Manama @Oct/'02 Manama Bahrain
バーレン行きのキャセー航空 CX733は、Boing 777、細長い客室に3,3,3の9列、満席である。 初めてのバーレン。 離着陸の便数が少ないのか、バゲージ・クレーム エリアはそんなに広くないが、混んでもいない。 早速、客先の局長に到着の電話連絡を入れた。 バゲージ・クレーム エリアにある電話機はクレジット・カードが使えるタイプである。 両替を済ませていない客に便宜を図っている。 こう言う時、クレジット・カードがまるで魔法のカードのように見える。 カスタムズ・クリアランスも簡単、着陸後約30分で外に出ることができた。 出口では、ヒルトンの運転手が私の名前を掲げて待っていていた。 よく手入れの行き届いた、トヨタのエステイマで海岸沿いの空港ハイウエーを、快調にホテルへ向う。 10分程度で市内のホテルに到着した。 道路を挟んでシェラトンと向かい合っている。 規模は余り大きくないが、ヒルトンの格調は保っている。 部屋は、ガーデンウイング。 プールに面した1階の部屋である。 ビジネス仕様にはなってなくリゾート仕様だ。 従って部屋にはビジネス・デスクがない。
朝食は、ロビー奥のカフェでバイキング形式で戴く。 一番奥のプールに面した窓際の席を取る。 日本の家庭でもお馴染みのカポック、ベンジャミン、おりずるランの、生の観葉植物がプールとカフェをさえぎる。 ガラス窓の内側には、丸みをおびた木の大柄な格子が、無機質なガラスをカムフラージュしている。 グリーン系のじゅうたんに明るい木のテーブル。 椅子はラタン。 白が基調の壁、中東に居ながらヨーロッパの感じが楽しめる。 人の心を癒すことに長けたホテル・デザイナーの技がありがたい。 高級ホテルの証がこの辺に漂う。
7時、既に中東の太陽は高い。 プールでは使用人がプールに入った木の葉や昆虫を大きな網ですくっている。 バーレンでは雨は1年に1度程度しか降らない。 植物は水を与えないと育たない。 ホテルの敷地内は大木が茂っている。 高価な水をふんだんに使っている証拠である。
路地: 定型的な中東の町、かつてのロバは現代ではトラックやバンになったが
25/Oct/'02 林蔵@Manama Bahrain (Updated on 25/Apr/'08)#126 |
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