サウジ鉄道
 
@Oct/'12 Dammam, Saudi


サウジ鉄道、リヤド駅


先週に引き続き、今週もダンマンにやってきた。 今回は列車を予約した。バスの倍程度の料金(片道130サウジリアル; 約30000円)だが、各段に快適だとのお勧めだったのである。 4:58リヤド発車、8:58ダンマン着の列車である。 リヤド鉄道駅はバスターミナルと同じで旧シテイセンターにある。 ターミナル駅までは会社の車で送ってもらった。 金属探知機、パスポートチェック、空港並みにスクリーニングである。 取っても貰ったのは一等席だ。 待合室も専用の部屋が用意されている。 無料のホットドリンクにスイート(お酒はこの国では何処にもない。)が用意されている。 15分前くらいから乗車が始まる。 しかし発車は思った通り、5時15分、17分の遅れである。 何の案内も無ければ誰も騒がない。 この程度の遅れは遅れのうちに入らない。 当たり前のことなのだ。 車窓の景色を楽しむ等期待しないほうが良い。 列車は砂漠の砂を舞い上げながら走る。 窓は砂埃でくすんだままだ。 くすんだ窓ガラスの外は、巻き上げた砂煙が煙幕の如く背景をぼかす。 もっともそうでなくても見る程の景色は無いのが事実でもある。 鉄道の沿線には、無粋な倉庫や土木業の作業現場が点在するだけで他には何もない。 途中湾岸の近くの街で2度停車する。 ダンマンに到着したのは21時25分、27分の遅れ。 これも当たり前。 日本の鉄道ダイヤの正確さに慣れている我々には、とても気になるのである。 ここでは誰も気にしない。 500kmの道のりを今日中に辿り着けたのである。 何をとやかく言う必要があろうか。




リヤド駅、一等席用待合室: ホットドリンクとスイートが無料



サウジ鉄道: リヤド駅、プラットホーム




パッセンジャーカー: 一等席、左側は2人掛け
車窓の景色は楽しめない、走行中は砂漠の砂を舞い上げ走るので
窓は砂塵で汚れっ放し、
景色も沿線沿いに倉庫や作業場があるだけ 




翌朝、ホテルの無料朝食を部屋で取り、仕事前に外を少し散歩した。 ホテルの前から5分程度で海岸に出る。 砂浜はない。 埋め立てた護岸に公園の緑が伸びる。 リヤドとは違って湾岸エリアは湿度が高い。 朝方の気温はリヤドと然程変わらない。 30度前後だろうか。 汗ばむ程ではない。 懐かしい潮の匂いがする。 来週も来よう。 丁度ビザの滞在期限が切れる。 今度はバーレンへ出よう。 ここダンマンから、海中橋を渡ってバーレンに行けるのだ。 前回来た時、タクシーの運転手に料金を聞いておいた。 確か往復で300サウジリアル(約6600円)だと言っていた。 空路でヨルダンやドバイに行くよりは余程安上がりである。 




港町ダンマンのビジネスホテルの朝食(無料): 林蔵のリヤドでの朝食より豪華
レストランはないので部屋へ運んでくれる、





       


ペルシャ湾: この少し南からバーレンへ
海上ハイウエーが伸びる






ペルシャ湾の猫













林蔵@Dammam SaudiArabia 8/Oct/'12 (Updated on 13/Oct/'12)

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