猫二人
@Jun/'06 相模原、神奈川


風花: ちょっと恥ずかしいスタイルだが、 お気に入りの場所の一つ廊下で
最近運動不足でかなり肥満気味



我が家の主人は、2人の猫君(ぎみ)である。 名前をさくらと風花(ふうか)と言う。 なかなかかわいいが、大変わがままでもある。 我が家の全てのことが猫君の都合で廻る。 この2人は大変な権力の持ち主なのである。 


さくら&風花: 食事は一緒
食欲旺盛で食事代は馬鹿にならない



この猫君達は、我が家が大好きである。 と言うよりは、我が家以外には頑として行こうとしない。 当たり前かも知れないが。 それでいて、自分で自分のことはできないのだから、ますます始末が悪い。 つまり誰か面倒を見る召使が要ると言う訳である。 誰かと言っても、近年、家に居るのはかみさんの場合がきわめて多い。 そんな訳で猫君の面倒を見るのは決まった召使と言うことになる。




風花: 私の椅子は度々異様な物体に占領される
 

 

我が家の猫君達は、冬は暖かい場所、夏は涼しい場所を見つけ、占領するのが大変得意である。 2階の南向きに大きく窓が開くこの家の労働者の部屋は、お二方には冬場特にお気に入りの部屋となる。 労働者の椅子は、しばしば猫君に占領される。 労働者は無理やり狭い椅子の一部にスペースを作り、猫君の傍に腰を掛けさせて貰うことになる。 


 

さくら: パソコンを打てないのにキーボードを占領したがる


そして、机の上も占領される。 狭い机の上はPCのキーボードや若干の書物を広げると、すでに余分のスペースは無い。 冬場、私がキーボードを使おうとすると、決まって ”さくら” がやってくる。 少し細めの身体をキーボードの前に横たえ、私のキー操作をさえぎるのである。 挙句の果て、その場に寝込んでしまう。 まことに始末に終えない。 だが、無力の私には悲しいかな逆らうことができない。 




さくら: ぶりっこ寝顔



なんと無防備な姿か。 既に家猫になって久しい。 外敵を忘れたのだろうか。 まさか野良猫達はこんな格好はすまい。 私が時たま意地悪をするのも知らないで、いい気なものである。 私の意地悪など他愛ないことなのだろうか。 



 
さくら: 芸術鑑賞、南アフリカの画家から買ったこの絵がお気に入り


実はこの絵は、ちょっとした有名な画家の作品なのである。 南アフリカに出張中、宿泊したホテルのロビーに掛かっていた絵が大変気に入り、宿の主人に聞くと、南アフリカでは当時売れっ子の画家の作品だと言うことがわかった。 ついでに、彼の絵が入手できるか聞いてみた。 何とその画家のアトリエが、宿泊していたリゾート地にあると言うのである。 その画家の息子がアトリエを管理しているらしいこともわかった。 早速、アトリエを訪ねるみると、宿のロビーに掛かっていた絵と同じ構図の絵がある。 だが、いずれもサイズが大きい。 とても日本のせまい家には飾る場所が無い。 散々物色した後に辿り着いたのがこの絵である。 

”さくら” はこの絵がお気に入りのようである。 私と同じ趣味なのだろうか。 度々絵の前に居るのを見かける。 絵の場所を1階から2階に変えてみた。 やはり、絵の前で丸くなる。 これは本当に好きなのかもしれないと、馬鹿な想像をする。 





1/Jun/'06 林蔵 @相模原  (Updated on 21/Sep/'08)#226

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