Bribie  Island
@Apr/'01 Bribie Australia


Sunshine Coast Mooloolabaビーチにて


朝8時、メルボルン空港の国内線エコノミー・クラスのカウンターはかなり混雑している。 隣のやけに空いているカンタス・クラブのカウンターを横目で眺めながら、長いキューに並ぶ。 約1時間でようやくカウンターに辿り着く。 エレクトロニック・チケット(FAXの旅程表)をカウンターのおねーさんに渡して、ボーディング・カードをもらう。  国内便で約1時間半、1年ぶりに Bribie Island に戻ってきた。 メルボルン郊外 Mulgrave のJALPAC(某日系企業内のトラベルエージェント) に予約して貰ってあった、赤いBodyカラーの Farcon を エアーポート Hertz で受け取る。 Bruceハイウエー1号線を北へ1時間ばかり、真夏の太陽の下、右手に太平洋やユーカリの林を観ながら走る。 無事目的地の Ningi に到着。 空港で別のレンタカーで 当地に向かった、相棒のスーパーマリオは途中で見失ってしまった。 彼は、今度のプロジェクトでの出張は初めてだ。 Ningi ももちろん初めてだが、現地人だから何とかなるだろう。 Sylvan Beach Resort の部屋も前回と同じだ。 メルボルンのアパートと同じくらいの広さがある。 長期滞在型のコンドミニアム風リゾートホテルである。 広いリビング、食器洗い機まで付いたフル装備フルサイズキッチン、2ベッドルーム、バスルーム、Washing Room(洗濯機、乾燥機付き)と至れり尽くせりと言った感じだ。 1階 (Grand Floor) は1戸毎にシャッター付きの駐車場になっている。 仕事場のカンガルー達も健在だ、受け持ち区域の見張りを怠っていないようだ。



 Bribie Islandのもう一つの宿、 Placid Water:
ビーチへは1分、ビーチの小さなレストランでナシ・ゴレン (インドネシア風フライドライス)が旨い



今回は新しいメンバー、スーパー・マリオそっくりの Edward が同行している。 彼は16年前にポーランドからの移民してきたらしい。 オーストラリアに来て以来ずっと某日系会社の Radio部門で仕事をしていると言う。 英語は少したどたどしいが、人懐っこく感じが良い。 2人の息子が居て二人とも成人しているとの話であった。 我々が属するシステム試験グループの S&F(無線関係)のメンバーに2週間前から加わっている。 2日間一緒に仕事をしているが、よく気が利き実によく働く。 しかも無線機器のことが良く判っている。 大電力送信機の修理作業も殆どツーカーで判る。 大変ありがたい存在である。



Bribie Islandのもう一つの宿(モーテル)



初日はスーパーが閉まる前に帰り、これから1週間の生活用品、食料品を仕入れておこう。 スーパーのレイアウトも大して変化は無い。 相模原のスーパーで買い物をするのと変わらない。 夕食は、島で1軒の本格中華料理店 Sun Lai へ行く。 スタッフは以前とやはり同じだ。 メルボルンの中華レストランと違い、ここのウエートレスは中国人ではなく栗毛のオージー娘。 味は良くなっている感じ。 食べ終わる頃になって、スーパーマリオが一人でやってきた。 どうしてこの店がわかった?と聞いたら、小さなメモ帖を出してリストを見せてくれた。 彼なりに、サバイバルリストを作り持ち歩いているのだ。 Sun Lai では食事が終わると、おみくじ入りの特製クッキーを一人1個小さな皿に入れて勘定書と一緒にもってきてくれる。 今日の運勢は?、、、 "Romance is risky tonight" あー、初日からこれだ。



投宿したシルバン・ビーチ・リゾートのダイニングキッチン



翌朝、コーヒーを入れ、クロワッサンとチョコフレーククッキーの朝食。 2枚目のクッキーを口に入れようとした時だ、異常に気が付いたのは。 クッキーには小さな蟻がうろうろ歩き回っているではないか。 と言うことは、一枚目も同じ状態であったに違いない。 2日目もついてない。 いや、ついてないのでは無く、単にいつもの不注意でドジなだけか。

Bribie Island はペンショナーの多く住むリゾート・アイランド。 ビーチ・ギャルは居ない。 メイン・ランドとは1本の橋で繋がっている。 シンガポールとジョホールバールの間に掛かる橋のような感じである。 島民の飲み水もこの橋と平行して引かれている水道管に頼っている。 海岸沿いの散歩道をジョギングすると、すれ違うのは年配のカップルか家族連れが殆ど。 散歩道が無くなったので、ビーチの波打ち際を走る。 マングローブの林に入った。 この辺りの砂は鳴き砂だ。 釣り糸を垂れている者も何人か居るが、そんなに直ぐ獲物が掛かる様子も無い。 この国の生活は恵まれ過ぎているように思う。 資源と土地が有り余る国。 これも地球と言う星にはびこる人間と言う生物の単なる偏差値みたいなものだろうか。



Gold Coast市内



Gold Coast Tweed headにて






07/Apr/'01 林蔵@Ningi Australia (Updated on 13/Apr/'10)#057

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