グランド・ハイアット
 
@Sep/'12 Amman, Jordan


アンマン、グランド・ハイヤット: エグゼキュテイブ・スイートからシュメサミ方面を望む


機長からアンマンの気象状況アナウンス、気温25度、快晴。 今年2度目のアンマンへやってきた。  今回はビザの更新が主な目的だ。 8月のラマダン休暇時に訪れてから1ヶ月、アンマンは一段と過ごしやすくなっている筈だ。 空港からは、第2ターミナルから出るミニバスを利用しよう。 3JD(約330円)で市内迄行ける。 大変お得である。 22時35分に空港を出た。 第7サークルで殆どの客は降車した。 私と他に1名だけ残った。 運転手は私に何か聞いている様子。 多分行き先を聞いているに違いない。 ”ジャバル・アンマン、ドア・タラータ、 フンドコ・ロイヤル(アンマンの丘、第3サークルにある、ロイヤルホテル)” と告げた。 運転手は、手を横に振り、”ノー、ドア・タラータ(第3サークルには行かない。)”、”ドア・アルバー(第4サークルなら通過するが。)”と言う。 第4サークルで十分である。 そこからなら歩いても何てことはない。 第4サークルでバスを降り、第3サークルへ向かい歩く。 時刻は、夜の24時少し前。 つまり真夜中である。 ジャバル・アンマンの尾根に伸びるザハラン通りは真夜中でも車の通りは途絶えない。 銃を携えた警備員が24時間体制で門に立つ高級邸宅が立ち並ぶ高級住宅街である。  




バー・テーブルには南アフリカ産のピノ・ノアール


宿は前回と同じ第3サークルのグランド・ハイヤット。 昔中国の天津に出張した折に会員になっていたハイヤットのゴールド・パスポートのおかげで、今回は7階のExecutive Suiteをあてがわれた。  ヤイヤットのエグゼキュテイブ・スイートは流石に凄い。 広いリビングには大型の会議テーブルも付いている。 部屋が全部で6部屋もある。  バー・テーブルには南アフリカ産のピノ・ノワール。 テーブルにはベルギーの高級チョコレート。  ビジネス机の備わった書斎。 こんな贅沢な部屋も一晩の利用で明日はリヤドに戻らなくてはならない。  せいぜいグランド・フロアーの広いダイニング・カフェで朝の食事を楽しん帰ろう。 




リビングは超広い: 映画に出てくるスイートそのものである、
テーブルにはベルギー製高級チョコレート、大型の会議テーブルもついている




一人では持て余すキング・サイズ・ベッド



翌朝、アンマンの丘を眺めながら、ゆっくりと朝食を楽しむ。 リヤドでは男性しか居ないレストランにしか入れないが、アンマンではそれほど厳しい区分はない。 お客は男女入り混じっている。 こんな普通の風景がとても新鮮に見える。 女性の服装も西洋のそれと変わりはない。 もちろん、アラブ風の方もいらっしゃるが、顔まで隠れるベールを被る方は殆どいない。 リヤドに戻る便は午後の3時発である。 空港へは、お昼頃向かえば十分間に会う。 朝食後は、ジャバル・アンマンの尾根に伸びるザハラン通りを西を歩こう。 第7サークル迄歩けば、お昼頃になる筈だ。 そこからタクシーを利用しよう。 歩くには絶好の気温である。 午前の太陽は標高1000mの街であくまで優しくザハランの並木からこぼれる。 リヤドでは味わえない贅沢な気分に浸りながら、散歩を楽しむ。 思い通り、第7サークルあたりでお昼近くになった。 黄色いタクシーを捕まえ、空港までの値段交渉に入る。 だがこの運転手は英語が全く分からない。 私のアラビア語もすっかり錆びついており、役に立たない。 身振り手振りで目的地の空港を理解してもらう。 そして値段である。 20JD(約2200円)で決着。 相場である。 さて戦場のリヤドへ向かうとしよう。















林蔵@Amman Jordan 20/Sep/'12 (Updated on 23/Sep/'12)

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