最近静音にもハマってしまってファンレスカードにも興味が…。
あ、あと去年ハマったマイクロソフト・ダンジョンシージの続編が2004年に出るという情報がありまして。 http://www.dungeonsiege.com/ds2.shtml このゲームの要求スペックの様子を見ながらパーツを買い換えていこうかなと思ってます。前の日記にもちょっと書いてますけど、あんまりPCゲームに興味ない人でも楽しめるとおすすめゲームですよ(ゲーム自体はそんなに難しくないです)。ホントに、気絶する直前まで徹夜して遊んだゲームって何年ぶりだろうなー。デモムービーを見ながら、今からすげー楽しみにしてるんですよ。 …で、ソフマップでパーツ売ったという話でしたっけ? というわけで契約期間終了に伴い、仕事終了〜。 まあどちらにしろアルバイトみたいなものだったんで、別にいいんですけど。…とか捨てセリフを吐いちゃいけないですね。 大学を出てからしばらくこういう情報系の仕事をやってたわけなんですけど、自分の感じるところ「何とも不毛だよなー」、というのが結局の感想なんです。で、そういうことを別の部署の人と話してたら「いいよな〜、俺も別の事やりてえよ(笑)」って。まあ渡辺さんは8月から始まる例の新サービスの基盤をやらなきゃいけないんで、辞めるわけにもいかないっすからねえ。オレはみんなのぶんまで夏休みをエンジョイすることにするんで、おまいらせいぜい頑張ってくださいよ、ということで。
たとえばの話、すごい先進的なシステムをある会社で開発するじゃないですか。で、それをエンドユーザが実際に使って「うわーすごい」とか言うわけです。まあそれはいいんです。でもその「先進的なシステム」の中では何が起こっているかといえば、ただシステムを運用している人間が「”先進的に”ものすごく働いている」だけで、マシンを動かす人間の手間は減らない。超デジタルの中はもう、ものすごい超アナログなんです。 マシンの中を開けてのぞいてみたら小さなネズミが必死で車を回していた、というパロディのように我々は巨大な歯車を回す奴隷であるわけで、そういう仕事にはおのずとピークと限界が訪れる。マシンは年を取らないけどオレらは日に日に年老いていくわけで、これでさらにコストカットで人員削減でもされてしまえば、普通よりも少ない人員でハグルマを回していかなければいけないわけなのです。 それが今の状態だったわけで、はっきりいって真っ先に一抜けで仕事を辞めることができた自分はまだラッキーですよ。正直、残されたチームのメンバーを考えると今でも不安になる!人が減った分ハグルマは重くなるし、自分の仕事をしながら新人の教育をしなければいけない!考えただけでなんて恐ろしいことなんだろう!
…そういえばくだんの渡辺さんがこんなことを話してたんですけどね。 「あーオレも別の仕事やりてえよ、たとえばドカタとかさ。日々働いて、『あーオレはここまでやったんだ』っていう達成感があっていいじゃない。こういう(情報系の)仕事ってさ、やってて出口が見えてこないのよ。ホント、常に仕事に追われている感じで。」 そうだよなー。本当に先が見えてこない。そして自分が消耗していくばかり。なんとも不毛ですよ。まあ他の業種も同様に不毛なのかもしれないですけど。
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