ヒルトンの朝食ほどではないが、十分で新鮮なフードが揃っている。早朝ウオークから戻り、シャワーを浴び、グランドフロアーのレストランへ向かう。 マナマ定宿での朝食。　前の席には、首筋に蝶のタットーを入れた英国風ヤング・レイデイ。　なかなかしっかりしている。 　お昼用だろうか。　朝食とは別に銀のタッパにもう一人分詰めている。　コーヒーも蓋付紙コップに別に取ってある。

空港島を取り巻く海沿いの高速道路
高速道路と言っても日本のような高架ではなく、無料なのでゲートもない

朝食を済ませ、真夏の湾岸ではあるが、街歩きに出かける。　林蔵のスタイルはあくまでウオーク。　これを変えては”地球を歩く”を標榜する林蔵の名折れである。　サンクリームで露出肌をガード。　つば広の帽子を被る。　行き先は、Ｃｉｔｔｙ　Ｃｅｎｔｅｒ。　大型ショッピングモールだ。　湾岸の気温は確かに高いが海水の温度調節機能で内陸部のように極端に上がることはない。　しかし湿度が高い分、汗は容赦なく噴き出る。

定宿の部屋からマナマ市街を望む
いつもは海側の部屋だが、今回は街側の部屋

月一の国外脱出では、毎回映画を見る。　日欧米風の娯楽が極端に少ないリヤドでは映画館や劇場、所謂大衆娯楽施設が無い。　大画面、大音響、大勢の観衆、全てがすこぶる新鮮に感じ、五感に訴える。　また日本では公開前の作品を一足先に味わうこともできる。　

City Center:　
高級ブテイックや専門店が犇めく
モールは上の画面から更に左右に広く拡がる　
グランド・フロアーはドイツ系高級ホテル　Ｋｅｎｐｉｎｓｋｙに繋がっている
フードコート、カフェ、品の良い上質レストランも多数入居

さて、今回の映画は何にしよう。　City Center　の　Cinema 20 (20の映画が同時に上映されている)で上映作品を物色。 　これにしよう。　実話ものに弱い林蔵である。　２０１３年、イギリス映画、ワン・チャンス、素人演芸番組 "Britain's Got Talent" で優勝し世界的なオペラ歌手になったポール・ポッツのストーリーだ。 　ラブ・コメデーに仕立てている。　久しぶりに英国発音を聴く楽しみを味わうことができた。　マナマに感謝。

Cinema20: チケットカウンター
フランスの大手スーパー、カールフール系のシネコンだ
２０のシネマが同時上映されている、字幕は仏語とアラビア語

林蔵＠Riyadh Saudi Arabia 29/Jun/'14　(Updated on 5/Jul/'14)