2001年9月の日記

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9月30日(日) 今日で9月も終わりかあ。月日のたつのは早いものです。店はバッファローズ優勝セールも手伝って、お客さんがいっぱい。実のところ、これがなかったら、今月の売り上げはたいへん危ういものでした。(^^;

 米国同時多発テロのニュースも、お客さんの出足に大きく影響したのです。危機感というより、テレビの前に釘づけだったわけだけど。(^^;音楽とスポーツは、世界が平和な時代にしか発展しないといわれています。”NO MUSIC!NO LIFE!”とは言うけれど、これは平和ボケした現代人のたわごと。いざ非常時ともなれば、いとも簡単に音楽を捨てて生き残ることだけに専念するのでは?(^^;


9月29日(土) 2日ぶりに出勤してみると、近鉄優勝ばんざい!っちゅうことで、デパート全体が活気に満ちていました。ウチの店では輸入CDの新譜を、一律\1750に。それよりうれしかったのは、社員食堂の自販機が、コーヒー&ジュース飲み放題になったこと。信じられますか?

 家に帰ったら、民放で「ユー・ガット・メール」を放送していました。チラッとだけ観ましたが、やはり”吹き替え”が最悪です。(^^;トム・ハンクスとメグ・ライアンの演技で見せるこの映画。セリフも演技の内だし、絶妙なアドリブも全部消し飛んでしまっています。私はノーカット&字幕で放送されるNHKのBS放送と、WOWOW以外では観ないことにしているのです。


9月28日(金) 本当はビクターさんのご招待で、大阪のコンベンションに行く予定だったのですが、朝起きてみるとびっくり!ほっぺたが腫れあがっているのです。先週の歯槽膿漏の手術の影響で、喉のリンパ線が肥大してしまったのですね。さっそく歯科に電話をかけて、薬を貰いに行ったものの、微熱もあるので、大阪行きは断念してしまいました。む、村治加織(美少女ギタリスト)に会いたかった。単独食い倒れツアーも水の泡。(^^;

 その代わりといっちゃ何ですが、家族で焼肉を食べに行きました。今、話題になっていますよね、狂牛病!夕食どきだというのに、店はガラガラ。日本には牛の脳や、骨髄を食べる習慣はないから、関係ないと思うんだけどね。私ら、びんぼー人はそんなことかまっちゃおられんのさ。あ〜満腹。(^^)

 夜はWOWOWで映画「ダブル・ジョパディー」を観たのでありました。昨年の公開時には観損なっていたんですよね。「同じ罪で二度罰せられることはない。」という法律なのです。夫殺しの罪を着せられ服役した妻が、6年の刑期を終え出所してから、夫への復讐を企てるというもの。もちろん愛するわが子を取り戻すためです。こうして文章にすると、ふ〜ん、で終わってしまうのだけれど、なかなかよくできた脚本、俳優の演技、美しい風景でけっこう楽しめる映画だったのです。(^^)


9月27日(木) 疲れがどっと出て寝込んでしまいました。喉のリンパ腺が腫れています。最近、公休日はこのパターンが多いです。今の仕事はそう長くは続けられないな。(^^;


9月26日(水) ¥1000廉価CDでお馴染みのNAXOSレーベル。ショパン:ピアノ作品全集を購入しました。15枚組で¥3790(税別)。発売されたのは2年くらい前だけど、オランダの倉庫に眠っていた在庫を買い付けたのです。ここまでCDが安くなるなんて誰も思わないでしょう?

 でも、いつになったら開封してゆっくり観賞できるんだろう。(^^;とにかく時間のゆとりがない。あっても身体が付いていかない。やりたいことは山ほどあるけど、すべて後回しにしている今日この頃。(^^;


9月25日(火) 1日忙しかったけれど、昨日と比べれば静かなものです。私はいつ辞めても構わないけれど、その前に嫌な奴を排除してしまいたいので根比べです。実際アルバイト君たちはよく働いてくれてますよ。社員だって、みんなアルバイトからスタートしているはずなのに。(^^;

 初心を忘れて今の地位にしがみつき、アルバイトを社員と区別したがる。社員とアルバイト?仕事は同じです。いや仕事の量はアルバイトのほうが大変かも。(^^;社員は売り上げ、在庫管理、金銭などの責任を負わされているだけです。(^^;


9月24日(月) 徹夜明け。”デニーズ”でコーヒーを飲んでいたら、隣の席にお婆さんがちょこんと座りました。「兄ちゃんはコーヒーだけかね。お腹空かへんかね。ワシは毎日ここで朝ご飯たべとるんだわ。」 どうも私はお婆ちゃんに好かれるらしい。(苦笑)聞くところによれば(というより一方的に話してくれるんだけど)、現在83歳。市役所を定年まで務め上げたんだそうな。今は年金暮らしだそうだけど、こんなレストランで朝食を食べてるとこなんかオシャレですよね。ウチの頑固婆さんではまずあり得ない光景です。(^^;

 さて会社では月曜ミーティング。今日もお局さま”S女史”の鼻息は荒い!「アルバイトたちは注意をしないと、すぐに仕事をサボっとる!」というかこの女(アマ)、人をまったく信じていないのがよくわかります。「もっと信用してやったらどうなんですか?私はあまり口出しはしないですけど、彼らは一生懸命やってくれてますよ。」と反論したら、女史はヒステリーを起こして大喧嘩になりました。(^^;

 「だいたいこんなのミーティングじゃないです。店長と社員が集まって、その場にいない人たちの悪口を言い合う。」(私は口が裂けても言わないけれど。)悪口をいう輩は決まっていて、誰も反論しないので言ったもん勝ち。社員のスキルがすっかり低下してしまって、もはや今の地位にしがみついている人たちだけが残っているのです。(^^;

 今まで溜まっていた不満をぶちまけた私は、後で店長に呼ばれましたが物怖じせず。だって本当のことだもの、間違ったことなんか言っていない。この店の社員全員(といっても僅かだが)敵に回したって構わんです。(^^;


9月23日(日) 名駅の毎日ホールで、オールナイト・シネマ・マラソンなのです。夜の10時から翌朝5時まで、映画を3本観ちゃうのだ。(^^)もちろん家には帰らず、そのまま出勤です。フツーの人なら翌日は祭日だからいいんでしょうけど・・・。(^^;

 今夜のプログラムは、「ハンニバル」、「JSA」、「ザ・メキシカン」の3本。「ハンニバル」、「JSA」の2本は前に1度観ているんだけど、もっかい観てみたいんだよね。ブラッド・ピットとジュリア・ロバーツ共演の「ザ・メキシカン」は、公開時に観損ねました。人気俳優の組み合わせだけ!という評もあったのですが、実際に観てみなければ本当のことはわからないよねえ。(^^;コンビニでお茶とサンドイッチを仕入れて出発だっ!

 「ハンニバル」 最初に観たときは、グログロな映像にショックを覚えたものの、何かもう1度観てみたかったんですよね。(^^;2度目はすでに慣れてしまうので、それほど違和感を感じませんでした。今回初めて気がついたこと・・・。

 ハンニバル・レクター博士はFBIのサイトで、”10大凶悪犯”の1人として掲げられています。劇中、FBIのホームページをよっく見ると、レクター博士の写真と一緒に、ウサマ・ビンラディン氏の写真が、ちゃ〜んと載ってるではありませんか!さすがリドリー・スコット監督!というか凝り過ぎ。(^^;この映画、全編に一部の隙もなく、まさに完璧な映像を目指しているところがすごいです。う〜む。(^^;

 「JSA」 小牧のコロナで観たときは、スクリーンの調整が完全ではなく、字幕が読みにくかったのです。おまけに私は極度の疲労で、途中何度も落ちそうになりました。さらに韓国人の名前が非常に覚えにくい。(^^;そんなこんなで、よく分からなかった箇所もいろいろ。もう1度観なきゃいけなかったんですよね。(^^)

 毎日ホールのスクリーンは観易かったです。断片は完全に繋ぎ合わされました。(^^)「シュリ」なんかと比べたら、ぜんぜん地味ですが、これはこれでけっこういい作品です。(^^)

 「ザ・メキシカン」 ブラッド・ピットとジュリア・ロバーツ共演です。人気俳優を組み合わせてヒットを狙おうという魂胆がミエミエ。公開時は観ていませんでした。同時期に公開された「プルーフ・オブ・ライフ」(ラッセル・クロウ&メグ・ライアン)がやはり面白くなかったので。(^^;でも、どんなつまらない作品でも、少しはいいところが必ずあるものです。そんなことを期待しながら観ていました。

 ストーリーそのものはかなり陳腐なもの。ただ、俳優の力量で魅せられたものはありました。ジュリア・ロバーツの大きな目と口、長い手脚は実に表情豊かです。殺し屋リロイとの不思議な友情が何ともいえないおかしみと、親しみを醸し出してくれました。(^^)


9月22日(土) 今日は有給休暇を取って歯槽膿漏の手術に挑みました。前回(下の前歯)は2時間を超える大手術(途中で麻酔が切れた!)になってしまったけれど、今回(上の小臼歯)は30分くらいで済みました。でも1日は出血が止まらないのね。にょほほほほ。(^^;

 WOWOWで映画「ミフネ」を観ました。1999年、デンマーク映画。(^^)

 天涯孤独の身でありながら、仕事ぶりが認められ、社長令嬢クレアと結婚式を挙げたクレステン。しかし結婚初夜、父親の死を知らせる電話でたたき起こされます。これまで生立ちを隠してきた彼は、妻に言い訳をし、一人故郷の島へ向かいますが、田舎の荒れ果てた農場では、父の死骸と、知恵遅れの兄ルードがクレステンを待っていたのです。

 父親の葬儀。そして知恵遅れの兄を施設に入れるまでは、彼が面倒を見てやらなければなりません。しかし、コペンハーゲンでは妻と仕事が待っています。困り果てたクレステンは、新聞広告でメイドを雇うことに・・・。

 やってきたのは若くて美しいリーバという女性です。元は高級娼婦なのですが、ストーカーめいた電話から逃れるために田舎にやってきたのです。彼女には、学校を退学させられた問題児の弟がいて、いつしかその弟ビアーケも、クレステンの家に同居することとなります。それぞれに心の傷を持つ4人は、やがて家族のように暮らし始めるのですが・・・。

 タイトルの"ミフネ"はもちろん三船敏郎のこと。それも「七人の侍」で、菊千代を演じる三船敏郎なのです。クレステンは家族のことを隠し、エリート会社員として都会で暮らすことに憧れていました。農民の出でありながら武士に憧れ、侍になろうとした菊千代。

 そして幼い頃、兄弟で三船敏郎の物真似をして遊んだこと。知恵遅れの兄ルードにとって弟のクレステンは、強くて絶対にあきらめない、七人目のサムライだったのです。(^^)映画の中にも、サムライごっこが出てきます。鍋を被って、大声でわめきちらしながら地下室から出てくるクレステン。ぜんぜん日本語になっていないのに、雰囲気だけは出ているので何ともおかしいこと・・・。(^^)


9月21日(金) 先日、「アラビアのロレンス」を観てからというもの、何か記憶の片隅に残っているものを感じていたのでありました。私がこれまでに観たデビッド・リーン監督作品は、「ドクトル・ジバゴ」そして「アラビアのロレンス」。待てよ?もうひとつあったはず?「インドの・・・」何とかいう作品で、新聞広告やポスターを見た覚えがあるのです。(リアル・タイム!)映画館には行かなかったけれど、テレビ放送されたものを観ていたはずです。

 ”ネット検索”っちゅうありがたいものが現代にはあるのですね。調べてみたら出てきました。(^^)「インドへの道」、1984年の作品です。当時、私は大学に入学したてだったわけ。「ドクトル・ジバゴ」や「アラビアのロレンス」のような、大河ロマン&スペクタクルを期待していたのに、あらすじは何だかよく分からないものでした。「マラバー洞窟で何が起こったのか?」それは最後までよっく分かりません。「思いがけないことが起こるのがインドなのさ・・・」そうは言われてもねえ・・・。(^^;

 「ミセス・モアー!」主人公のインド人男性が、最後にこう叫ぶのを覚えています。評論では、”すばらしい女性映画”とも書かれていたような。(^^;ともあれ、この作品はデビッド・リーン監督の遺作となってしまったわけです。

 そして何だかむしょうに観てみたくなりました。”16年前の私”は、”現在の私”と似て非なるもの。人生を何も知らない青二才だったわけで・・・。(^^;今観たら、当時気がつかなかった数多くのものが見えることでしょう。映画っていうのは、こういうところが面白いですよね。明日から探してみることにいたしましょう。(見つからないかも?)(^^;


9月20日(木) 公休日。WOWOWで、「インビジブル・マン」という映画を観たのですが、バーホーベン監督の「インビジブル」ではございません。(^^;モノクロ時代の「透明人間」でもございません。(^^;おそらく、バーホーベン監督のヒット作に便乗して製作されたB級テレビ映画で、日本未公開作品。

 研究室のセットなど本当にチャチなもので、想像力を補わなければとても観られたものではありません。役者たちも明らかに二流。(^^;劇中、やたらモノローグが多いのも、カット割りを節約するための手段でしょう。CGも使用されているけれど、こんなのは既に過去のレヴェルでしょうね。(^^;

 主人公は心優しい泥棒。老人介護施設に侵入し、金庫に爆薬を仕掛けたところ、爆発音で爺さんが卒倒。死ぬなよ〜!ってんで心臓マッサージを施したら、爺さんは息を吹き返したけれど、警官に踏み込まれてあっけなく御用。裁判では老人フェチの変質者と訴えられ、マヌケな弁護士のために死刑を宣告されました。信じていた恋人にも呆れられ、お先真っ暗。(^^;

 それを救ったのが実の兄、国家的な天才科学者なのです。人体実験の被験者になることで、死刑をまぬがれるといいます。彼はしぶしぶ承知しました。それが透明人間の研究だったのです。脳髄に埋め込まれた特殊な腺(クィックシルヴァ)によって分泌される体液は、光を屈折させるため、身体が透き通って見えるといいます。神経を集中させることによって発汗し、衣服を着ていてもそのまま変身できるのがミソ。(^^;また、手に触れた物体をも、透明にすることができるのでたいへん便利。(^^)

 ところが科学者たちの中には裏切り者が!兄は殺されてしまいます。最期の言葉は、「行け、お前ならやれる、お前は俺なんかよりずっと頭がいい。」子供の頃から、何を競ってもかなわなかった兄。コンプレックスの対象だった兄が、実は弟思いのいい兄貴だったのですね。ホロリとさせられます。(^^;

 この映画、低予算のB級なれど、割り切って挑んでいるところが何とも楽しい。映画のそこかしこに、「予算がないので」というセリフが散りばめられ、真面目さと不真面目さが入り混じっています。正義と悪は紙一重の理論まで持ち出され、いやはや脚本の妙にニヤニヤさせられました。(^^;でも最初の30分くらいで飽きちゃう人もいるだろうなあ。(^^;


9月19日(水) 仕事帰りに三省堂書店に寄ったら、浦沢直樹の”MONSTER”第17巻が!さっそく購入して読んでみるところ、どうやら本当に佳境に差しかかったようです。巻末には”次集にて完結!”との予告さえあります。ここまでの道程は長かった。(^^;月刊誌の連載だから、ペースが極端に遅かったんですよね。

 双子の兄の記憶と思われていたものが、実は妹の記憶だった。妹は自ら体験した忌々しい記憶を、兄に話していたのです。兄が怪物(MONSTER)となり、人々に復讐を企てたのが、実は妹への愛情からだったと、物語は意外な発展を遂げたのでした。次集は2002年初春発売予定!って、まだまだ大分先の話になってしまうけど・・・。(^^;


9月18日(火) 最近、常連客の間で、”私が店にいなかった”という意見をよく聞きます。欠勤しているわけではないけれど、レジ交換などでいったんバック・ルームに引っ込んでしまうと、なかなか抜け出せないのです。従業員の数はそのままでも、正社員が少なすぎるのが原因。今日もくたくたです。(^^;

 WOWOWの録画ビデオがものすごいことになっています。じっくり観たいんやけどなあ。(^^;最近のNHKBS放送は、米国同時多発テロ関連のニュースで、時間変更がやたらと多いのが悩みのタネです。せっかくタイマー録画しても、録れていないことがしばしば。(^^;


9月17日(月) 仕事に疲れているのは私だけではありません。やる気がないのは私だけではないらしい。(^^;社員と準社員で管理しているレジ交換。計上を記録する用紙は間違いだらけ。間違っていることさえ気づいていないのだから、気づいた私がちょこちょこ直すハメになる。(^^;

 ミーティングで、再度見直すよう提案したのだけれど、その日の最後の売り上げをチェックする段階で、何も改善されていないのに驚きました。”バカバカしくてやっとれんわ〜”というのが本音でしょう。普段から反抗的な私はともかくとして、表面は”いい子”を装っている人たちの”仮面の下”を覗いた気分。(^^;


9月16日(日) 米国同時多発テロに関する特別番組を、いろいろと研究していました。ブッシュ大統領は、軍事的報復もやむなしと息巻いていますが、イスラムの事情についてもう少し詳しく調べてみる必要があります。

 イスラム世界では、欧米先進国の文化を取り入れ、近代化を図った国家もあるのです。もちろん酒もたしなみます。暮らしが豊かになる一方、貧富の差が激しくなるなどのマイナス面も出てきたわけです。そこで、いまいちどコーランの教えに従い、イスラムの原点に回帰しようとする一派が現われました。これを”イスラム原理主義者”といいます。

 昨今のニュース番組では、”原理主義者”と”過激派”を混同しているフシがあります。”原理主義者”はテロリズムを認めているわけではありません。”過激派”はその中のごく一部に過ぎないのです。また”聖戦”と呼ばれている”ジハード”という言葉も、コーランにある”日常の努力”ともいうべき言葉を、キリスト教的世界観で誤訳したものです。(^^;

 タリバン(原理主義者の一派)は、ウサマ・ビンラディン氏から経済的援助を受けて繋がっているといいます。また、ビンラディン氏は、アメリカの株にも投資しているので、資本主義経済をも受け入れているのですね。麻薬ルートにも一役買っているという噂も・・・。単なる”テロリスト”と純粋な”原理主義者”は区別されなければなりません。(^^;


9月15日(土) 昨日から、ウチの会社(某レコード)”専用ギフト・カード”という、不便な金券の販売が始まりました。(^^;なに、”音楽ギフト・カード”(通称レコード券)のことじゃありません。”音楽ギフト・カード”なら、全国のCDショップで使用できるし、世間一般に浸透していますから・・・。”専用ギフト・カード”というのは、ウチの会社(某レコード)でしか使用できないのです。愛知県下に4店舗!しかないのですよ?

 従業員の100%が、本社に向けて不信感を募らせています。お客さんにとって不便な金券だし、会社にとってどんな利益があるのか理解できません。疑わしくなるのは、一般客への一時的な借金ではないかということ。(^^;

 金券は100%回収できるわけではないのです。数%は紛失したりしてしまいます。また有効期限が無期限なので、会社が倒産してしまわないかぎり、何年後、何十年後に使っても構わないわけです。その間、会社は一時的な利益を得るわけですが、そこまでしないと資金は調達できないのか?懐具合を疑われてしまいますよね。(^^;

 相次ぐデパート倒産によって、使用不能となった商品券が出始めました。消費者は、”いつでも使える便利な商品券”というイメージを見直さなくてはなりません。(^^;


9月14日(金) エアコンの取りつけは昨日1日では終わりませんでした。家には居場所がありません。(^^;美濃加茂市文化会館で行われる、ホーン・クワイヤー・ナゴヤのミニ・コンサートを手伝いに行きました。

 練習に参加できないので、今回、私は降り番です。というか、練習不足もいいとこ。(^^;録音&ビデオ担当とさせてもらいました。文化会館ホールではなく、ロビーで行われる無料の”ふれあいコンサート”。響きがいいので、安心して演奏できます。ホルンは響きのない条件では苦戦を強いられるのです。アルペン・ホルンの二重奏も行われましたが、普通の金属でできたホルンと違って、音の遠鳴りすること!(^^)

 師匠の8ミリ・ムービーを借りて録画も務めましたが、1時間もの間、手でカメラを支えるのは辛かった。手ブレしないよう、注意を払っていましたから。三脚を用意すべきだったのですね。か、肩が痛い。(^^;


9月13日(木) 久しぶりのホルン練習日でした。私は1オクターヴくらいしの音域しか吹けません。(^^;他のメンバーは明日、美濃加茂でミニ・コンサートを行うのだそうです。私は練習不足なので参加できませんが、聴きに行く約束だけをして解散。

 我が家は空港に近い場所にあるので、市から”防音工事”を施されています。かれこれ15年前になりますが、空調(エアコン)が老朽化したため、現在、交換作業中なのですね。業者さんが出入りしているので、家には居場所なし。矢場町のヘラルド・シネプラザへ映画を観に行きました。

 期待の「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」を観たのでありました。(このいきさつについては、
8月16日の日記を見るべし。)ニコラス・ケイジ製作、E.エリアス・マーハイジ監督、ジョン・マルコヴィッチ、ウィレム・デフォー主演。

 吸血鬼映画の傑作といわれる1920年のサイレント映画、「吸血鬼ノスフェラトゥ」。原作はもちろん「吸血鬼ドラキュラ」ですが、B.ストーカー未亡人の許諾が得られず、吸血鬼は”オルロック伯爵”と名前を変え、舞台もイギリスからドイツへと移されました。吸血鬼のスタイルは黒マントの紳士ではなく、白塗りスキンヘッド、尖った耳、ネズミのように尖った2本の前歯と、長い爪。マックス・シュレックの鬼気迫る演技は本物の吸血鬼とさえ噂されました。

 この話を膨らませて、シュレックは本物の吸血鬼だったとし、ムルナウ監督は完璧な映画を撮るために、主演女優の生き血を餌に、吸血鬼を役者として雇った・・・。”もしも”の世界を映画にしてしまったわけです。鬼監督、ムルナウをジョン・マルコヴィッチ。シュレック(吸血鬼)をウィレム・デフォーが、とても嬉しそうに演じています。

 とても面白かったのですが、これってもしかしたら、”映画好きのための映画”?一般受けが難しいと悟ったのか、映画館は一番小さなスクリーンを当てていました。客はそれなりに入っていたんですけどね。(^^;


9月12日(水) 米国同時多発テロ・・・一度に4機ものジェット旅客機をハイジャックして、自ら操縦し、目標物に命中させるとは・・・。映画のような出来事が現実に起こっているのです。

 現在、かなりまとまった情報を入手してから日記を書いています。米国では軍事的報復を下すべきとの声が、全国民の8割以上を占めていると聞きました。家族や恋人、親しい友人を失った人々の怒りはもっともですが、アフガニスタンの一般市民が巻き添えになるとしたら、それは悲しいことです。

 ブッシュ大統領は、この戦争を政治的に利用することも考えています。国民の多大な支持を得ることができるからです。”力こそが正義” こんな原始的な理論がはばかっていいものでしょうか?米国は”核兵器”を保有しているからこそ、ここまで強気になれるのだと思います。

 昨年観た映画に「13デイズ」というのがありました。”キューバ危機”を回避したJ.F.ケネディは偉大であったと改めて知らされます。


9月11日(火) 休館日、お休みです。ネット・サーフィンをしていて、フト思い出したのが、6年前の東京本社で、私のアシスタントを務めていた女の子です。ネコ好きのS子さんといいました。ちゃきちゃきっとした頭のいい子だったのですが、自律神経失調症で、ときどき熱を出しては休んでいたのですね。

 「体調が思わしくないのと、クラシックのアシスタント以外に、もっとやってみたいことがある。」 辞めてしまうのは残念だけど、可能性に挑戦してみるなら、今の仕事にしがみつく必要はない。夢が叶うよう、がんばってください。(^^)そういってお別れしてから、風のウワサでは、英語の勉強のためにアメリカへ行ったとか?筆不精の彼女が最後にくれた手紙には、「ミニFM局で、DJやってます!」と書かれていましたっけ?

 YAHOOで検索してみたら、何と出てきました。しかも顔写真付きで!ローカルFM局ですが、夢を叶えたんですね。写真を見てみると、こりゃあちょっとしたアイドルじゃありませんか。(^^)

 「ねもさんと、あたしと、どっちが先にゴールイン(結婚)するか、競争ですよ!連絡くださいよ!」

 そんなことも言ってましたけど、どうなったんでしょうねえ。(^^;とりあえず、私はまだまだです。(^^;


9月10日(月) 歯が痛むので、会社をお休みしました。歯槽膿漏が進行している歯なんですけどね。再来週には手術を施す予定なんですが、体調を崩すとすぐに炎症を起こしてしまいます。

 痛いの何のって、頭の左半分が割れるように痛いです。薬で痛みを抑えたって、やっぱり痛い。歯科医に診せると、手術の日程を延期されてしまうので、結局、行きませんでした。消毒して飲み薬をくれるだけだもの。(^^;薬・・・。前にもらったのが3日分ほど残っているのです。

 「腫れたり、痛くなったりしたときに飲んでください。」 大抵そういうときは、腫れも痛みもないんだよねえ。(^^;で、薬が効いてきたのと、疲れが溜まっているのとで、くーすかくーすか、眠っていたのでした。


9月9日(日) 九十九電機で、”できるWindows Me”、”できるWindows Me(活用編)”という2冊の本を購入しました。これももちろん”父用”です。私の”Windous 98”より、機能も充実。セキュリティや自己修復機能も強化されています。何だか自分も新しいパソコンが欲しくなってしまいますが、キリがないのでガマンガマン。(^^;でもたぶん3年以内には買い換えるでしょう。その頃にはデスク・トップ型が姿を消しているかも?(^^;

 よ〜く考えてみたら、ワープロだって最初はCRT(ブラウン管)搭載型だったんですよね。今はもうそんなの見たことないでしょう?(^^;デスク・トップ型パソコンが姿を消すのも、時間の問題かと思われます。

 かつてノート・パソコンは、HDD容量が小さいなどと言われていましたが、今は20GBとかザラですよね。逆にもうそれだけの容量は必要ないんじゃ?というくらい。プロ・ユースで大容量HDDを使いたいときは、外付けにすればいいのですから。よ〜し、今のうちから貯金をしておこう!(^^)

 話はそれますが、歯が痛くなってきました。会社に備え付けの救急箱には、”バファリン”がありますが、いちばん利用しているのは私じゃないかしらん?明日1日、ガマンすれば明後日は休館日なんだけどなあ。(^^;


9月8日(土) 九十九電機で、”できるWORD2002”、”できるEXCEL2002”という2冊の本を購入しました。もちろん”父用”ですが、私も素人インストラクターだし、”WORD”&”EXCEL”の機能をフルに活用できているわけではないのです。いわば、”わからなくなったとき用”ですな。(^^;

 もっとも、私のPCにインストールされているのは”98年版”です。日本語変換システム”IME98”は、おっちょこちょいで困り者ですが、さすが”IME2002”はお利口さん。これじゃ”ATOK12”も姿を消すわけだ。”入れ立てのお茶”も変換できます。PCの世界は新しいもん勝ち!(^^)


9月7日(金) 父が新規購入したノート・パソコン。SHARP”Mebius”をセッティングしました。昔のパソコンと違って、プログラムが最初からインストールされているとは!(^^)それでも、オンライン登録や、プリンタ・ドライバのインストール、ODNのサインアップは必要です。2時間ほど費やしてしまいました。(^^;

 その後は、ウィンドウズ講習会です。父はマウスの扱いがヘタクソ。(^^;まずは、”ダブル・クリック”から教えなくてはなりませんでした。う〜む、先が思いやられるなあ。(^^;本日はPCの起動と終了の仕方。”ソリティア”を使ってマウスの練習。Outlookでメールを送信する方法。(^^;

 最初のデスク・トップ画面には、インターネット接続のショートカットなど、素人がうかつに触れてはいけないものばかり。(^^;”いらんものはフォルダに収めよう!”って、”米兵”のCMではないけれど、再度、デスク・トップのカスタマイズに挑戦。アイコンも文字も巨大化!見にくいというのだから仕方ないでしょう。

 確かに、英語が読めない人にとってはツライものがあるのです。父はもと教師(中学校&小学校)ですが、この世代の人は”本ん当”に英語が読めません。”CROWN”というクルマのエンブレムさえ読めないのですから。(それでも教師か?)


9月6日(木) ヴァージン・シネマズ名古屋ベイシティへ「アラビアのロレンス」を観に行きました。地図を見ながら迷走して・・・。(^^;それはもう、巨大なシネコンだったのです。本編はノーカット版なので、途中休憩を入れると4時間ほど。6時30分の上映だから、終わる頃には11時近くになってしまいます。(^^;今日は、キャラメル味のポップコーンを仕入れて臨むとしましょう!(^^)

 私はこの映画が大好きで、中学生の頃から数えると、4、5回は観ていると思います。最初に観たのは民放のテレビ(淀川さんの解説!)でしたから、もちろん大幅なカットがありましたし、2週に分けて放映されたと思います。NHKのBS放送や、図書館で借りたビデオはかなり完全に近いものだとは思いますが・・・。

 映画の冒頭は5分ほど、映像なし(真っ暗)で、テーマ音楽が流れるのです。この手法はテレビで放送できません。5分も映像が映らなかったら、途中から見た人はテレビの故障と勘違いしてしまうからです。(^^;その後は、俯瞰で捉えたオートバイの映像。ロレンスは燃料を補給したり、整備を施しています。画面には製作者の名前が、映っては消えていきますが、見覚えある名前が出てきてびっくり!この話はまた後で・・・。(^^;

 音楽がいったん途切れると、ロレンスのオートバイ爆走が始まります。最初にテレビで観たときは、このシーンから始まっていたのです。自転車で走ってきた少年を避けようと、木立に突っ込んで即死。物語の冒頭から、ヒーローが死んでしまうなんて・・・と、驚いたものでした。

 さて、話を戻します。見覚えある名前とは、高名な指揮者だったのです。サー・エドリアン・ボールト指揮ロンドンフィルハーモニー管弦楽団。作曲はもちろん、モーリス・ジャールですが、演奏にも一流の指揮者と楽団を揃えていたとは!(^^)このスケールの大きさ。おおらかで優しい味わいは、紛れもなくボールトの個性です。(^^)

 映画はやはりすばらしいものでした。中学生のときは、ロレンスの優しさ、カッコよさばかりに惹かれましたが、重ねて観るうちに、視点が変わってきます。ピーター・オトゥールのホモ・セクシャルを感じさせる雰囲気。ときにはマゾヒズムさえも・・・。(^^;

 ノーカット版をじっくり観ると、ロレンスも組織(軍隊)の中では、自分勝手なことばかりしている子供のような(幼稚な)将校であったこと。そして短所は長所に通じるというか、逆に少年のような純粋さが、アラブ人(組織とは無縁の人々)を惹き付け、英雄として称えられたことに気が付きました。

 やがて自分が英雄ではなく、1人の人間にしか過ぎないことを悟った彼は、いったん帰国するのですが、軍部の圧力に屈して再び戦場に戻ります。もはや政治に利用されるだけの汚れた英雄であることも承知の上で・・・。(^^;

 ロレンスがただ一途な英雄であったなら、この映画は単なる娯楽大作で終わっていたでしょう。彼は複雑な人間でした。行き場を失い、田舎で隠遁生活を過ごすことになりますが・・・。そして、この映画では描かれなかった部分。・・・すっかり神経質になってしまった彼を励ましたのは、かの文豪バーナード・ショウであるとも聞きます。最期は自転車の少年を避けようと、自ら木立に突っ込んだ(自己犠牲)ようにも見えます。英雄は孤独なのです。


9月5日(水) 月初の数字を出さねばならないので、サービス残業してました。(^^;ええ、もう仕事に執着心はないです。(^^;辞めたとしたら、ヒトに使われることなく、自分で社長を務めたいです。今はずるずると働いているだけ。(^^;

 仕事って何だろ?お給料をもらうだけではないはず。(^^;自分の能力をフルに活用して、社会に貢献すること。(お金無しでは語れないけれど。)何かいいアイディアはないものかしらん。(^^;

 「世間はそんなに甘くない」とも言いますが、名乗りをあげた者勝ち?実際、社長さんの多くは甘ちゃんなんですけど・・・。(^^;現に、ウチの会社で一生懸命働いてくれているアルバイト君たちには申しわけないです。おそらくこの先何年経っても、社員への昇格は極めて困難。私も今のポジションから先は、見えないです。(^^;

 なぜって?会社(社長)が、そう決めたからです。みんな自分の身が可愛いので、誰も反対しなかったからです。どんどん新しいアルバイトが入社してくれれば、賃金はいくらでも安く抑えられるからです。ベテランはお荷物というわけですな。(^^;


9月4日(火) 映画める友のH子さんに、「アラビアのロレンス」の招待券を譲ってもらうこととなりました。メールを送ったらすぐに返事がきて、今日にでもお店に持ってきてくれるといいます。ありがたや、ありがたや。持つべきものはめる友なり。(^^)

 DVD発売を記念しての特別試写会なのです。9月6日、ヴァージン・シネマズ名古屋ベイシティにて。3時間48分のノーカット版です。こんなのスクリーンでは、お目にかかれないことでしょう。もっともH子さんご本人は、帰りの電車がなくなってしまうので、当日は行けないのだそうですが・・・。(^^;

 地図を見ると、これは大変!クルマでしか行きようがありません。(^^;近くを走っているのは、JR西名古屋港線と名古屋港線。あ、これは貨物線だから人は乗れないのか!(^^;地下鉄名城線東海通駅からは、かなりの距離があります。路線バスなど当てにできないし・・・。(^^;

 当日は公休日なので、地図を見ながら迷走することにいたしましょう。こ〜ゆ〜ときだけ”NAVI”が欲しくなります。(^^;


9月3日(月) NHKの”夢伝説”は、オードリー・ヘップバーン特集でした。ゲストは舞台演出家の市川森一さんと女優の八千草薫さん。ちょっと脱線しますけど、八千草薫さんって、お婆ちゃんになっても綺麗ですよね。(^^)

 「オードリーは”演技”の人ではなかった」 オードリーは演劇の勉強を積んだわけではないのです。天性で演じていたのですね。(^^)面白いエピソードは、「ローマの休日」で、G.ペックが”真実の口”に手を差し入れる場面。手を噛み切られてしまったかのように、袖に隠してみせるアイディアは、G.ペックと監督が仕掛けたことで、オードリーには知らせてなかったそうです。だから、びっくりして半ベソかいたように怒ったのはまったくのアドリブ。す、すばらしい・・・。(^^;

 「”ティファニーで朝食を”原作者のカポーティは、M.モンローを主役に考えていた」 この要望は契約云々の問題で叶えられなかったのですが、オードリーが”ホリー・ゴライトリー”を演じることとなり、この名画が誕生したわけです。この映画は、オードリーの”お気に入り”の一編でもあります。

 映画では真実の愛に目覚め、ハッピー・エンドを迎えるホリーですが、原作の結末はかなり複雑なものでした。

 ブラジル行きの飛行機に乗るため、タクシーに乗りこんだホリーとバスター(フレッド)。
 スラム街に猫を捨て、「さあ、とっととどこへでもお行き!」と言い放つホリー。
 少しタクシーを走らせてから、考え直し、猫を探しに引き返す2人。土砂降りの雨です。

 ホリーは自分の愚かさを悔い、泣き出してしまいます。映画だとここで猫が登場。2人と1匹で堅く抱き合いハッピー・エンドなのですが・・・?

 原作では猫が見つからず、バスターはホリーに、「また後でここに来て、猫は必ず探し出すから・・・」と約束します。ホリーは泣きながらもブラジルへ。

 しばらくして、バスター宛に届いたホリーの手紙には、「ブラジルで新しい恋人を見つけた、でも旦那には奥さんと7人の子供がいる・・・」と書かれていました。しかし、それからというもの音信不通。どこにいるのかも分からなくなってしまいましたとさ。(^^;

 それから10数年後。カメラマンのユニオシさんは、アフリカの奥地を探検していましたが、とある部落で、木彫りのお面に遭遇します。お面・・・、それはまさしくホリー・ゴライトリーの顔だったのです。(^^:

 M.モンローが”ホリー・ゴライトリー”を演じていたなら、まったく別の映画になったことでしょう。というか、原作のこの結末は、M.モンローにふさわしいと言えるのかも?(^^;ちなみに、”MOON RIVER”は、まったく別の詞でした。

 Don't wanna sleep,
 don't wanna die,
 Just wanna go a-travelin'
 through the pastures of the sky.

 眠りたくもないし
 死にたくもない
 ただ、旅をしてみたいだけ
 大空の牧場を抜けて


9月2日(日) やっぱり昨日は休むんじゃなかった。(^^;本来、土曜日は担当者が3人揃う日だったのです。まあ、私が1人抜けても大丈夫だろうと考えていたのですが、実はアルバイトの I 君が事前に有休を申請していたのです。すっかり忘れていました。(^^;

 Oさんごめんなさい!土曜日は超忙しかったはず!新譜も結構、入荷してきていたもんなあ。(^^;不甲斐ないのは私の身体・・・。もう、無理が利かなくなってきています。いっそのこと仕事を辞めるか、長期休暇を取りたいんだけどなあ。


9月1日(土) 体調を崩して会社をお休み。頭痛がひどいので、バファリンを飲んで寝ていました。昼過ぎには回復したので、映画でも観に行こうかしらんとは思いましたが、食事を摂ってパソコンに向かったら眠くなってしまいました。どこにも行かず、誰にも会わず、何もしない。これでは日記に書くことがなくなってしまうじゃないですか?

 外には出なかったけど、家で文庫本を読んでいました。先日購入した宮部みゆき著「R.P.G.」(集英社文庫)。インターネット上で構成された”擬似家族”。その”お父さん”が刺殺されるという事件が!やがて、その3日前に絞殺された女性と、遺留品が共通していることが判明します。

 擬似家族は、お父さん、お母さん、カズミ、ミノルの4人で構成されていました。他人同士が、映画試写会のホームページで知り合ったのです。まったく知らない人たちだから、自分の悩みや本音を打ち明けて相談することもできる・・・。でも、そんな優しいお父さんを殺したのは誰?現代社会が抱える家族のすれ違いが、思いもよらぬ悲劇を生むことになってしまったのです。

 警察の小さな取調室の中で、捜査は動きはじめました。まるで舞台劇のようです。そしてこの舞台には、最初から用意されたシナリオがあったのです。「模倣犯」の武上刑事と「クロスファイア」の石津刑事が再会。家族の絆っていったい何だろう。いっとき映画MLにハマっていたことのある私には、背筋を逆撫でされるようなキビシイ記述がいっぱいです。(^^;そして最後のどんでん返し・・・。またもや宮部ワールドにやられました。すごいわ・・・。(^^;


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