グランパ @Apr/'11 多摩, 東京 35年前、ザンビアから持ち帰った象牙もたちまち彼らの遊び道具になってしまう 昨年の夏、ドイツ(フランクフルト)から、日本に帰任せず直接タイのメイン工場へ転勤になった息子家族が学校の春休みで一時帰国した。 おりしも日本は東日本大震災の直後、自粛ムードが全国を広く覆っている最中である。 更に計画停電の煽りで、交通機関は大幅なダイヤ変更や運休が頻発。 復興用燃料需要や燃料運送システムの混乱で首都圏のガソリン不足が発生、多くのガソリンスタンドが営業停止に追い込まれている。 スーパーやコンビニからパン、米、ヨーグルト等が姿を消した。 全く酷い時期に帰国になったものである。 2人の孫たちは小学4年生と幼稚園生、日本でしたいことや、買いたいものが山とあった筈だ。 そのどれほどが達成できたのだろうか。 しかも私自身、彼らの短い日本滞在中、気仙沼へ4日間のボランテイア活動に出かけてしまう有様。 ろくにかまってやることもできなかった。 孫たちには申し訳ない気持ちがいっぱいだ。 だが少し早いかもしれないが、これも人生の予知不可の試練として受け取ってくれたらと願っている。 小4の孫はドイツ時代からサッカーの大ファンだ: マンションから5分の場所にある宝の公園にて 計画停電やガソリン不足で思うように外出もできない。 勢い、近くの公園にピクニックと言うことになる。 多摩地区は公園が多い。 いずれもマンションから数分の場所に、中央公園、鶴巻東公園、鶴巻西公園、宝の公園等の緑地が広がる。 西洋の街にも決して引けを取らない。 唯、通りの街並みは西洋の趣の方が私は好きである。 新しい街並みは概してセットバックが広く取られており、古い町並みは適度に手入れがされた歴史を感ずる建物の壁が通りに迫る。 それにくらべ何故に我が町の通りはかくもせせこましく、重みを感じないのだろう。 宝の公園は、真ん中に緑地を挟み、両脇にソメイヨシノの並木が真っ直ぐに伸びる、お気に入りの公園である。 早速ピクニックに出かけた。 ソメイヨシノの見ごろには2~3日早い。 未だ2分咲き程度だ。 それでもうららかな春日和、桜の木の下でお弁当を広げた。 近くの宝の公園でピクニック: お花見、さくらは2分咲き程度、満開には数日早い
子供たちのエネルギーはすざましい。 同じマンションの別棟に住む娘一家にも孫が一人居る。 年頃もタイ組と似通っている。 と言う訳で、タイ組が来日すると大喜び。 親や幼稚園の友達とは全然違う人種との戯れがとても刺激的で、親密なものであると感じているようだ。 おかげで我が家はカオスの渦中に舞い込む羽目になる。 こんな場合のカオスは嬉しいカオスであるが。 テーブルは大混雑: 3人の孫たちの活動量は凄い、一刻も休むことがない おりがみ、塗り絵、切り絵、シール貼り、ミニカー、ままごと、etc, 三越多摩センター: タイでは手に入らない駄菓子の買い出し、昔懐かしい駄菓子が揃っている タイへ戻る日が近ずいた。 出発準備だ。 タイはバンコクに住んでいるので割と物は揃っているようだが、日本のデパートやスーパーの品ぞろえには敵わない。 マンションから駅に向かう道の、丁度中間地点にある三越多摩センター店のデパ地下へ行く。 ここには昔懐かしい駄菓子屋があるのだ。 我々の年代の大人が見ても楽しい。 子供の頃の気分に戻りそうだ。 タイでは手に入らない品々をゲットし、孫たちは大喜び。 彼らの短い日本滞在は終わった。 異国の地で元気に育って欲しい。 タイの日本人学校は、最近日本では見られない程のマンモス学校らしい。 近代的な校舎と広いグランドを有する、生徒数は実に2500名に及ぶと言う。 毎回そうであるが、今回はとりわけグランパとしての振る舞いは薄かったかなと反省しつつ、又来る日を楽しみに待つことにしよう。 感謝。 三越多摩センター: 日本にいる孫はタイのお兄ちゃん、おねーちゃんが大好き、 帰国の度に大はしゃぎ、一緒に駄菓子の買い物を楽しむ マック、クロスガーデン店: 子供たちはマックが大好き 猫の風花: 子供達にもだいぶ慣れてきた、TVの前でポーズをとるのが好きだ、 画面下部に流れるフリップが見えない、じゃまである グランパも写真に入らせていただいた 多摩センター駅と多摩ニュータウン通りに挟まれた乞田川のそめい吉野が今年も見事に満開
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