スロラッドフォード・
アポン・エーボン
@Nov/'98 Stradford Upon Avon, UK
ストラッドフォード・アポン・エーボンにあるシェークスピアの生家
イギリスの代表的劇作家と言えばシェークスピア。 彼の生家が Stradford Upon Avon にある。 ロンドンの北西150kmあたり、バーミンガムの手前、Avon川のほとりに発祥した風光明媚な土地だと言う。 休日を利用して訪れて見ることにした。 K氏の車に同乗させてもらい仲間3人と出掛けた。
流石に世界的な大劇作家、街はほぼシェークスピア一色である。 土産物屋も多い。 背の高い建てものはなく、古い街並みがそのまま残っている。 どの家の庭も良く手入れが行き届き、まるでマニキュアーを施したミニ庭園である。 シェークスピアには関係ないが英国の代表的な陶器ウエッジウッドのカップ屋があったので入ってみた。 かみさんは紅茶を飲む。 適当なデザインのものを選んで1卓買おうと思ったがデザインの選択ができない。 結局ここで買うのは諦めて、後日ロンドンのハロッズで買うことになる。
生家と言う2階建のかなり大きい建物に入った。 大文豪の家と言って殊更興味を持つ訳でもないが、当時の生活様式が良く分かるような展示になっているので、それはそれなりに興味がある。 ふむふむと思いながら生家内を歩き回る。
美しい田園風景に良くマッチしたWarwick城
ロンドンへの帰路、途中にあるワーウイック城に寄った。 典型的な中世の城だ。 入場料を払って内部に入る。 何処の城も同じだが、展示物は王の寝室と、おびただしい数の武器類。 所詮人間も単なる一種の動物であることを思わざるを得ない。 各コーナーに説明員が居て、入場者をもてなし案内している。 2階(英国式では1階)の、あるコーナーに差しかかった時、そこで入場者の便宜を計り専門的な説明をしているのが日本人であることに気付く。 若い日本の女性である。 こちらの大学で勉学に励みながらアルバイト兼研究を兼ね、観光客へお城の案内をしているとのこと。 日本の若者も見捨てたものでは無いと思える光景に合い、日本人の自信と誇りがわずかながら湧きあがってくるのを覚える。 広くそして暖かくなる胸の内は、美しいワーイックの田園風景に溶け込んでいくのであった。
ワーイック城から眺める英国田園風景
Nov/'98 林蔵@London UK (Updated on 19/Nov/'10)#144