かぼちゃはパンプキン
@Sep/'01 British Colombia Canada


谷間のかぼちゃマーケット 



逗留先の米国 Brewster から、隣国カナダにドライブに行った。 国境まで約 200km、2時間くらいで気軽に行ける。 ボーダーでのチェックも簡単。 パスポートを見せると、決まった質問を2,3される。 それに手近に答えれば簡単に通過できる。 国境には小さいながら免税店と両替屋がある。  カフェ等で使う小銭用に僅かの米ドルをカナダドルに換えた。 カナダ側の国境の街、Osoyoos に入る。 国道沿いの Subway(ファーストフード店)で軽食コーヒーブレーク。 ドリンクはセルフサービスだ。 フランス語と英語で書かれた器具の説明書きに従って、カプチーノを入れる。 バイリンガルの国柄をこんな、田舎町でも感じられる。 早速カナダドルの活躍である。

ここから、更に97号を暫く北上し、谷間に横たわる静かな Osoyoo湖の西岸を走る。 湖の半ば位まできた地点で、Vancouver のサインが出てくる。 バンクーバー迄、500km の標識。 ここから、R3に乗り換え、西方向に進路を変える。



かぼちゃ市場の裏にある退役耕運機に乗り悦に入る筆者           外に山と積まれた様々なかぼちゃ     


1時間くらい走ると、切り立った山が両脇そびえるスイスのような風景の場所に出る。 其の時だ。 パンプキンが目に飛び込んできたのは。 道路脇に大きな農家の納屋風建物があり、建物の周囲に大小様様なパンプキンが一面に並べられているのである。 見事な数と大きさのパンプキン。 瞬時にパンプキン村と命名した。 さっそく車を止め、建物の中に入ってみた。 内部は野菜・フルーツも扱う市場になっている。 パンプキンが主役で有ることは言うまでもないが。 広い駐車場も備わっており、この辺りでは知られた市場のようだ。 マスカット葡萄を一房買った。 おっと、ここはカナダだ。 ここでも先ほど換えたカナダドルが活躍。 無事マスカットをゲット。 パンプキン市場を出、街中に入った。 小さな街である。 メーンストリートが国道3号線に沿って 200m もあろうか。 これがこの街の全だ。 この小さな街は街全体がパンプキン一色。 自然の恵みと人々の労働の実が谷間に光る。 正にパンプキン村と呼ぶに相応しい。

 
    村の沿道に積まれたかぼちゃ            かぼちゃ市場の内部      





17/Sep/'01 林蔵@British Colombia Canada (Updated on 26/Jan/'08)#035

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