2003年8月の日記

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8月31日(日) いつも読ませてもらっているのは、どこかのだれかが運営するホームページ。クラシック音楽の掲示板に、常連さんの1人がこんなことを書かれていました。お名前を仮にMさんとします。(以下、引用文は文章を一部校正・省略。)

 
オーケストラの楽器で、間違いや吹きそこないがもっとも目立つのが、ホルンではないでしょうか。もちろんトランペットやトロンボーンにもありますが、私が聴いた限りではダントツでホルンだと思っています。

 
ポピュラー系のコンサートでは、あらかじめ録音されたものに合わせて、歌手が「口パク」を行うことがけっこうあるそうです。オーケストラの場合も、難しい部分をあらかじめ録音しておいて、その部分のみ、楽器を吹くフリをして録音を流せばいいかもしれません。

 
しかし、音を出すタイミングが難しそうなので、もっとも良いのは、ホルンの音はシンセサイザーで代用することでしょう。ただし、視覚的には問題なので、ホルン形態の電子楽器ができれば一番でしょうね。

 
ホルン奏者といえば、デニス・ブレインが有名ですが、彼はオーケストラ練習の際、自分が吹かないときには、自動車の本を読んでいたということですね。もっとも、それでも、いざ、演奏すれば素晴らしかったので、指揮者は文句を言えなかったそうです。

 Mさんの意見に対して、普段は流し読みしていたアマチュアのホルン奏者が、猛反発の文章を寄せました。そりゃそうでしょう!(^^;レコード、CDをおよそ数百枚は所有しているであろう、しかもご年配の音楽ファンにしては、あまりにも寒〜い意見ですものね。

 また、別の方は、ベーレンライター版を使用したベートーヴェンの交響曲演奏について触れておられました。そして、指揮者の楽員に対する人事の権限についても、大きな誤解が・・・。とうとう、“やめときゃいいのに”お節介な一文を投稿するハメになってしまったのです。(^^;

 私もホルン経験者です。いつも愉しく読ませていただいております。

 Mさんへ

 ホルンのまろやかな、そして時に荒々しくと、さまざまに変化する音色はシンセサイザーでは表現できません。演奏の難しさは、音色と表裏一体なのです。唇を振動させて音を作っているので、奏者の体調も演奏に大きく影響します。

 ブルックナーの「ロマンティック」、チャイコフスキーの第5番のソロなど、楽譜をみれば、音域・奏法ともけっして難しいものではありません。安全運転をすれば音が外れるようなことはないのですが、演奏は平たんで、つまらないものになってしまいます。

 「俺のとびっきりの音色で、ホールを満たしてみたい」その気持ちが奏者を極度に緊張させ、ソロ直前の数小節などは身体がガクガク震えます。できれば一度、生のコンサートをお聴きくださいませ。

 指揮者のみならず、目で見る楽員の表情や、会場のざわめきなど、レコードやCDと違って、“音”以外の情報にあふれています。キズや失敗はあっても、いい演奏を体験できることがあります。

 若輩が失礼なことを申し上げるようですが、金管楽器というものは、マウスピースからベルの開口部まで、穴が通っているだけで、音を発する仕組みが何もない、ということをご理解くださいませ。

 文字が伝える音楽の情報

 ジンマンのCD以後、ベーレンライター版によるベートーヴェンの演奏が流行っていますが、本名徹次さんの指揮する名フィル定期で演奏した私の師匠は、「ホルンは1ヶ所違うだけ。全体で見てもそう大きくは違わないと思う」と漏らしていました。ジンマンの演奏は、ベーレンライター版を下敷きに、自筆譜のボツになったスケッチを取り入れたんじゃないか?と、私は推測しています。

 オケの楽員と接していると、演奏家に伝えられる多くの文字情報やエピソードが、「ありえない・・・」ということに気がつきます。オーケストラはひとつの会社組織です。デニス・ブレインの自動車雑誌のエピソードは面白いですが、やはりハナシ半分と考えた方がいいのかな?

 ブレインだから特別!なんてことは、会社では認められないし、周囲を気遣うことのできない人が尊敬を集めることなんてできないからです。また、指揮者の都合で楽員を辞めさせたりすることはできません。よほど大きな問題が発生して、楽員たちからリコールが起きないかぎり。

 オケの楽員たちは、「今朝、カミさんと喧嘩してきた」とか、「子供を塾に行かせたいが、金をどこから工面しようか」とか、「熱が39度もあるのに休むわけにいかない」とか、「新しく入団したヴァイオリンの女の子を誘おうか」とか、さまざまな煩悩を抱えたまま演奏会に臨んでいます。

 しかし、そうした人たちが一所懸命がんばれたときに、いい演奏が生まれるのであって、評論家諸先生がのたまう、音楽の精神とか、指揮者の解釈とかいった文章とは、およそかけはなれたものです。しかし私は、だからこそいっそう、音楽は面白いものだと感じています。


8月30日(土) 長崎ちゃんぽんが食べたくなったので、高田馬場の“リンガーハット”まで、サンダル履きで歩いて行きました。ちゃんぽんは何と、¥380(税別)で食べられるのですね!今までまったく気がつきませんでした。(^^;暑い夏こそ、汗ビッショ、鼻水グショグショで熱いものを食べた方が健康的なんだな、と改めて思い知らされた次第です。(^^)

 ついでに高田馬場の中古レコード屋さんを見て回っていたら、米RCA盤の「ライナー・コンダクツ・リヒャルト・シュトラウス」という4枚組LPボックスを発見。しかも¥300(税別)とくれば、迷わず“買い”でしょう。そして、ブーレーズ指揮ロンドン響の幻想交響曲と、ブーレーズ指揮BBC響の「青ひげ公の城」をそれぞれ¥200でGET!

 ブーレーズの2枚は、今まで見たこともない幻想的なジャケット・デザインが気に入ったのです。レジで、「検盤しますか?」と聞かれ、「まあ、いいっすよ・・・」と気楽に断ったのですが、家に戻って開封してみると、さあ大変!「青ひげ公」の中身は「SANTANA」のLPでした。(^^;

 ジャケットはお気に入りだし、丁寧な歌詞対訳も付いていて、口惜しいことこの上ありませんが、再びてくてくと高田馬場まで歩いて返金させてもらいました。このお店での中身違いは2度目なんですよね。(^^;「このまま帰るのも何だなー!」ということで、別の中古レコード屋さんを物色します。

 レコードにめぼしいものはなかったのですが、レーザー・ディスクのコーナーで、映画「エレファント・マン」(1980年イギリス)を発見!それはレンタル専用のパッケージで、しかもゴールド・ディスク仕様。2枚組(3面)で¥500(税別)という破格値なので買ってしまいました。確か、少し前までビデオもDVDも発売されていなかったような・・・。

 家に戻ってパソコンで検索してみたら、昨年の2月にDVDが発売されていたようです。でも¥500で買えたので、全然オッケー。(^^)デヴィッド・リンチ監督の出世作であり、名作の誉れ高い映画ですが、“奇形”を扱ったことが災いしたのか、映画公開の後、2回くらい?テレビ放送されただけで、最近は、すっかり見なくなってしまっていたのです。

 私が最初に見たのは、もちろんテレビでです。淀川長治さんの「日曜洋画劇場」で、その当時は吹替えでした。テレビで2度観た記憶がありますが、その後、20年近く観る機会がありませんでした。たしか2年ほど前、映画のメーリング・リストに参加していたときに、「エレファント・マン」が話題に上ったことがあったのです。

 メーリング・リストのメンバーでは、「観たことがある」と答えた人と、「知らない」と答えた人とで、2つに分かれました。「観たことがある」と答えた人も、「大昔・・・」ということで、20代の人たちが知らないのも、無理のないことです。インターネットで調べても、“あらすじ”を正しく覚えていない人が多数。いったいどうしたことでしょう?

 2年前の時点では、ビデオ、LDとも販売が終了してしまって、レンタル屋さんにも在庫がない状況だったのです。昨年の“WOWOWデヴィッド・リンチ特集”でも、放送されませんでしたし・・・。(^^;DVDの発売を心待ちしながら、また観てみたいなあ、と思っていたのです。

 さて、20年ぶりの再会です。ラストでジョン・メリック(エレファント・マン)は、愛情と幸福に包まれて、自らの命を絶つ決心をするのですが、実はすでに自分の命がそう長くはない、ということを悟っていたようです。このヒントとなる短いエピソード、テレビ放送ではカットされていたような気が・・・?(^^;

 そしてバックに流れる優しい音楽は、サミュエル・バーバー作曲、弦楽のためのアダージョ。今までこれに気づかなかったということは、本当に20年以上観る機会がなかった、ということになりますね。テレビ放送では“お約束”のようにカットされてしまうエンド・タイトルによれば、アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団の演奏だったのです。


8月29日(金) SCRIBENDUMというレーベルから、かつてカール・シューリヒト(指揮者)が、CONCERT HALL SOCIETYに録音した音源を集めた、10枚組のCDボックスが発売されました。そして同じく、ピエール・モントゥー(指揮者)がCONCERT HALL SOCIETYに録音した音源も、4枚組のCDボックスとなって発売されたのです。

 CONCERT HALLというのは、1960年代から70年代にかけ、名曲全集として通信販売されていたLPレコードです。一般の店頭に出ることはなかったのですが、優れた演奏も数多くあり、高く評価されていました。後に、日本コロムビアがライセンスを取得し、名曲ギャラリーのシリーズに編成して、再発売を行っています。

 SCRIBENDUMのCDボックスは、EMIのART(ABBEY ROAD TECHNOLOGY)を手がけている、イアン・ジョーンズ氏によって、最新の技術でリマスタリングされました。「目の覚めるような鮮やかな音質で蘇った」と、“レコード芸術”の評論家は語っていますが、実際のところはどうなんでしょう?

 私の手許にある日本コロムビアの3枚のLPレコード。そしてSCRIBENDUMのCDボックスから、同じ曲目を比較試聴してみました。(^^)

(1) ブルックナー:交響曲第7番
   カール・シューリヒト指揮ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団(1964年録音)
   日本コロムビア OC-7259

 まずLPから聴いてみますが、30年前の録音とは思えないみずみずしい音質です。響きの薄いサッパリした録音ですが、ハーグ・フィルのマイルドな音色が味わえます。ベルリン・フィルやミュンヘン・フィル等に比べたら、合奏能力はとても及びませんが、「いい音楽を作ろう」という意思が、指揮者にもオーケストラにもみなぎっています。

 次にCDを聴いてみます。冒頭からいきなり耳に飛び込んできたのは、おびただしいテープ・ヒス。マイルドな音色は、角ばった音色に加工されてしまい、弦楽器がギンギン鳴っています。強弱の乏しいフラットな録音は、人工的に圧縮伸張されており、フォルテッシモになるとテープ・ヒスが増え、音像が間近に迫ってくるのがわかります。

(2) モーツァルト:交響曲第40番、第41番「ジュピター」
   カール・シューリヒト指揮パリ・オペラ座管弦楽団(1964年録音)
   日本コロムビア OC-7253

 やはりLPの方が良い音質です。たっぷり音楽を楽しめる、きれいなステレオ録音。CDは冒頭から盛大なテープ・ヒスが耳に飛び込んできます。ノイズだけではなく、音そのものが揺れていて、かなりのドロップ・アウト・・・?日本コロムビアのLPは1980年に発売されていますが、20年を経て、マスター・テープがヘタってしまったのでしょうか?ブルックナーと同じように、音色が人工的に加工されており、とても聴けたものではありません。

(3)ベルリオーズ:幻想交響曲
   ピエール・モントゥー指揮ハンブルク北ドイツ放送交響楽団(1964年録音)
   日本コロムビア OC-7258

 3枚聴き比べた中では、これが一番まともでした。(^^;1965年度のACCディスク大賞を受賞しています。もともと優秀録音だったので、あまり加工を施さずに済んだのでしょう。しかし、弦楽器の音はギンギンしています。LPを聴いてしまったら、CDの音は聴けませんね。

(まとめ)3種類の演奏を聴き比べましたが、すべてLPレコードの勝ちです。イアン・ジョーンズ氏による最新リマスタリングとは、いったい何だったのでしょう?「私はオーディオのことは良くわからないから・・・」という人でも、この違いはハッキリわかると思います。そして、日本コロムビアの技術者の方々(名前は記されていませんが・・・)には、実に良い仕事をされたものだと、敬意を表します。

 所有するレコードをCDに買い換え、処分していく方々・・・。本当に音は良くなっているのでしょうか?手放す前に、ぜひ一度、聴き直してみてはいかがですか?(^^)


8月28日(木) 先週から体調を崩していたのですが、さすがに今日は辛かったです。下腹に鈍い痛みと、腰の痛みがあります。食べ過ぎ&飲み過ぎがたたっているかも知れないし、せっかくダイエットしたのに、体重も元に戻りつつあるような感じです。(^^;

 よって、本日は絶食であります。しかし、まったく食べないのも身体に良くないので、少しの牛乳とバナナを2本だけ。痛みが和らげばよいのですが・・・。明日はお粥にしましょうか?しばらく散らかしっぱなしにしていた部屋も大掃除して、気分を一新しましょう。(^^;

 “ねこたま”で撮ってきた写真を整理して、プリントに出しました。京セラ“サムライ”には、広角レンズ使用時の歪をデジタル補正する機能があったのです。完全といわないまでも、それなりに補正してくれるのがいいです。そしてまた、写真屋さんのプリントには、きちんと色調補正がかけられているのがうれしいです。(^^)


8月27日(水) いちばん安いお酒はなんだろう?友人と食事するとき以外、私は外で酒を飲むということはありません。今まで独りで飲むときは、たいてい“鬼ころし”の200ml紙パックでしたね。コンビニでも酒屋さんでも、だいたい¥100で買えます。容量は同じなのに、ワンカップは少し高くなるのです。

 発泡酒は新製品を見かけると、たま〜に試してみるのですが、やはりビールの旨みにはかなわない。どうしても、ノンアルコール・ビールにアルコールを入れたような感じがしてしまう。(^^;それとやはりビールは食前に飲むものだと思うのです。時間が経つと口の中が渋くなってしまって、料理まで不味くなってしまうような・・・。

 ワインの安物はダメです。いや、安くても美味しいものはあるのですが、当たり外れが多いなあ。当たりの銘柄を覚えておいて、継続して購入するようにすればいいんでしょうけど。(^^;日本酒はたとえ安くても、お燗にするか、氷を入れて冷やしてしまえば、美味しく飲めます。

 最近、少し驚いたのは、缶チューハイの値段ですね。350mlのものです。コンビニだと平均¥150くらいですが、大型スーパーや酒屋さんでは¥100で買えるものが出てきました。すべての銘柄が、というわけではありませんが、味覚的にはソフトドリンクみたいなものですから、その都度いろいろ試してみればいいわけで・・・。

 缶コーラや缶ジュース(正確にはソフトドリンク)だって、¥100ではなかなか買えないでしょう?お酒はついに缶ジュースの値段を下回ってしまいました。何だか不思議な感じがしますが、未成年は飲んじゃいけませんよ〜。(^^;


8月26日(火)  ビデオで映画「メイフィールドの怪人たち」を観ました。ジョー・ダンテ監督作品。1998年アメリカ映画。トム・ハンクス、キャリー・フィッシャーらが出演です。

 メイフィールドの田舎町に住むレイ(トム・ハンクス)は、せっかくの休暇を家でのんびり過ごそうなんて考えている。優しい奥さま(キャリー・フィッシャー)は、子供を連れてリゾートへ行きたいと思っているのに、である。レイは1ヶ月前に隣に越してきたクロペック一家が気になって仕方がない。建物も庭も荒れ放題で、住人は深夜にときおり外を出歩く程度。そして何よりも、毎晩のように地下室から聞こえてくる不気味な物音と怪しい光・・・。

 とか何とか考えていると、近所の頑固爺さんだったウォルターが、愛犬を放ったらかしにして行方不明。お節介やきの隣人アートや、軍人かぶれの変人マークを交えて、「こりゃ、どうもクロペック家が怪しい・・・」などと話していると、レイの飼い犬がお隣から骨を拾ってきた。どうやら人間の大腿骨であるらしい。妄想に頭の膨らんだ3人は、クロペックの外出中に家に忍び込み、おそらく殺害されたであろうウォルターの遺体を探そうと結託するのだった。

 トム・ハンクスが何ともいえない可笑しさを好演。そしてキャリー・フィッシャーといえば、「スター・ウォーズ」のレイア姫ですが、ここでは実に感じのいい奥様として登場。何でもできるいい女優さんと再認識した次第です。“妄想3人組”をウォッチングしながらバカ受けしているファンキーな大学生は、コリー・フェルドマンですが、「スタンド・バイ・ミー」で、黒縁眼鏡をかけていた不良少年そのままなんですよね。

 いつの時代であろうが、お隣さんに対する好奇心、っていうのは変わらないみたいですね。ヒッチコックなんかは、それを上手くスリラーとして取り入れていますけど。ちなみにこの映画、完全なコメディではありません。結末はちょっとわかんないですよ?(^^;


8月25日(月) 身体の調子は良くないのですが、アルバイトを休むわけにはいきません。昨夜は早く眠ったので、とりあえず早起きして出かけます。調子が悪いからといって、ギリギリまで寝ていると、よけいに辛くなることは分かっているからです。(^^;

 予定の1時間前に水道橋の駅に着いてしまいました。早すぎ。(^^;喫茶店でアイス・コーヒーとライ麦パンのサンドイッチを食べ・・・。ゆっくりと時間をかけて、そう、リセットしてスタンバイする時間が必要なのであります。出かけます。(^^)

 アルバイトは先日と別件で、写真をスキャンしたのですが、数量が多すぎます。やってもやってもちっとも終わらない。(^^;夕方6時、7時、8時・・・。夕食に牛丼弁当をよばれて食べて・・・深夜12時までかかって終わりました。疲れました。(^^;


8月24日(日) 昨日から24時間テレビが始まっていますね。吉岡美穂ちゃんは大阪会場のメイン・パーソナリティとしてがんばっているはずですが、関東地区ではまったく映っていないのです。(^^;どうしたんだろう、メインの武道館はともかくとして、各地方との連絡があってもよさそうなのに・・・。

 私は体調を崩して伏せっています。下腹に鈍いキーンとした痛み。バイト先で仕事が終わった後に、酒をよばれる日が続いていたので、そのせいだろうか?明日はまたアルバイトに行かなくてはならないし、身体を休ませていただきます。とりあえず、溜まっていた洗濯物だけ片付けました。(^^;


8月23日(土) 先日のデザイン会社の社長さんから、緊急召集。飛び込みの仕事が1件、入ってしまったので、アタリ用の写真をスキャンして欲しいとのこと。再びアルバイトとして出勤することになりました。今月はアルバイトばかりしております。(^^;

 “アタリ”というのは、レイアウトを決めるための画像データのことです。プリント写真や、ポジフィルムをスキャンして、画像データを起こしていきます。しかし、実際の製版では専門の写植分解を用いるため、これはあくまで、“参照データ”でしかありません。

 とはいえ、トリミングやアミの濃さを決める手がかりになるので、いい加減というわけにもいかないのです。今日は初めて“フォトショップ”を使わせていただきました。いや〜、便利ですねえ、面白いですねえ。色バランスの崩れた写真も、すーっと奇麗な写真に早変わり。(^^)

 ちょっとピンぼけな写真でも、パリッとしたシャープな写真になる(ごまかせる)のですね。私もいつか買おう、いつか・・・きっと。エッ、もう持っていらっしゃいます?(^^;私の場合、パソコンがフリーズしてしまうでしょうね。まずはハードからテコ入れです。(^^;


8月22日(金) 東急田園都市線二子玉川(ふたごたまがわ)駅へ。通称“にこたま”なんですが、世にも不思議なテーマパークがあるというので出かけました。その名も“ねこたまキャッツパーク”。世界の猫の動物園なのです。(=^・^=)

 ペットショップのMK.スエマツという会社が経営しているのですが、何といっても一番人気は“ふれあい広場”。ペットが飼いたくても、アパートやマンションでは飼えないでしょう?私もそんな1人なんですが、幼稚園くらいの子供を連れたお母さん、カップル、女子大生たちで大賑わい。

 子供たちは、きゃあきゃあと大はしゃぎ。いくら慣れっことはいえ、ちょっと猫たちも迷惑そう。達観した猫などは、手の届かない梁の上でスヤスヤ。私はデジカメで写真が撮りたかったのに、起きて動いている猫は子供たちが追っかけているものだから、寝ている猫ばかりを撮るはめになりました。(^^;

 自分の家で飼っている猫ならば、無言の会話があるのだけれど、コンパニオン猫たちはちょっと冷淡。毎日、大勢のお客さんを癒してあげるのだから仕方ないか。私の訪れた時間帯は、西洋種の猫が中心で、日本猫に触れなかったのは残念。(^^;“ねこたま”には“福”という名の三毛猫の雄がいるのだそうです。もう16歳のお爺さん猫ですが・・・。

 おみやげに“福”の缶バッジを買って帰りましょう!ありがたや、ありがたや、ご利益ありますよ。たぶん。(=^・^=)

   


8月21日(木) ビデオで映画「トットチャンネル」を観ました。(^^)大森一樹脚本&監督、斉藤由貴主演。1987年度作品。原作は黒柳徹子さんで、「窓際のトットちゃん」もお年頃。NHK俳優研究所の試験を受けることに。日本ではまだ、テレビ放送が産声を上げたばかりの時代のお話です。

 原作は、大昔に読んだことがあります。学校から帰ってきたら、下駄箱の上に「トットチャンネル」の文庫本。母がどこからか借りてきたんだろうな、と思ってパラパラとめくっていたら面白くなってしまい、そのまま玄関にしゃがみこんで読破!薄暗くなった頃に母が帰ってきて、「何で電気つけないの〜」と言われたものです。

 さてさて、そんなことを思い出しながらも観てみると、やはり大森流ポップ・ムービーだなと思わせるのでした。黒柳さんがいくら、「私って本当にドジだったの!」とおっしゃっても、それはやはり謙遜して言ってることでしょう?たいへんな努力で現在を築いてきたわけで・・・。

 斉藤由貴さんのドジっぷりは、まぎれもない天然です。舌っ足らずの喋りもそのまんま。大森作品をポップ・ムービーだな、と思うのは、旬の(露出の多い)タレントを起用して、観客がその人に抱いている思い込みを、そのまま利用してしまうことです。

 あらすじのあるプロモーション・ビデオといった方がいいのかな?だからこれは黒柳さんの若い頃ではなく、斉藤由貴さんの映画だということ。ぶっちゃけた話、演技も何も要りません。ちょうどよく収まっているのです。

 映像においても、映画というよりテレビ。バストアップ(胸から上のアップ)が多すぎます。斉藤由貴さんのベビー・フェイスにクラクラの人もいるだろうな。これは理屈抜きで楽しむ青春映画。共演者の中では、植木等さんの優しい演技が光っています。(^^)


8月20日(水) アルバイト3日目。朝からひたすら文字直し。原稿は何?・・・といえば、奥州生まれ、江戸時代の独創的な社会思想家、安藤昌益(?〜1762)についての論文です。

 今から約300年前、「農本的共産主義」こそ理想の社会、と唱えた思想家です。時代背景を考えると、このような過激な思想が存在したこと自体が、奇跡ともいえるでしょう。明治32年、旧制第一高等学校校長狩野享吉により、昌益の著書が発見され、その存在が証明されました。

 昭和25年、駐日カナダ代表部主席E.H.ノーマンは、「忘れられた思想家〜安藤昌益のこと」を著わし、昌益の名を日本のみならず、世界に向けて知らしめようとします。ノーマンは昌益を通じ、戦後の日本は外国の模倣による国づくりでなく、自国の歴史を学ぶことによって独自の国づくりをするよう、進言したのでありました。

 しかし、ノーマンの研究は時代の波の中で彼方へと追いやられ、黙殺され、やがて自殺へと追いやられてしまうのですが、昌益の思想がノーマンを通して昇華され、悲劇の人生を歩ませてしまったかのようにもとれます。頭脳明晰とはいうけれど、頭が切れすぎることもまた危険ですね。文字直しの作業をしながら、すっかりハマってしまいました。(^^;


8月19日(火) アルバイト2日目。昨日取り込んだ原稿を、文字直ししていくのですが、事務所のパソコンが不調。(^^;電源の取り回しがまずいのか、ディスプレイが真っ暗になってしまい再起動。それを重ねること数回。せっかく訂正した文書も、その度に少し前からやり直しです。

 その後は、テキスト編集用ソフト“秀丸”が暴走。またもや再起動。IMEパッドとの相性が悪いのかも知れないということで、WORDに変換して作業を進めます。調子よくできてるな・・・と思いきや、暴走。再起動。繰り返し。思ったほど能率が上がらず、明日も出勤することになりました。帰り際にメンテナンス・ウィザードかけました。(^^)


8月18日(月) デザイン会社の社長さんからお呼びがかかったので、月・火とアルバイトに出ることになりました。さて、今日のねも艦長はスキャナと格闘。100枚のOCRを取りました。OCRとは何だ?画像として取り込んだ文書を、パソコンでテキスト化していくのです。

 コピーのように簡単にはいきません。かなり多くの文字が化けますからね。(^^;精度を上げるために、文書が傾いているときはスキャンを取り直したり、ハサミで切り抜いて並べ替えたり。最近の印刷物ならまだしも、和文タイプの文書や、新聞からのコピーは大変です。文字化けの嵐・・・そんな風に1日が過ぎていったのでした。(^^;


8月17日(日) あ、少〜し晴れ間が見えたなということで、お出かけ。ネタを仕入れるために、高田馬場の中古レコード屋さんを徘徊しました。20年以上前からずっと探していたレコードを発見!(というか、カタログのほとんどが頭に入っているのですが・・・。)

 東芝EMI「栄光のカルロ・マリア・ジュリーニ」という、フィルハーモニア管弦楽団を振った一連のシリーズで、チャイコフスキー:交響曲第2番「小ロシア」と、ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」のカップリング。この「禿山の一夜」は、高校生の頃、一度だけFM放送で聴いたことがあり、強烈な印象を残していたのです。

 最初に聴いたときには、速いという印象を持ったのだが、聴き直してみると、そんなに速くも思われない。描写的なところはなく純音楽的だけれど、正確に刻まれる弦楽器の動きが、せわしく動き回る魔物たちを思わせます。ホルンのゲシュトプ奏法や、木管楽器の繊細な表情がいいです。

 録音データは1956年10月8日とあるので、50年近く前の録音ですが、音質的には何の不満もありません。とても美しい音です。実は私、この頃のジュリーニの録音をけっこう集めています。いちばんのお気に入りは、ストラヴィンスキー:「火の鳥」とラヴェル:「マ・メール・ロワ」をカップリングした1枚。

 「火の鳥」は残念ながら、盤質の良くないアメリカ盤で、パチパチ・ゴロゴロと雑音が出ます。状態の良い国内盤を探してはいるのだけれど、今のところ見つかっていません。この時代のホルン奏者はアラン・シヴィル。圧倒的なソロが聴けるのであります。(^^)


8月16日(土) 今日も1日中雨・・・。天気予報によれば明日も雨・・・。いつまで降り続くのだろう。天気が良くなったら、海へ行ってみたいなあ。もう何年も海を見ていないような気がします。とりあえず、今週いっぱいは無理みたいだけど。(^^;

 今、テレビで劇場版「サンダーバード」(1967年イギリス)を観ています。今回の放送に当たって、黒柳徹子さん(ペネロープ)、中田浩二さん(1号の長男スコット)、宗近晴見さん(2号の三男バージル)など、37年前にNHKで放送されたときの吹き替えメンバーが、アフレコのために集まったといいます。

 黒柳徹子さんのペネロープって、こんなノンビリした喋りだったっけ?人形の唇に合わせているのだから、確かなのでしょうが、ちょっと滑舌が悪いなあ。早口で鳴らした黒柳さんも、もうお婆ちゃんだから仕方ないのかな?それじゃ、なぜ?昔の吹替えを使用しないのか?いえいえ、たぶん紛失してしまっているのです。(^^;

 大人になった今でもやっぱり面白い。芸術的ともいえる繊細なミニチュア。どんな小さな部分にもごまかしがないのです。そして007にも通じる、イギリス人特有のとぼけた味わい。夢オチではあるけれど、「クラブ・シューティング・スター」でのアランとペネロープのデートでは、クリフ・リチャードの歌までオマケについていました。

 映画版ということで、バリー・グレイの音楽もどこかリゾート気分を感じさせるアレンジに仕上がっています。そして、エンディング・タイトルが素晴らしい。マリオネーション(人形)でなく、イギリスの誇る吹奏楽団、ロイヤル・マリーンズ・バンドの演奏によるサンダーバード・マーチが見られるのです。オマケたっぷりの映画でした。(^^)

   


8月15日(金) 1日中雨・・・。マンションの階段が川になっています。被害が出ているわけではないけれど、大雨洪水警報が発令されています。むしろ、名古屋の方が雨足は遠ざかったようで・・・。ちょっと肌寒いですね。(^^;

 さて、Microsoftからの情報によると、新種のウィルスが蔓延しているようで、8月12日に発見されたばかりだというのに猛威を奮っています。友人のホームページを閲覧していたら、「パソがネットに接続できなくなったので、携帯から日記をUPしています。(翌日)ウィルスに感染してしまったようです〜!」と書かれていました。

 このウィルスは、メールから感染するのではなく、ネットワークに接続しているパソコンに、セキュリティホールがないかを探しながら、感染を広げていくそうで、W32.Blaster.Worm(ブラスターワーム)と名付けられました。対象となるOSは、Windows 2000,Windows XP,Windows NT4.0,Windows Server。

 私のパソコンはWindows 98なので助かりました。(いい加減新しいの買えよ!)ところで、ウィルスはどんな人たちが作っているの?というと、“フリーランスの技術者”たちで、何のために作っているかというと、“自分を売り込むため”であります。

 ウィルスは“兵器”になるからです。莫大な資金を投資して、原水爆やミサイルをこしらえなくとも、ウィルスによって1国の通信機能をダウンさせることができるのです。それらは、ごく普通の家庭で使用されている程度のパソコンによって、作られているはずです。(^^;

 このデモンストレーションに、Microsoftはてんてこ舞いさせられているけれど、その影では、ウィルス開発者と某国政府、あるいは諜報部、もしくはマフィア、はてまたショッカーとの契約が取り交わされているのかも。BIGLOBEのサーバがここ数日調子が悪いのにも参ったなあ。(^^;


8月14日(木) 昨日はお呼ばれだったのですが、大して飲んだわけではありませんよ。しかしながら、体調を崩してしまいました。朝起きて不燃物のゴミを出し、コンビニでサンドイッチを買って食べ、パソコンを立ち上げてメールをチェックしていたら、偏頭痛が・・・。結局何もできませんでした。(^^;

 深夜、何も食べてないけど食欲ナシ。ものすごい雨が降っています。名古屋では大雨洪水注意報が出てるなあ。2年前の集中豪雨みたいなことにならなければいいが・・・。真夏だというのに気温は20℃。むしろ肌寒いくらいですね。照ったり降ったり、今年はホントに変な夏です。(^^;


8月13日(水) 洗濯機を回していたらお昼になってしまったので、お弁当を買いにコンビニへ。レジでお金を払おうとしたら、ブルッと寒気がきたので、ハックション!あ、鼻血だ・・・す、すみません、ティッシュを貸してください・・・。(^^;

 夏バテか〜?血を見たらドッと疲れが出てきました。そういえば肌も荒れてるし。(^^;それでも今日は、以前お世話になってたデザイン会社の社長さんからお呼びがかかっているので、クラシックのCD-Rをコピーして持っていこうと取りかかりました。

 4枚作ろうと思っていたのに、半日かかって2枚しか作れませんでした。ドライブは6倍速まで対応しているのに、データの転送が間に合わないので、実質2倍速。HDDの書き込みと合わせたら、等倍速以上の時間がかかってしまいます。

 そして、ただ録音するだけでなく、曲目をWORDでプリントアウトしなくてはいけません。CD-Rコピーの最中に他のアプリケーションを立ち上げたらどうなるか?誰もが考える素朴な疑問・・・。

 WORDを立ち上げたら、“レコーダーへの転送が間に合いませんでした。ブランクディスクをセットしてリトライしてください。”との表示。そのままリトライできないかな?とディスクを入れてみたが、認識不能。こうして3枚目はオシャカになってしまったのです。ま〜¥50くらいのものなのでいいんですけどね・・・。(^^;

 ずっと前に友人からCD-Rをもらったとき、「時間かかるでしょう?」と聞いたら、「24倍速なので一瞬ですよ!」アッケラカンと言われたものです。みんなもう、2台目、3台目のマシンを使っているんだもんなあ。(^^;


8月12日(火) 髪が伸びてきたので、美容院へ。担当の美容師さんは、肩揉みが上手だったので、すごく得した気分です。「痛くないですか?」と聞いてくるのは常ですが、私の場合「思いっ切りやってください!」というのが常です。しっかりツボを押してもらいました。(^^)

 天気が良いので、久しぶりに神田神保町へ。音楽専門の古書店で、LPカタログを漁ろうとしたのですが、収穫ナシ。かなり買い漁ってしまったし、いつも入荷があるわけでもないんだよなあ。今までコンスタントに購入できていた、という方がむしろラッキーだったのか?

 そのかわり、いろんな書店&古書店を見て廻ることができたので、買い損ねて半ばあきらめていた本などもげっと!仕事の予定が、すっかりシュミに走っちゃってるけど。(^^;“手作りハンバーグとインド風カレーの店”に入って、看板メニュー“手作りハンバーグとインド風カレーのセット”(そのまんま)を食べました。美味しかったな。(^^)


8月11日(月) 先日、¥50で購入したドヴォルザーク:チェロ協奏曲(堤剛(チェロ)/ズデニェク・コシュラー指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団)を聴きました。なぜ?¥50なのか?CBSソニー・ファミリー・クラブ(通販)のLPで、本来はクラシック大全集という100枚ほどのセットなんですが、中古ではバラ売りになっているのです。

 ジャケットがシリーズで統一されていて、名画をあしらったデザインとなっています。LPコレクターはどうしても、オリジナル(最初に発売されたときの)デザインにこだわるため、中古レコード店でも、こういったシリーズには“価値なし”の判断を下してしまうのです。

 実は私、このシリーズを中古で何枚も購入しています。ジャケット・デザインにこだわらなければ、プレスも上質だし、全集セットで購入してしまうと、全部を聴くのもなかなか大変ですよね。けっこう新品同様の状態で出てくることが多いのです。

 堤剛のチェロは大変美しく、よく歌っていて素晴らしいものでした。コシュラーのサポートも立派なものですが、チェコ・フィルの実力については、若干疑問を感じるところがありました。ピッチ(音程)の幅が広すぎるのです。これは、ヴィヴラートのかけすぎと、不統一というところにあります。

 ヴィヴラートの幅を持たせることで、響きに厚みを持たせている、とはいえるのですが、ピッチの幅が広すぎて、音楽にメリハリが付いていません。ティルシャルが吹いているであろうホルンも同様で、ソロであればちりめんヴィヴラートもOK。しかし、ハーモニーにまで同じスタイルを保つことは、無理があると思うのです。

 チェコ・フィルの録音を次々とリリースしている国内レーベル“E”は、プロデューサーがトランペット出身で、チェコ・フィルのケイマルに師事したことから、レコーディングへの活路を切り開いています。Eレーベルの営業担当も、フルート出身で、チェコ・フィル主席のフルート奏者に教えを受けたのだそうです。

 以前、この営業さんと、お話をしたことがあるのですが、チェコ・フィルの管楽器奏者は、アタック(音の出)をタンギング(舌)ではなく、腹筋による圧力だけで音を出しているのだ・・・と、教えてもらいました。

 そんな馬鹿な?単純な曲はそれでいいかも知れないけれど、そんな悠長なことを言っていたら、複雑な近現代の楽曲にはついていけません。チェコ・フィルの演奏、ただでさえ、縦の線が揃っていないのに・・・。あるゆる楽曲、あらゆる指揮者の要求に対応できるのが、すぐれたオーケストラといえるのではないのでしょうか?

 不思議なことに、カレル・アンチェルの指揮していた1960年代には、チェコ・フィルも実にキビキビした演奏をしていて、ショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」をはじめ、数多くの名演盤を遺しています。1972年には、レオポルド・ストコフスキーの指揮でバッハ・トランスクリプションや、エルガー:エニグマ変奏曲も録音していますが、これもまた名演。

 どうも、ヴァーツラフ・ノイマン常任の時代に、伝統はおかしな方向に進んでしまったのか?1人の指揮者による、30年にも及ぶ安定した期間。内情はわからないけれども、それが必ずしも、音楽的にプラスしたわけではなかったようです。かたくなに伝統を守りながら、現代化への擦り合わせに取り組んでいるウィーン・フィルのようにはいかないものでしょうか?


8月10日(日) 台風一過、かんかん照りです。台風の翌日って必ずそうなんですよね。天気は良くても、前日までに降り注いだ水分を一気に蒸発させようとするため、湿気もものすごいことになっています。私は昼夜あべこべで徹夜明けしてしまったし、暑さを避けて家でひっそりと暮らしていました。

 昨日聞いていたラジオ番組の中で、「かっこいいTシャツを見つけて買ったんだけど、洗濯したら縮んで着れなくなってしまった!」というリスナーからのお便りがありました。パーソナリティーは、「どうしたんだろう、乾燥機で縮んじゃったのかなあ?」といぶかしげ。私も気になっていたことがあるので調べてみることにしました。

 おそらく綿100%のシャツだと思うのですが、調べてみたところ、通常、国内で販売されている商品は、洗濯表示に従って洗った場合、洗濯後の縮みを1.5%〜2%以内で納めるよう、品質の確保が行われているのだそうです。

 長袖の場合だと、1cm〜2cmほど袖の縮む可能性がありますが、着られなくなるほどのものではありませんね。そこまで縮んでしまったというのは、やはり、品質の良くない輸入物を買ってしまったのでしょうか?

 もっともこれは、縮まない対策を施した綿製品についての話です。そうでない場合、洗濯すると10%くらい縮んでしまうおそれがあるのです。私の家ではカーテンで失敗したことがありますから。

 現在のカーテン生地は、ほとんどポリエステルですが、昔は綿100%でした。洗濯すると2mのカーテンで20cmも縮んでしまいます。私の母は、縮んだカーテンを伸ばそうと引っ張って、破ってしまったことがあるのです。(笑)それ以後、カーテンを新調する時は、裾を20cm折り込んで縫製し、最初の洗濯を行う前に開くようにしたのです。

 「トムとジェリー」では、トムが部屋のカーテンを切り抜いて、背広をこしらえるという話があります。お気に入りの背広を着て得意顔のトムですが、ジェリーと追っかけっこをしているうちに、金魚鉢の水をかぶってしまいました。さあ大変!背広はみるみるうちにギュウギュウと縮んで、トムの体からスポーンと抜け出してしまいます。

 すっかり縮んで小さくなってしまった背広は、ネズミのジェリーの体にフィットする大きさになった、というわけで、今度はジェリーがお気に入りの背広を着て得意顔。こりゃまた、実に科学的なオチがあったのです。(^^)


8月9日(土) 台風の影響で突発的に強い風が吹いたり、陽が注しているのに雨が降ったりと、めちゃくちゃな天気でした。先日、中古レコード屋さんで購入した、R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」(ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団)を聴いています。バーゲンLPのコーナーにて¥50で購入したのですが、中身は新品同様でした。うれしいねえ。(^^)

 リヒャルト・シュトラウスといえば、ドイツ近代ロマン派の音楽。「それなら、ベルリン・フィルやウィーン・フィルの演奏で聴く方がいいんじゃない?何でアメリカのオーケストラで?」という意見もあるでしょう。しかし一方で、ライナー指揮シカゴ交響楽団やセル指揮クリーヴランド管弦楽団の名盤が存在することも忘れてはなりません。

 “世界で1番うまいオーケストラ”といえば、フィラデルフィア管弦楽団のことであり、奏者の1人1人がソリストとして通用するほどの実力を持った“オールスター・オーケストラ”なのですが、その辺が“アメリカナイズされた”とかいう、誤解の元になっているのかもしれません。

 さて冒頭、低弦のユニゾンからしてもの凄い迫力!軽快なテンポで突き進んでいきます。このオーケストラ、ホルン奏者(メイソン・ジョーンズ)が強力なので、チェロとのユニゾンが実に美しい。弦楽器と管楽器の音色をミックスさせる重要な役割ですね。コンサート・マスターはアンシェル・ブルシロウ。中間部で、ヴァイオリン・ソロと低弦との対話が繰り返されるあたり、実に上手いです。

 録音は1960年ですが、おそろしく鮮明です。管楽器のソロは表情豊かに捉えられており、どんな小さな音符もごまかしようがありません。何度も聴いているはずの楽曲なのに、新しい発見がポロポロ現れます。“目からウロコ”いや、“耳からヤドカリ”、そんな言葉はないんですけどね・・・。(^^;

 一般にリヒャルト・シュトラウスの名盤といえば、カラヤン指揮ベルリン・フィルということになるのかな?そういえば持っていました「英雄の生涯」(EMI)。取り出して聴き直してみます。(^^)う〜む、これはカラヤン独特の“レガート奏法”で再構成された演奏で、終始なめらか&まったり。美しいことはたいへん美しいのですが、細かい描写は響きの中に埋没してしまっています。それに1974年の録音なのに、オーマンディ盤より音質が良くない?(^^;

 今回の勝負、オーマンディの勝ち!というか、私の所有する「英雄の生涯」の中でもベストになってしまいました。え〜、そんな評価をくだすレコード評論家は、日本のどこにもいないでしょう。(^^;うん、だから¥50で売られていたんでしょうけどね。(^^;中古レコードの価格は店によってマチマチですが、高くても¥500位で出回っていると思うのです。騙されたと思って聴いてごらんなさい。(^^)


8月8日(金) 布団カバーを洗濯しようと思っていたのに、大雨が降ってきました。洗濯する前に気がついたので、悲惨な目に遭わずにすみましたが・・・。(^^;でも、昨夜選洗濯したシャツやGパンは、少しだけ濡れてしまったので、エアコンを効かせて部屋干しです。また台風が近づいてきているようで、各地で大きな被害が出ているようです。

 ホームページの表紙にアクセスカウンタを設置しました。何で今まで無かったかというと、いろいろ事情がありまして、3年前にホームページを開設したときには、まだ有料のサービスしかなかったのです。無料サービス(代わりに広告バナーが付く)の業者もなかったわけではありませんが、どこもすでに希望者で満員!の状態でした。

 ビンボー癖の私は、“ホームページには1円もかけない!”というのがモットーです。フリーでダウンロードできるCGIも拾ってみたのですが、サーバとの相性が合わなくて起動しませんでした。そんなわけで、とりあえず断念!その後、長らくホームページを更新できない時期もありましたので、放ったらかしになってしまったのです。

 しかしながら、今や多くのプロバイダが掲示板や、カウンタを無料で提供するようになり、いつの間にかBIGLOBEでも無料サービスを行うようになっていたのですね。ネットサーフィンをしていて、ふとそのことに気がつき、リンクを張った次第です。HTMLのコマンドをペーストするだけなので、カウンタをクリアする方法と合わせて、15分くらいで出来てしまいました。

 YAHOOに登録した覚えはないのですが、知らぬ間に検索ロボット君が侵入して、コンテンツを登録していったようです。あちらこちらでリンクも張られているようだし・・・。(^^;来る者拒まず、去る者追わず。みなさん、掲示板に足跡遺していってくださいね。キリ番ゲッターも募集しております。(^^)


8月7日(木) ピンポ〜ン!と玄関のチャイムが鳴ったので出てみると、クリーニング屋さんの営業ということでした。 「先日、チラシの方を入れさしていただいてたんですけど、ご覧になっていただけましたでしょうか?」 そんなの無かったような気もするけど、捨ててしまったのかもしれません。 「いえいえ、いいですよ、アルバイトがちゃんと配ってなかったかもしれないし・・・。」

 30歳くらいだろうか、人なつっこい兄ちゃんで、「お布団のクリーニング、どうされてます?」とのことでした。そう、今使用している羽毛布団は7年目になるのだけれど、さすがに汗臭い。クリーニングには出したいが、代わりの布団が無いため出せないでいたのでした。

 「ウチは朝、預かったら、夕方までにはお届けしますんで大丈夫ですよ。だけどね、お客さん、羽毛布団にもいろいろあって、クリーニングに出すとダメになっちゃうものもあるんですよ。よろしかったら、ちょっと見させていただけますかねぇ。」 というわけで、玄関まで布団を持ち出してチェックしてもらいます。

 「ああ・・・これは、たぶんクリーニングすると、油が焦げるような臭いが出ちゃうでしょうね。中で黴が出てるような感じもします。定期的にお布団乾されていましたか?」 確かに仕事が忙しくて、ずっと乾せなかった時期もありました。 「今ねぇ、クルマに見本を積んできてるんですよ。お布団を捨てるのにもお金がかかるご時世でしょう?ウチ、布団の販売もやってるんですけど、古いお布団は引き取りますし、少しのお時間でいいんで、一度見るだけ見てくださいませんかねぇ。」

 う〜ん、商売が上手いなあ。(^^; 「とても良い布団ですよ!」というので、とりあえず見てみることにしました。確かに敷布団は、ガッチリと腰の入った作りで、ちっとやそっとでヘタれないというのもうなずけます。 「ときどき屏風折りにして立て掛けておくだけで、天日に乾す必要もないし、ホコリは一切出ません。」

 羽毛の掛け布団は、ダウンがしっかり詰まっていて、変にフワフワしたところもなく、かなりの高級品ではあります。 「どうです、いい布団でしょう?分割でオッケーなんですよ。月々、新聞代くらいのお小遣いで買えるんですよ。」 えっ!布団をローンで買うの???私はどんな高価な買い物でも、すべて一括主義なんですけど・・・。(^^;

 「16,000円だったらどうでしょうかね?」って、それ月々¥16,000ってことでしょう?安い布団なら¥16,000で買えるじゃないですか?いったい幾らの品物なんですか?

 昔、テレビでコニシキが宣伝していた“丸八眞綿”の寝具には、15年ローンまであるんだそうです。(受け売りですけどね。)確かにそんな布団で寝たら気持ちいいんだろうけど、私の常識はついていけないのでした。

 「お客さん、一生使えると思ったら、今買っといたっていいじゃないですか。お爺さんになって、足腰立たなくなってから買ったってしようがないですよ・・・。」 これはクリーニング屋さん(本当は布団屋さん)の最後のお言葉。何と言われようが、ビンボーの染み付いた私にゃ買えません。明日は、久しぶりに布団カバーを洗濯してみよう。(^^)


8月6日(水) 吉野家で牛丼をかきこんでいると、有線から流れてきたのは聴き覚えあるメロディー。さて、何だろう?パッと聴いただけなのに、次のフレーズがスラスラと浮かんできてしまいます。これは、童謡並みに作曲技法が単純だからなのですが・・・。でも、歌っているのはSMAPのようです。ふ〜ん?(^^;

 妙に気になるので、調べてみたのですが・・・。(以下、ニュース記事より編集、敬称略。)

 
人気グループSMAPが歌う「世界に一つだけの花」が、売り上げ200万枚を突破したことが7月28日、音楽情報誌「オリコン」の集計で分かった。シングルCDの200万枚突破は、福山雅治の「桜坂」以来3年1ヶ月ぶりという。SMAPにとって200万枚突破は初めて。

 
同曲は、シンガー・ソングライター槙原敬之(34)の作詞作曲で、昨年発売されたアルバムの中に収録されていたが、テレビドラマ「僕の生きる道」の主題歌に選ばれ、シングルリリースされた。 イラク戦争時に“反戦歌”として人気が高まり、チャート1位も獲得、ロングセラーとなっている。

 ちなみに、私はテレビをほとんど観ないので、「僕の生きる道」は知りませんでした。(映画しか観ません。)だから「世界に一つだけの花」も聴いたことはないはずです。街中でBGMとして流れていたのかも知れませんが・・・。

 記憶のHDDをウルトラ検索してみたところ・・・出てきました。
6月20日の日記で試聴レポートした辛島美登里のアルバム「12k」(1998年3月発売)の2曲目、「湖」の一部に、よく似たフレーズがあるのです。このアルバム、さほど有名ではありませんが、「湖」はシングル・カットもされているため、槙原敬之は知っていた?という憶測も生まれます。

 もちろん曲全体の構成は、辛島美登里の方が優れています。起承転結がはっきりしていて、変化にも富んでいる。(当たり前か・・・。)槙原敬之は、ひとつのフレーズを、少しずつ変化をつけながら繰り返しているだけ・・・。楽譜に起こしてみるとよく分かります。そして音域も狭いので、誰でも歌えるわけですね。(^^;

 私ごときが、楽曲分析しても仕方のないことですが、世の中にヒットする音楽には、優れたものもあれば、時流にかなっただけのものもあるということです。イラク戦争時の鬱屈した思い・・・人々は元気になるクスリを求め、それが人気テレビドラマの主題歌に当たったのですね。

 昨年のお正月にミリオン・セラーを飛ばしたクラシックのアルバムは、小澤征爾&ウィーンフィルの「ニューイヤー・コンサート」でした。これも偶発的なヒットというべきで、人々が経済不況にあえぐなか、小澤征爾が世界で初めての日本人として誉れ高きニューイヤー・コンサートの指揮台に立った、というオリンピックにも似たお祭り騒ぎでした。

 内容は・・・といえば、超絶のバトン・テクニックでオーケストラの自発性を殺してしまい、整然としてはいるけれど、ニューイヤー・コンサート独特の、喜びに湧き踊るウィンナ・ワルツとはほど遠いものでした。つまり、音楽性は“ゼロ”ということです。数年後に、この事件は音楽界の“笑い話”として語られることでしょう。


8月5日(火) 最近読んだ本について、ちょっと書いてみます。「カルロス・ゴーンは日産をいかにして変えたか」財部誠一著(PHP文庫)です。ちなみに購入したんではないです。地下鉄ホームのベンチに置き忘れてあったのを失敬しました。(^^;

 世間一般に、どうしても「リストラ魔王」みたく思われてしまうのは仕方ないですね。結果として大規模のリストラを行っているのですから。だけど、本当に極悪非道な男であったら、いくら何でも皆が従わないでしょう?(^^;

 日産の最も大きな欠陥は、「社員が誰も危機感を持っていない!」ということでした。日本人独特の“他責の文化”によるものです。これを読んで「ふ〜ん?」なんて思った諸君!まさに貴方のことを言ってるんですよ!

 それはウチの部の責任じゃない、営業に問題があるんだろう、とか、そういう問題は技術の方に聞いてくれ、とか、責任のたらい回し。こういった風潮は日産だけのものでなく、SONYさん、東芝さん、私は今まで何度指摘してきたか数知れないじゃないですか?

 したがって日産は、内部からの改革など到底考えることもできず、ルノーから全責任を任されたフランス人の登場と相成るわけです。その手腕は意外とシンプルなものでした。「合理化」。それをまず1年で押し進めるという「期限」の設定。それを可能にすべく「説得」すること。

 本当に会社のことを考え、情熱を持って仕事に取り組んできた人たちはもういません。真面目に考えれば考えるほど、いたたまれなくなり、自己退社してしまったからです。さて、ゴーン氏のような有能な人材を迎えることのできる会社はあるのか?そしてもうひとつ、社員たちが自ら再起するという意識を持ち続けることができるかどうか、ということですが・・・。(^^;


8月4日(月) ずっと前に録画したまま、観ずじまいになっていた映画のビデオを引っ張り出してきました。「華氏451」1966年、フランソワ・トリュフォー監督作品。オスカー・ウェルナー 、ジュリー・クリスティ主演。バーナード・ハーマン音楽。噂には聞いていたけど、かなりシュールな作品でした。

 極度に管理化された近未来、人々は読書を禁じられ、世界中の本という本が焼き捨てられた。人目をしのんで読書にいそしむ異端分子を取り締まるため、今日も消防士は出動する。すでに家屋は完全耐火構造になったため、消防士は隠された本を摘発して、火炎放射器で焼くことが役目になったのだ。

 活字というものが世の中から消え、人々は国営のテレビ放送と、文字のない絵ばかりの新聞で淋しさを紛らわしている。国家の番人として、黙々と働いている消防士のモンターグは、ふとしたきっかけから、読書の魅惑に取り憑かれ、レジスタンスの女性を助けて逃亡するはめになってしまう・・・。

 シュールでありながら、どこか可笑しく、1966年当時に想像した未来が、現代と微妙にマッチするところ&ミスマッチだったりするところが興味深いです。(^^;どの家庭にもある”スクリーン”と呼ばれるのは、まさに現代の”プラズマ・ビジョン”。双方向システムによって、テレビドラマに自分が参加することもできます。

 産児制限による少子化。これは、子供の持てない淋しさを紛らわすための情報操作といえましょう。「何も知らなければ、皆幸せなのに・・・。」北朝鮮みたく思われる部分もあれば、情報社会への痛烈な批判とも感じられます。コンビニの雑誌コーナーを見れば、目を覆うような芸能シモネタ週刊誌が目に飛び込んできますし・・・。しかもDVD付きで。(^^;

 そりゃぜ〜んぶ嘘でしょう!しかし、妄想と現実の区別のつかない人も多いので笑えません。子供じゃなくて、いいオトナがですよ・・・。(^^;

 ハナシがそれましたがこの映画、私の好きなバーナード・ハーマンが音楽を付けています。映像にも、ヒッチコックを意識したと評価する人は多いのですが、私はむしろ、「ウルトラセブン」における実相寺昭雄監督作品との共通性を感じました。「ウルトラセブン」の放映が1967〜1968年。有名な「第四惑星の悪夢」はクール後半に当たるわけで、実相寺さんはこの映画を観ていたんじゃないかと思うのですが?(^^;


8月3日(日) 「茄子 アンダルシアの夏」(アニメーション映画)を観に行きました。ネットで調べたら¥1,000均一というので驚いたのですが、47分という短編のため、この価格に設定されたようです。「千と千尋の神隠し」で作画監督を務めた、高坂希太郎の監督&脚本。「千と千尋」の制作中に、宮崎駿から「読めっ!」と、手渡されたのは、黒田硫黄の短編「茄子」でした。

 誤認している人も多いのですが、制作はジブリでなく、マッドハウスです。1983年の「幻魔大戦」(大友克洋デザイン、りんたろう監督)から始まっているので、もう20年もの歴史があるわけですね。深夜に放送されていたので、あまり知られていないと思いますが、マンガ原作を忠実に描いた「MASTERキートン」(1998)などに、その実力をいかんなく発揮しています。

 面白いことに、原作者の黒田硫黄は、スペインには行ったことがない・・・といいます。「ケーブル・テレビで初めて観た自転車レース。ガーン!こんな勝負は地上波では見せてくれん!仕事も忘れるオモシロさ。う〜ん、俺がこんなに面白いんだからちゃんと描けたら読者も面白いハズだ!というわけで、まさかアニメになるとは思わなんだ。」(パンフレットより)

 あらすじは?やぼなことを聞くんじゃない。「観ろっ!」 この作品は、何も考えずに観るのがよいと思われますので・・・。(^^)


8月2日(土) 
Amazon.co.jpから商品が届きましたあ〜!(^^)何だって、最初は感動しちゃうものなのです。(単純ですね。)しばらくはこれにハマってしまうかも知れません。恐れるのは、すっかりヒッキー(引きこもり)になってしまうのでは?ということですが、大丈夫です!中古レコードばかりは、お天道さまの下を歩き廻らなきゃGETできないものですから。(^^;

 実際の店舗(特に大型店ほど)で、CDや、書籍を注文したいのに、店員は新人のアルバイトばかり。いっこうに埒が開かない!商品検索にいったいどれだけ時間がかかるんだ!といった経験はありませんか?会社は人材育成など考えていないので、安く使えるアルバイト君ばかりで店舗を構成してしまいます。

 ただ、インターネット通販がすべて便利かというと、完璧な検索機能を持ったデータベースを構築するのは至難のワザ。巨額の投資が必要となります。ほとんどの業者は個人で、あるいは上からの命令で、低予算&機能しないデータ作りに励んでいます。競争力も何も考えずに、ただ「やってみろ!」と命令しているトップたちがいるわけですね。(^^;


8月1日(金) まだ、インターネット通販というものを試したことがなかったので、深夜にトライしてみることにしました。最大手の
Amazon.co.jpです。欲しい本や、CDが行きつけのお店に在庫していない場合、注文してもそれを取りに行くのが面倒くさい。今の世の中、書店やCDショップは、在庫を抱えると倒産してしまうという危機的状況。いちばん新しく、売れる商品以外は一切置かないというスタンスだから、実物を目で確かめて購入することが難しくなってきているのです。

 なぜ今まで、インターネット通販に手を出さなかったかというと、カード決済を信用していないからです。(^^;以前、CDショップで働いていましたから、カードのセキュリティの脆弱性については、よく分かっているつもりです。(^^;今回、試してみようと思ったのは、”代引”(代金引換)という手段も取れることを知ったからです。まだ、すべてのサイトについて・・・というわけにはいきませんが。(^^)

 カード決済と違って、代引き手数料が¥250かかりますが、電車賃と比べたら安いもの。自分の部屋まで商品を届けてくれるので安心です。配送者の性格にもよりますが、カード決済は、集合ポストに投函するだけの場合もあります。自宅に住んでいるのならともかく、アパートでは、せっかく買った商品を盗まれたりでもしたらと肝を冷やしませんか?(配送者→アルバイトですからね。)


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