Yarra Valley Wine Festival
@Mar/'01 Yarra Australia


Yarra Valleyのワイナリーの一つ、Eyton on Yarra


天候は今一。 昨夜からの嵐がまだ過ぎ去っていない。 昨夜の突然の嵐はまるで日本の春一番 (ここでは秋一番と言うのだろうか。)のようだった。 しかも豪雨まで加わって。 金曜の夜、パーテイドレスの若い女性達は突然の激しい嵐に興奮し、歓喜と怒りの叫びをストリートに響かせていた。 今朝、雨は一応止んでいるが風はまだ強い。 前から決めていたのだ、天候は少し悪いがバイクを借りにゆこう。 その前に両替。 Crownカジノのメインキャシャ-で両替が出来る。 しかも24時間営業、両替率がメルボルンで一番良くおまけに手数料は無料。 利用しない手はない。 今、オーストラリアドルは下がっているので替え時でもある。 交換レートはUS$=A$1/0.5245 だった。 バイクを借りる前に、ブーツだけは自分のものを買っておきたい。 ヘルメット、ウエアーはレンタル屋が無料で貸してくれる。 Elizabeth St. のバイク屋街でバイク用のブーツを探す。 ウエア‐、ブーツ専門店がある。 カウボーイっぽいデザインで、冬に備え少し大きめのブーツを探した。 気に入ったモデルが有ったので、店の親父に、「僕に合うサイズ有る?」 と聞いたら、 「それが一番小さいのだ。それより小さいのはないよ。」とつれない返事。 僕は、もっと大きいのが有るか?と聞きたかったのだが。 店の親父もようやく意味が判り、大きいサイズを出してくれた。 冬場は厚手のソックスを履くから、少しゆるいのにした。  

早速、買ったばかりのブーツを履いてバイク屋へ行く。 川崎バルカン(1500cc)を 1日半借りた。 既に先客が2名居て、ウエア‐を身に付けたり、メットを合わせたりしている。 彼らは、小型を1週間位借りるらしい。 遠出をするのだろう。 僕の借りたバルカンの料金は、1日 A$ 215 x 1.5日 = A$328。 ヘルメット、ジャケットと手袋は無料で借してくれる。 メットはジェットタイプを借りたが,なんだかちゃちっぽい。 手袋は大きなバスケットの中からサイズの合ったのを探す。 かなり古いが手にぴったり馴染むのがあった。 長期滞在にあわせ、ウエアー、メット、手袋、カッパは今度帰った時に家から持ってこよう。




カワサキ・バルカン1500: レンタルバイクは車より高い



明日は、Yarra Valley のワイン祭りに行くので、今日は慣らし運転をしておこう。 Beacon Cove に出てみた。 低気圧の凄い風。 海岸の砂が横殴りに容赦なく顔面に吹きつける。 しまった。 ヘルメットは、格好つけてジェットタイプを借りたが、フルフェースを借りれば良かった 。 マックで昼。 Port Phillip湾、西周りの高速M1に乗り、Geelongへ向かう。 向かい風だ。 時々雨になる。 雨になると、ジェットタイプのヘルメットでは、殆ど走れない。 雨があたるのでは無く、針で刺すように顔面に当たる。 スペードをゆるめる。 40km位に落とさないと走れない。 やっとGeelongに着いた。 Waterfront の Jetty Cunningham Pier の先にあるカフェ&バー Buccaneer's Cafe でカプチーノを1杯注文し、 このノートを書いている。 時々挿す太陽の光に、海がエメラルド色に輝く。 南風がまだ激しく吹いているが、湾は半島の北側にあるので海面はうそのように静かだ。 Cafeのテーブルの上に小さな説明書がある。  Anne Bonny was a female buccaneer who escaped the death sentence because she was pregnant. -Smorgy Cunningham Pier-

店内のセッテングが替えられている。 何か始まるのかなと思ってカフェを出たら、花嫁が馬車で、長い桟橋を渡り、 ちょうど入口の馬車寄せ(車寄せ)に着いたばかりだ。 何時の間にか、着飾った親族、 関係者が周囲にいる。 ウオーターフロントに突き出た Jetty 先端のレストランバー、雰囲気の出る場所に違いない。




ウエデングシャリオット@Cunninghum Pier



帰り、メルボルン空港に寄る。 メルボルン市内への入口手前でM80に左折れ,最後は空港専用線C743を快調に走る。 Airportの駐車場では、バイクはIN/OUTとも、ゲート素通り。  (ゲートの前で止まったがゲートが上がらない。  すり抜ける幅が十分あるので、 そのまま入ってしまった。) マックのガソリンスタンドでガス補給 9.94リッター 

メルボルン空港からは43号でメルボルンへ。 再び Beacon Cove へ。 Station Pier の入口にあるレストラン、Cafe Limani でBeacon Cove の海岸を眺めながら夕食でもと思って、 Station Pier Restaurant へ行ってみたが、イベントの準備中で駄目だった。 St. Kildaへ。 St. Kilda 海岸の Stork Houseで夕日を楽しみながら夕食。 ここは席に着くとメニューが配られる。 そのメニューをレジへ持って行って注文する。 いくら待っていても、注文は取りに来てくれない。 (席に着くなり、若いボーイが、システムを手短に説明してくれたお陰で、このシステムが分かった。) 飲み物は、ウエートレスが別に注文を聞きにくる。 こちらは、その場でキャッシュで払う。 アパートに帰り、South Gate Tower (アパート)の管理人に頼んで、バイクを駐車場の中に止めたさせて頂いた。

日曜日: 天候曇り。 今にも雨が降りそうな低く垂れた鉛色の雲。 気温18度。 せっかくバイクを借りたのだ。 バイクを出してYarra Valleyへ向かう。 Yarra Valley ワイン祭りを体験するのが目的。 途中やはり時々雨に打たれた。 City Road から Punto Road を左に折れ、北に向かう。 34号との交差点を右に折れ、Ringwood方面へ向かう。  途中、Ringwood の街で、オーストラリア軍のパレードが有った。 バイクを降りて見物。 娯楽の種類が少ないのか、愛国心が旺盛なのか、街の人が総出かと思う程の人出。 迷彩色の戦闘服にカウボーイハットの歩兵が特徴。 見物の後は、前を行く小型観光バスの後に続いて適当なワイナリーへ入った。 入ったワイナリーには、既に大型観光バスが列を連ねて留まっている。 誘導員の指示に従い、パーキングにバイクを止める。 チケット販売のテントで、A$16.5を支払い、 一般入場券を買う。 Dayパス、ワイングラスと、Food券を渡される。 Food券でプローンサラダのような Dish一皿もらう。 ワイン・テーストは、赤を貰おうと思ったのだが、思うように行かず白をグラスに少し注いで貰った。 大型トラックの移動ライブ・バンドも入っており、もうかなり出来あがっている連中も居る。 酔いもまわり、良い気分なのだろうか、何人かが、バンドの前で踊りに興じている。 Dayパスがあれば、Yarra Valley一帯、何処のワイナリーに行っても入れるのだが、天候が今にも崩れそうなので他のワイナリーは訪れずメルボルンへ帰った。



Morning半島のCattle Jetty:



天候は相変わらず良くないが、このまま、一日が終わるのも惜しい。 南へ行ってみよう。 St.Kilda から海岸沿いにSorrento へ向かった。 鉛色の海と空を見ながら海岸沿いを走ったが、やはり雨に数回打たれる。 Fullface のヘルメットと Rain Gear があれば、そんなに嫌な思いはしないのだが。 雨が直接顔面を挿しG-パンに雨が浸みて来る。 酷く後悔の念に打たれる。 途中ガスを入れて Sorrento に着いた。 気温、20度。 ワイナリーの食事券で頂いたプルーンサラダだけでは昼には少し物足りない。 Sorrento の目抜き通りにあるレストランの一つイタリア料理店 Shell Cafe に入る。 なんとEBTGの音楽がかかっていた。 自分の持っているMDの曲が店内に流れているだけで何だか感激する。 いかにもイタリアのおカーさんと言う感じの、上腕を取り巻くようにタット-をしたウエートレスにスモークドサーモンとカプチーノを注文。 地図を眺めながら休憩。 カプチーノをもう1杯頼んだ。 メルボルンへ向け、来た道を引き返す。 途中の街 Mornington のハーバーにロケーションが良い感じの Cafe がある。 今度行ってみよう。 アパート着。 気温、21度。



South Bank Towerアパートのキッチン


台所には Cooking 道具が全て揃っているのに全然使わないのは如何にももったいない。 休日は簡単な料理に挑戦しようか。 手始めに、City の Russel通りにある Great Eastern Grocery で食材を少し買った。

  米こしひかり 750g  A$ 2.5  (オーストラリア産) 
  インスタントラーメン A$ 2.3  (日本製)
  インスタントヌードル A$ 1.8  (韓国製)
  醤油           A$ 3.2  (キッコーマンAustralia製で味は日本と同じ)
  五目御飯の具     A$ 6.1  (日本製)
  さけ茶漬        A$ 3.1  (日本製)
  おにぎりの素      A$ 9.4  (日本製)

これだけ投資したからには、週末はどうしても挑戦せねばなるまい。





Geelong湾に浮かぶ白亜のCunninghum Pier






18/Mar/'01 林蔵@Melbourne Australia (Updated on 10/Feb/'08)#050

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