横浜港大桟橋
@Oct/'02 横浜 神奈川


 
    1859年開港の横浜港             かっての移民船氷川丸


10月のある日、バイクで横浜に出かけた。 横浜は東の海の玄関口だ。 最近リノーベーションされ新しくなった横浜港の大桟橋、国際客船ターミナルに見てみよう。 最近、船旅が見直されている。 高度成長期を乗り越え、物質的な豊かさに加え、ようやく心の豊かさを求める余裕が出来てきたのだろうか。 私にはまだまだそんな感じは無いが。 日本の大型客船、飛鳥(29,000トン)が入港していた。 船客の荷物の揚げ降ろしが行われていた。 客室乗船員もスーツ姿で、荷降ろしのサポートをしている。 空港とはまた違った風景が見られる。


 
山下公園通りの無料シャトルバス停           大桟橋に入港中の“飛鳥” 29,000トン    


ターミナルのデッキはなかなか感じが良い。 どう良いかと言うと、ボード・ウオークなのである。 しかも、曲線なのだ。 木の道はアップダウンあり、左右に気ままにゆるくカーブする。 気ままな曲線は、そちこちに空間を生む。 その空間は芝生で埋められていたりする。  港の柔らかい潮風を頬に受けながら、大型客船を真横に眺め、外国航路に乗る気分に浸る。 客船ターミナルのボード・ウオーク下は、近代的なホール風になっていて、い かにも未知の世界に船出するイメージが沸いてくる。


 
       ターミナルホール        感じの良いボードウオークの送迎デッキ、曲線が生命を感じさせる


ホールの脇にカフェがる。 一面港に面した仕切りの無いガラス窓、明るいカフェだ。 すこぶる感じが良い。 コーヒーを注文し、外出時持ち歩く小さなPCを広げ、この原稿を打っている。 飛び交うかもめ、大きな船体を見せるかっての南米移民船氷川丸。 今はフローテイング・ホテル・レストランになっている。 多くの人で賑う山下公園。 行き交う水上バス。 水のある風景が好きだ。 幸せな一時を過ごす。 今度は外国の豪華客船が入った時に来て見よう。






5/Oct/'02 林蔵@神奈川 (Updated on 23/Apr/'08)#125

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