Heidelburg
@May/'01Heiderburg Germany


Heiderlburg城下の街中心にある教会



ドイツへ出張中の休日を利用して、フランクフルトの郊外、南東にある観光地ハイデルベルグを訪れた。 同僚のT氏が同行してくれる。 聞くと彼は新婚旅行で当地を一度訪れているらしい。 もっとも新婚旅行では、お嫁さんの方にばかり気を取られ、観光名所等あまり記憶にないとのことであったが。



ハイデルベルグの街からハイデルベルグ城跡を見上げる



フランクフルトから南に約100km、アウトバーンA5を下ると、左側にHeidelburgの標識が見えてくる。 高速を降り、街中に入る。 ラインの支流Neckar川を少し遡ると、観光名所 「古城跡」 のサインがみえる。 サインに従い、車を走らせると難なくハイデルベルグ城のすぐ側まで行くことができた。 街の有料駐車場に車を預け、古城と市内を散策に乗り出す。 古い街はいずこも狭く、車を止めるにも苦労する。 古城へは急な階段を崖にそって登る。 城は長い歴史の中で多くの部分が破壊されているが、今なお建物の一部が当時の面影を残し、訪れる者に在りし日の絢爛さを思い起こさせてくれる。  



ハイデルベルグ城内庭: 多くの観光客で賑わう



中でも超大型のワイン樽は見事だ。 崖に築かれた城の半地化部に千石舟程もあろう大きさのワイン樽が部屋一杯に横たわっている。 見学者コースは、その樽の上を歩いて観覧するようになっている。 ここではワインの効き味ができ、購入もできる。 同僚のT氏は早速ワインの味見である。 



Neckar河畔に発展したハイデルベルグの街


私はテラスから見下ろし、辺りの景観を楽しむ。 Neckar川とその流域に発展した細長い美しい街の眺めながら、森と水は今も昔も人々に生活の糧を与え、日常に多様性を与え、かつ生活を守ってきたのだとおぼろげな思いを馳せていた。 街の中央にひときわ目立って見えるのは教会だ。 日本の神社、仏閣は街外れにあることが多いが、西洋の街は中心に教会がある。 またこの街は、ドイツで一番早く大学が造られた街としても名高い。


 


「Mercato Cafe」でカプチーノを注文、狭い路地を行き交う人々を眺めながら、他愛も無い無駄話を楽しむ



城下の街へ降りた。 狭い道に観光客がひしめき合っている。 我々もその観光客の内であるが。 通りの広場のオープンレストラン「Segafredo Espresso」で昼にした。 土地のビールにサンドイッチを注文。 一寸気温は低めであるが、十分アウトドアーでの食事が楽しめる。 食後は更に街中を散策。 Neckar川にかかる眼鏡橋を渡り記念撮影など撮る。 再び街中に戻り、街角にあるイタリアン「Mercato Cafe」のオープンテラスでカプチーノ休憩。  行き交う各国の観光客を眺めながら、取りとめも無いことをだべる。 日本人の団体、或いは個人の観光客も多い。  ただカフェのテーブルで過ごす無意味な時間だが、人生には有意味な時間だとも思う。 このカフェからの通りの眺めが、なかなか感じが良い。 狭い通りの両側を古めかしい5,6階建ての建物が建ちはだかる。 壁からは、渋い色と形をした店の看板が垂れ下がる。 いかにもヨーロッパの路地と言う感じが匂う。 暫くコーヒーが無くなった後も暫し無為の時間を過ごす。 日もだいぶ欠けてきた。 BudHonburgの宿へ帰るため、やおら席を発った。




ネッカー川に掛かるメガネ橋





19/May/'01 林蔵@Heidelberg Germany (Updated on 9/Mar/'08)#080

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