ブーゲンビリア @Jun/'09 Kampala, Uganda ホテル中庭: プールを中心に周囲に熱帯の木々が茂る 今年、3度目のウガンダ。 今回の宿は Le Bougainviller, 正にアフリカの宿の名だ。 前回の宿、アフリカーナも悪くなかったが、ネットの繋がりが今一良くなかった。 しかもインターネットが別料金で割高感であったのは否めない。 先輩が探して紹介してくれた宿だ。 ナイロビ、17:50発のケニア航空、B737-300は世界第3の水域を誇るナイルの源流、ビクトリア湖上を飛び約1時間で予定通りビクトリア湖畔に浮かぶようなエンテベ空港に着陸した。 此処では着陸した後ターマック(駐機場)に降り立ち、空港ビル迄徒歩で移動する。 空港ビルに入ると直ぐイミグレーションカウンターが幾つか並んでいる。 此処で50米ドル支払いオン・アライバル・ビザを取得して入国するのである。 今回はイミグレーションカウンターの前に特別健康チェック・カウンターが設けられていた。 全員此処で何処から来たか、そして自身の健康状態を申告しなければならない。 最近の豚インフルエンザの影響だ。 健康状態は良であることを申告し、入国カードにスタンプを押して貰う。 そしてイミグレーション・カウンターで50ドル支払い、パスポート半ページ一杯のウガンダビザを貼って貰う。 これでは近い将来にパスポートは直ぐにページ切れになってしまう。 そして領収書が大きい。 優にA4サイズはあるのだ。 Le Bougainvillerホテル: 2人の美人受付嬢が我々の到着を待っていてくれた エンテベ空港から既に顔なじみになった運転手モーゼスの車、トヨタ・プラドでカンパラのホテル、 Le Bougainvillerへ向かう。 空港からカンパラ迄約1時間のドライブ。 カンパラ市内は恒常的な交通渋滞。 整備不良の車両が多く、排気ガス汚染が酷い。 狭い市内を抜けるのに30分以上は優に掛かる。 街の中心から伸びる道路はあるが横に繋ぐ道路が無い。 街の反対側へ行くのにどうしても街の中心を通らなければならないのである。 植民地時代の需要に合わせた造りのままで、現代の交通事情に全く対応できていない。 インフラの整備が酷く遅れているのが現状だ。 さて、ようやくお目当てのホテルに到着した。 此処がホテルだろうか。 普通jの民家の玄関と代わりがない。 余り上等ではないドアーを押し、内部に入るとこじんまりした質素な受け付けがある。 女性職員が2名、我々の到着を待っていた。 部屋の鍵掛けを見ると部屋数はさほどでもない。十数部屋のようだ。 本当にインターネットは繋がるのだろうか。 先輩の言葉に偽りはないだろうが一抹の不安がよぎる。 ホテル部屋ドアー: 中庭に面し直接ドアーがある 受付の奥の扉を開け内部に入った。 そこには外見で想像もできない空間が広がっていたのである。 プールを中心に熱帯の木々が茂る中庭になっている。 部屋は何処にあるのだろうか。 受付のおねーさんが部屋へ案内してくれる。 中庭から石畳の細い小道が四方に延びている。 この小道が部屋に繋がっているのだ。 部屋はプールを取り巻く熱帯の木々の奥に隠れるように並んでいる。 なんとも贅沢なつくりである。 ホテル部屋: 2階造りで半分が吹き抜けになっている 半摺りガラスのドアーを開けて部屋に入ると、部屋の作りのユニークさに驚かされる。 部屋の半分は吹き抜けになっており開放感があり大変気持が良い。 一階の奥には台所とバスがある。 此処は長期滞在用のリゾートホテルだと伺い知ることができる。 寝室は2階にあり、大きな ベッドはモスキートネットで囲まれていた。 テレビは大型液晶が備わっていて、ナイロビ・ヒルトンより上等だ。 チャンネルは衛星放送が受かり申し分ない。 インターネットはどうだろうか。 無線ランを繋いでみた。 見事に繋がる。 これは思った以上に居心地が良い。 今回はビジネスで一泊しかしないが、休暇でゆっくりしたいホテルのひとつだ。 一階の奥はキッチンとバス: 長期滞在仕様になっている バスも清潔: 洗面台はユニークなアフリカ・デザイン プールサイドに半オープンのカフェ・レストランがある。 センスの良い古い調度品の手入れも行き届いていて気分が良い。 既に夜の10時近くなって居たが、何か食べるものが出せるか尋ねてみた。 サンドイッチとパスタなら出せると言う。 ビールとパスタを頼んだ。 ホテル専用の小さなカフェ・レストランであるが、従業員の教育が大変行き届いているのには感心する。 従業員同士の私語は殆どなく、清楚な制服を着用しており、注文は客のテーブルの前で直立不動の姿勢で伺う。 先輩の話では此処の食事もいけるとのことであった。 少しのビールは旅の荷を解いた後は旨い。 程なくパスタが運ばれてきた。 凄い量に先ず驚かされる。 一口味わってみる。 これまたびっくり。 旨いのである。 それでも半分しか頂くことができなかった。 百姓のせがれとして育った私には食べ物を残すことに大きな罪悪感を覚える。 申し訳なく思いながら、まだ半分残っている皿を下げて頂いた。
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