Avalon
International Air Show
@Feb/'01 Avalon Australia


大型輸送機


メルボルンはスポーツ天国でもある。 僕がメルボルンに来る少し前には全豪テニスの大会があり、ヒンギスやダベンポートが、City の中を俳諧していたらしい。 この週末は、Avalon で International Air Show がある。 3月始めには、アパートから歩いて行けるアルバート公園で、F1 のオーストラリアグランプリがある。 いずれもチケットは当日買えると言う手軽さ。 昨日は早速 Avalon International Air Show を見てきたのでレポートしよう。


場所:    メルボルンの郊外、約 60km 南西にあるAvalon Air Field
料金:   大人 (A$ 30, 約\2000) 
他にも家族券 (A$ 60)、
子供券 (A$ 15)がある
開催期間: 2001年2月16日金曜の夜から、18日の日曜日迄



 B52爆撃機



土曜日、09:30 アパートを出る。 今回は迷わず 首都高速M1を西向きに入れた。 アパートから2分で Princess ハイウエーだ。(同じ M1 でもメルボルンから東向きは、Phillip ハイウエーと言う。) 10分位で渋滞に逢う。 今日は Air Show の日である。 さすがのオーストラリアでも道は混んでいる。 抜けるのに30分掛かった。 3車線から2車線へのネックの処だった。 "10kmh less will save lives" の大きな看板が目立つ。 渋滞のお陰でバイクを多く見た。 路肩をするするとすり抜けて行く。 羨ましい。 タンデムが多い。 何れも、揃いのヘルメットに、革ジャン、或いは、長袖、長パンツのツーリングスタイル。 さすがに、ちゃらちゃらした、太股を出した、ハイヒールのおねーさんはいない。 ロングツーリングのソロ組もいる。 彼らは、かなりの荷物を積載している。 当然キャンピングだろう。 荷台には、少し無骨な荷物キャリア‐を着けた大型バイクも多い。 格好は、少し無骨だが、荷物の積載、固定は安全にできるようになっているみたいだ。 アメリカンの後部座席の背もたれを、幅広に大きくした感じ。 これなら荷物をしっかり固定できそうだ。 Air Show 行きの車は途中から、専用道路に入る。 常時は農道だが、Air Show の時期のみ、専用アクセス道路となる。 農道だけあって、普段では見られない看板に出くわす、“Give Way To Stock”(家畜優先)の看板だ。



現役戦闘機 F15



12:15 会場到着。 駐車場は、牧草地だ。 区画毎に “A” から、、、、、(“F” 以上は遠く過ぎて見えない)、順に、工事用のビニールテープで囲い、列の印は、すき(農業用語: 土地を耕す道具)で浅く線を引いてある。(農地を掘り起こしてある。) 各ブロックに500台位は収容できるだろうか。 土地が平らで、広いオーストラリアならではの光景だ。




新型輸送機: 超短距離で離着陸できる。着陸した後バックもできる 


航空産業の展示もしっかり揃っている。 広い展示会場には、主だった世界の航空産業に携わる会社のブースがあり、結構、金を掛けていて、展示も凝ったものが多い。 せっかくだが時間が無いので、中の展示は殆どパス。 外の現物展示と、メインの航空ショーを見に行く。 とにかく広い。 セスナのエアーフィールドも在り、自家用セスナでショーを見に来ている人も多く居そう。 駐機場にセスナがところ狭しと並んでいる。 チケットカウンターに並んで A$ 30 のチケットを買う。 Official Program (A$ 8) も買った。



当時の最新鋭機 F111


13:30 会場内には、至るところにホット・ドッグ屋やハンバーガー屋が立ち並んでいる。 食べ物、飲み物には不自由しない。 ちょっと高めだが。(オーストラリア値段では。)  チキンバーガ‐にミネラルウオーターで A$ 11.5。(約¥770)



ビンテージ戦闘機: 意匠を凝らしている



5,000人以上のボランテイアーが Air Show をサポートしていると、場内アナウンスの案内。 日差しが強い。 日焼け止めクリーム忘れた。 ここは、オゾン層が薄いから、サンクリームは必需品。 展示は軍用機が殆どだ。 エンジンも、兵器も撮影し放題。 どこかの国も規制緩和を本気で見習わないと。 航空産業はアメリカが抜きん出ている。 案内のアナウンスでも言っていた、これぞ、アメリカンクオリティー。 例えば、今、眼の前でデモ中の、F15 戦闘機、30年以上現役で、今でも十分トップレベルの戦闘機だ。 目の前で、垂直上昇をフルスロットルでやってくれる。  すごい轟音と共に、あっと言う間に真っ青な空を着き抜け、見えなくなってしまった。 パイロットと機体には凄いストレスが掛かるらしい。 5 - 7G のストレスとの説明が、場内の案内スピーカーから流れていた。 早いばかりが能では無い。 低速飛行もできる。 機体を15度に傾けて、250Km/h 程度のスピードで巡航できる。 かなり高度なテクニックが必要なのと、燃料消費が多いらしいが、実際の Operation では、便利な機能らしい。 C17 輸送機: 最新型の超大型輸送機、低速巡航可能、1000m滑走路で離着陸、バック可能。 目の前で、1000m着陸、自力でバックを実演してくれたが、減速が凄い。 機体、特にランデイングギアーには、かなりのストレスだろうが、良く設計されている感じ。



トランスポートへり



17:00 そろそろ、帰り支度をしよう。 車は Eブロックに停めた筈だ。 記憶を辿りながら自分の車を探し当て、車に乗る。 さすがに大混雑で動かない。 1時間程掛かり、やっと駐車場を出る。 農道をのろのろ運転すること1時間半、Princes ハイウエー M1 に出る。 M1 に入ってからは快調だ。 市街地に入る手前で、Yarra川の河口を大型船が通れるようにした、丁度横浜の Bay Bridge や、 シドニーのハーバーブリッジのような、超高架型の “West Gate Bridge” を通過する。 ここからのメルボルン市街の眺めが素晴らしい。 メルボルンは、海港の町という構図が良くわかる。

20:15 無事、アパートに帰着。 アパートの入居者は、自分のリモコンで駐車場のゲートを開けるが、僕のリモコンが金曜日から故障していてゲートが開かない。 他の入居者が来るまで待って開けてもらって、一緒に入れて貰った。 月曜日には、管理人の Jackey さんに新しいリモコンを調達して貰おう。

   走行距離: 114km
   所要時間: 11時間45分
   費用  : チケット  A$ 30  (約¥2、000)
          プログラム A$  8  (約¥  540)
          昼食    A$ 11.5(約¥  770)
          ガソリン  A$ 15  (約¥1、000)(約 15リッター)
   合計            A$ 64.5(約¥4,310)




駐車場に止めてあったバイク: 何れも日本製



18/Feb/'01 林蔵@Melbourne Australia (Updated on 2/Jan/'09)#039

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