アカバ湾
 
@Aug/'13 Aqaba , Jordan


アカバ湾: リゾートのプライベートビーチからアカバ湾を望む


前回のCA(何とヨルダンの高速バスには制服を身につけたCAが乗車している。)は、発達した胸が制服に収まり切らず、制服のボタンが今にもはち切れそうだったが、今回のCAはVOGUEの表紙に出てくるようなスレンダーなアラブ美人である。 世間はラマダンで昼間の飲食はご法度だが、このアンマン~アカバを結ぶ長距離高速バス内ではドリンクやスナックのサービス迄ある。 アンマンのホテル内では昼間の飲食は可能だが、街は流石にラマダン中は閉まっている。 町歩きが趣味の林蔵には極めてつまらない。 それなら、海を見に行こう、と思いつき、アカバにやって来た。




マーンを過ぎると、峠に差し掛かる:
地球の壮大な裂け目アフロ・シリア地溝帯の始まりだ
一気に1000mを駆け下る
アカバで荷揚げされた貨物は大型トレーラーでこの峠を越える
どのトラックもローギアーで歩くような速度で登る



ヨルダン国営JETTバスの発着場は宿舎のMerdienから徒歩5分程度の場所にある。 朝一番の便、07:00発,アカバ行きを予約した。 30分前にターミナルへ行く。 多方面行きの乗車が既に始まっている。 長距離専用ターミナルだ。 バックバックの旅行者、大きな荷物を持った家族旅行風の人達。 そこには非日常の特別な空気が漂う。 バスは定刻に発車した。 乗客は20名程度。 大型2階建バスはがらがらと言った感じ。 外の景色が良く見える2階席の右側の座席に身を沈めた。 約400kmのバスの旅を楽しもう。 アカバ‐アンマンを結ぶデザートハイウエーは幹線中の幹線だ。 途中、適度な間隔で街があり、所々灌漑農園も広がる。 マーンの街を過ぎると、峠に差し掛かる。 この峠は、シリオ・アフリカ地溝帯の一部を成す、地球の巨大な裂け目だ。




リゾートホテルのエントランス: 植込みの植生はハワイのリゾートホテルを思わせる程豊か


海辺に数年前オープンした高級リゾートホテルがある。 広大なプライベートビーチと、様々な趣向を凝らしたコンドニミアム・ビラが併設されている。重厚な構えのエントランスを潜る。 レセプション・ロビーは日本でいう二階部分に位置し、海側は全面ガラス張りでプール越しにターコイス・ブルーに輝くアカバ湾がイスラエルに接し拡がる。 ビーチに行く格好をして居ないので、天井が高く広い解放感満点のロビーでくつろぐことにした。 湾が一望できる一角のソファーセットに身を沈める。 Deli Cafe でカプチーノを注文、リゾート内はラマダンに関係なく飲み物が注文できる。



ロビー:全面ガラス張りでターコイスブルーのアカバ湾が180度眺望できる




ロービーカフェでカプチーノをいただく


戻りのバスは、午後5時にアカバを出、夜遅くアンマンに着く。 折角の高級リゾートホテルだ、少し豪華なランチを摂っておこう。 かなりフォーマルなイタリアンがプール脇に多角形と波のようなカーブから成る細長いフロアーを占めている。 上質なテーブルが程よくスペースを取ってアレンジされている。 午後三時、お客は誰も居ない。 身なりはイマイチだが、リゾートホテルだからいいか。 入ってみた。チーフウエートレスが手慣れた感じで挨拶にくる。 そして料理長も。 肉の焼き具合と、ペパーの辛さ加減の確認である。 林蔵のお決まりの肉の焼き具合は通に言わせると最も不味い、bien cui(ウエルダン)である。 余談であるが、林蔵がフランス語を始めたのは、スイス時代、肉の焼き具合を伝えるのに、どうしてもフランス語で言わなければならなかったことによる。 しかし今回は始めてシェフのお任せにした。 フィレ肉をアラブ式ケバブ風にグリルしたものをフルコースで頼んだ。 広いフロアーを独り占めである。 チーフウエートレスがかかり切りでサーブしてくれる。まるでエアーラインのファーストクラス並みである。 ゆっくり食事を楽しむと、丁度良い時間だ。 土産物屋に少しの時間を割き、バス停に向かうにグッドタイミングである。 次回は、アンマンに宿を取らず、アカバに宿を取るのも良いと思い始めている。 静かで平和なアカバ湾に喝采。




ガーデン・プール: デーツの実がネットで包まれている
(落下防止: 落下すると踏みつけたりし、フロアーが汚れるのを防ぐ)




JETTバス: アカバ、バス・ターミナル
2階建のCA乗車大型バスがアカバ‐アンマンを走る












林蔵@Aqaba Jorfdan 5/Aug/'13 (Updated on 25/Aug/'13 #444)

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