走ろう会 '00年7月:
箱根・御殿場
@Jul/'00 箱根、静岡


箱根: 旧街道
かつての大名たちはこの道を籠に乗って参勤交代に江戸と地元を通ったのであろうか



’00年7月23日(日)。 今日はかみさんが田舎に帰省している1週間の独身生活最後の日。 そうだ、KRBの走ろう会の日でもある。 掃除、洗濯、猫の餌もやった。

6時15分、晴、気温27.7度。 さあ出発だ。 集合地点は西湘バイパスの国府PA。 途中混雑は無かったが、ガスを満タンにして時間ぎりぎり8:30に集合地点に辿り着いた。

バイク、バイク、凄いバイクの数だ。 夏の海辺は人が多い。 それに増してこのバイクの群れ。 不景気とは言え、世界の国々の中で日本は抜きん出て繁栄を謳歌しているとつくずく思う。 途上国では今尚その日の食料に有りつけない子供たちがごまんと居ると言うのに。 この恵まれた境遇を何にも増して有りがたく思わなければならない。

流石に "KRB" と頷ける。 メンバーのバイクはキチンとバイク用駐車場に停められている。  おっと、私は路上に止めてしまった。 今日のメンバーは8名。 K氏、M氏、S氏、Y氏、O氏、W氏、N氏そして私。全員揃ったところで、Kリーダが今日のコースを要領よく手短にメンバーに説明。

揃って国府PAを出発。 西湘バイパスを抜け、小田原の早川で降り、135号を湯河原迄走る。 西湘バイパスは、左に太平洋の大海原を眺め快適に流れる。 小田原の早川口での多少の混雑は予定通り。 石橋の料金所過ぎからは135号も快調に流れる。 途中熱海ビーチラインと分かれ135号を進む。 ここも、適度のワインデイングを楽しみながら湯河原に到着。 千歳川沿いに湯河原の街を右手に見ながら、五所神社からオレンジラインに入る。 湯河原の狭い温泉街のバイパスだ。 ぐんぐん高度を上げながら温泉街を左眼下に眺めつつ椿ラインに合流。 暫くワインデイングを登っていると事故目撃。 新しい単車の前輪とスポーク部がポッキリ折れて本体と相当離れた溝に転がっている。 どんな風にこけたのだろう、わからん。 救急車は来ていないから、怪我人は無かったのかな? 



富士山: 山中湖(この写真はこの時期と時期が異なります。別のツーリング時に撮影したものです)


大観山まで登り切り、一旦芦ノ湖畔に出て、1号線を左に折れ800m程登ると休憩地点、道の駅 ”箱根峠” だ。 10時半。 素晴らしい眺めだ。 芦ノ湖が手に取るように見える。 Wさんが一緒なのにどうした事だろう。(Wさんは、雨男で有名。) 150円のアイスを頬張り、小休止の後大涌谷へ向かう。

尚、Oさんが途中強羅で1時半頃合流。 まるで計算し尽くされたように、両者は待ち合わせ地点でランデブ-に成功するのである。 

再び1号線を下り、湖畔に出る。 湖のほとりを左周りに走る。 箱根神社を抜け箱根プリンス・ホテルの玄関をかすめて、県道75号に戻る。 大涌谷は、夏の休日、人でごったがえす。 どうにかバイク8台分の駐車スペースを確保。 11時半。 昼には少し早いがメシにする。 お昼迄待っていると、この人出ではレストランは直ぐ満席になりそう。 極楽茶屋に入る。 茶屋の窓は開放されている。 風が強い。 涼しい風。 高度1、000mを実感。 みんな思い思いに注文。 Oさんから電話。 これから出かけるとの事。 待ち合わせ場所を箱根登山鉄道、強羅駅にした。 時間は今から1時間半位。 これが冒頭の首尾良いランデブー劇だ。 Y事務局長提案の駅前喫茶で珈琲を飲む時間は、残念ながら無かった。

大涌谷、地球が生きている実感を味わえる場所。 昔スイスの御客連れて来た時、彼は1個で7年若返る黒卵を7個食べ、何年若返るかの計算に戸惑っていた。 硫化水素ガスの漂う中で、Y氏、W氏がマタしても引出しを開けてしまった。 その会話は、他人が聞けば間違い無く、お、か、し、い、と思うであろう。  それにしても見知らぬ観光客が、W氏に続けさまにカメラのシャッターを押してと頼みに来たのはどうして?



箱根: 大涌谷
地球が活きていることを実感することができる


さて温泉、何処にしよう。 近くにはラホーレ強羅もあるが、Sさん提案の御殿場市温泉会館に決定。 強羅駅からヒヨドリ越え宜しく、138号へ一気に駆け下る。 千石原、乙女峠を超え御殿場市温泉会館に到着。 14時15分。 かなりの混雑。 入浴券¥500を買ったものの、払い戻して帰る人も見かける。 しかし今がチャンス。 今入れば空いて来る筈。 浴漕はそんなに広くはないが、壁の1面がオープンで気持ち良い。 窓からは道路が丸見え、と言う事は、道路から此方も丸見え。 排気ガスの垢を落としてさっぱり。 大広間で暫し休息。 良い風が窓から入ってくる。 おっと寝過ごしてはいけない。 2時間券だから、16時15分には出なくてはならない。

16時前には、9台の鉄馬は再び138号に駆り出た。 東名入り口前のローソンでストップ。 16時16分。ここで解散。 其々思い思いの道で帰路に着いた。 心地よい疲れと素晴らしい景色、更に温泉を楽しみ、今日の走ろう会の目的は十分に果たした一日であった。  Kさんの企画実行に、そして日本の素晴らしい自然に感謝。





23/Jul/'00 林蔵@神奈川 (Updated on 2/Nov/'08)#028

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