山中湖ランニング @Oct/'11 山中湖, 山梨 水かさが異常に高くなっている山中湖と晩夏の富士山 毎年夏にジャズフェステイバルが開かれる湖西の広場、山中湖交流広場きららより ランニングを4年ぶりに再開した。 5年前、JICAのボランテイア応募時の健康診断で甲状腺機能亢進症と診断された。 大した自覚症状はなかったが、新陳代謝が異常に高く、じっとしていてもジョギングをしている程度にエネルギーを消費しているらしい。 激しい運動は控えるようにと言われ、ランニングを中断していたのである。 薬剤治療のお陰で今では甲状腺ホルモンの数値は、ほぼ正常値に戻っている。 ぼちぼちランニングを始めてみようと言う気になってきた。 11月の愛知県大府市で開催される市民マラソン大会にエントリーした。 以前はハーフ(21km)にエントリーしていたが、今回は10kmである。歳であるのと4年のブランクを考慮しての選択だ。 と言う訳で、仕事の合間に山中湖へランニングの練習にやってきた。 山中湖は一周13kmで自転車・ランニング道も整っており、おまけに風光明媚でもある。 素晴らしい練習場だ。 自転車・歩道ぎりぎり迄満水の山中湖: 自転車・歩道には最近迄冠水していた跡が残っている 久しぶりの山中湖。 道志道を昇った。 今日は平日、天候は抜群に良いが道中も山中湖も混雑は全くない。 山中湖周辺道路に入ると道路冠水の看板を見かけた。 今は周辺道路の冠水はない様子だが、湖水面が異常に高くなっているのがつぶさに見てとれる。 2週間程前の非常にゆっくり日本列島をなめるように進んだ台風による豪雨の仕業に違いない。 2週間経った今も、その影響がこれほど残っているとは思いもしなかったことだ。 南側湖岸の遊歩道の一部は未だ冠水していた 山中湖北岸から眺める富士は又格別、丁度湖面の真前に富士が聳える。 ビューポイントにもなっており、無料の広い駐車場が完備されている。 大型観光バスも何台も停まれる広さがある。 私も思わず車を停め、湖面と富士の写真を撮った。 おりしも中国から団体の旅行者が大型バスから降り、富士と山中湖の織り成す自然美を愛でている最中だった。 いずれも(日本製の)高級カメラを手に手に撮影に余念がない。 女性のファッションも決まっている。 かなりの富裕層の方々だろうか。 それにしても皆さん若い。 女性たちは湖面と富士をバックに飛んだり、跳ねたり、寄りかかったり思い思いのポーズを決める。 そのはしゃぎようは、世界共通のものだ、実に微笑ましい。 日本の美しい自然と人々の心を記念に持ち帰って頂ければ大変うれしい。 北側湖岸から見る富士: この場所で大型観光バスで乗り付けた大勢の中国人団体観光客に遭遇する (日本製)高級カメラを手に手におおはしゃぎだった 北岸にも多くの無料駐車場が点在する。 そんな駐車場の一つに車を停め、ランシューズに履き替え、ランパンとランシャツに着替える。 駐車場には数台の車が停まっているだけで殆ど人影も見えない。 車の後のハッチを開け、その陰で着替えれば平気である。 ランパンとランシャツは何れもロングにした。 気温12度、山中湖は標高が982mと高いせいもあるが、ついこの間までの真夏日和が嘘のようだ。 コンパクト・カメラと携帯をポケットに入れゆっくり走り始める。 本当にゆっくりだ。 歩くより少し早い程度。 この程度が丁度良い。 本番の走りもこの程度で良いかも。 13kmを1時間半掛けて無事一周。 この分なら、11月の大会参加も大丈夫そうだ。 オオハクチョウ: 湖西岸の端、山中湖の水が忍野、富士吉田方面へ流れ出る場所にたむろしている、 この白鳥達は渡をせずここに住みついているのだろうか ランニングの後、数年来ない内に湖畔にできた数々の新らしいお店の一つ、テデイーベアー・ミュージアムに併設されたカフェに入った。 (テデイーベアーミュージアムには入らなかった。 入場料:大人900円を節約したつもり。) 案内看板には湖と富士を眺めながら珈琲が楽しめる、とあったからだ。 車を湖側の駐車場に止め、周遊道路を渡ると、山側にいきなり始まる階段を昇る。 少し上った平らな部分にテデイーベアー・ミュージアムとカフェがこじんまりと森の中に佇んでいる。 カフェは室内とテラス席があり、室内席は殆ど全面ガラス窓に囲まれており、案内看板通り、湖と富士が望める。 湖面は森の針葉樹の幹の間から覗くような感じでとても落ち着く。 先客が2組、いずれも女性のグループだ。 若い2人組と少しお年を召した上品な4人グループ。 野郎が、しかも齢老いた老年のじじいが一人で来る場所ではないのかなー。 と言いながら実はカプチーノを頂きながら、この原稿をリュックに入れておいた携帯用の小さいパソコンを取り出し書いている。 まるで別荘の居間に居る感じがする。 不動ほうとう: 河口湖への入り口ジャンクションにあるユニークな白いマルチドーム状のほうとう専門屋 外部も内部も白一色、広い建物内に柱は1本もない そしてお昼。 やはりここではほうとうにしよう。 河口湖に入るジャンクションにちょっと有名なほうとう専門店がある。 ほうとうそのものも味、ボリュームはしっかりしているが、その建物が大変ユニーク。 およそほうとう屋とは思えない。 前回訪れる迄、ここを通過するたびに建物を見て、何か変わった美術館か民芸館なのかなーと思い通り過ぎていた。 ある日、ラジオかテレビの番組で紹介されているのを聞き、それがほうとう屋だと言うことに気付いた。 そして冬の寒い日、ソロ・ツーリングの際立ち寄り、この目で確認したという訳だ。 外も中も白一色のシンメトリックな多面ドーム状。 大きなドームに小さなドームが4箇所内部から叩き出したような形。 その小さな叩き出したようなドーム部が入り口になっている。 窓は無い、柱もない。 明かりは透明ガラス戸でできた4つの入り口から採光している。 夜はドームの壁に取り付けられたスポットライトで天井を照らす間接照明。 風光明媚な山中湖と美味しいほうとうに喝采。 ほうとう専門店: 不動ほうとう 店構えがとてもレストランとは思えないので、知るまでは美術館か民芸館だろうかと思い見過ごしていた
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