豆相人車鉄道
@Jul/'02 熱海、 神奈川


駐車場完備の熱海ビーチ


東洋のナポリ、江戸の昔から温泉保養地として名高い。 又、講談の ”寛一、お宮” の舞台としても良く知られている。 相模灘に迫る急峻な山と海岸に挟まれた国道135号は、熱海港と市街に挟まれ縫うように走る。 熱海ビーチは、駐車場公園が完備され、一次期のような芋の子を洗うような賑わいはない。 ベンチに座り、ゆっくり熱海港のマリーナに浮かぶヨットやクルーザー, 或いは太平洋の海原と背後に迫り来る緑豊かな山々を楽しむことができる。 渚公園から急な坂道を上ると、JR熱海駅がある。 



駐車場も綺麗に整備されtげいる


ここは新幹線も停車する駅である。 だが時代の流れで訪れる客は年々減少し、やむなく廃業する温泉旅館やホテルが後を絶たないらしい。 最近はケア‐ハウスや温泉付き別荘等に衣代えしたりするところもあるらしい。 だが、昔ながらのくつろげる温泉旅館は何時までも残っていて欲しいと思う。 そう言えば、拙宅にも最近よく熱海の温泉付き別荘マンションのDMが舞い込むようになった。 温泉と地の利は魅力的だが、値段は海外の広大なスペースを有する別荘に比べ、随分割高感がある。 スケールの小ささに、いささか嫌気がするのは私だけだろうか。



”豆相人車鉄道”の駅舎跡看板


駅とビーチの坂道の中ほどに面白い案内看板を発見した。 ”豆相人車鉄道” の駅舎跡看板だ。 その看板は、今は相模灘を見下ろす観光ホテルの玄関横にひっそりと立っている。 ”豆相人車鉄道” など始めて知る次第である。 熱海と小田原を結ぶ、25kmの鉄道であったらしい。 明治29年(1896年)開通している。 6人から8人のお客を乗せ、3人の人夫が押して運行したらしい。 人が押すならば、余程平坦な鉄道にしなければならない。 また何回か交代していたかも知れぬが、人力とはやはり凄い。 先人の知恵と力には、ただただ敬服する。



昔ながらの菓子老舗



モナコやシドニーには適わぬが、よく整備されたヨットハーバー






14/Jul/'02林蔵@神奈川 (Updated on 11/Apr/'08)#114

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