大府シテイ健康マラソン
@Nov/'11 大府, 愛知


会場の石の瀬小学校
今回は26回目だそうだ、参加者はこれまで最高の6770名



前回のマラソン大会参加は、2006年の霞ヶ浦マラソン(10マイル)だ。 実に5年ぶりになる。 ランニング再開後の初めての大会参加。 本当はもっと近くの大会に参加したかったのだが、参加を申し込もうと近場の大会をネットで調べたら、目指す10km、男子、60歳以上の大会は既にことごとく締め切られている。 と言う訳で愛知県大府市の大会にエントリーすることになったのである。 土日を利用して参加できるぎりぎりの範囲だ。 金曜日は今年一番の冷え込みでしかも雨の寒い日だった。 だが明けて土曜日は打って変わって見事な晴天、気温も20度近くまで上がる予想。 絶好の移動日、マラソン日和になった。 往路は高速代を節約して下道を走る。 運よく、殆ど渋滞には遭遇せず、目的地の大府駅前のビジネスホテルに到着。 前日にネットで予約して於いた。 ビジネスホテルだから部屋は狭いが一晩泊まるだけである。 清潔でコンフォタブル、十分過ぎる程だ。 値段も手ごろでバイキングの朝食付きだ。 これは助かる。 夕食は街で取ろうと、部屋の鍵をフロントに預け外に出た。 駅前はこじんまりとしており、飲食店は2,3軒あるのみ。 いずれも私の好みとは言い難い。 駅のブリッジを渡り反対側に出てみる。 バス停があるが飲食店は見えない。 駅から直角に伸びるバス通りを歩く。 四つ角に台湾料理店”海香館”があった。 入ってみた。 驚いたことにまるで突然中国に来たみたいだ。 厨房からも、ウエートレス達からも大きな声で早口の中国語が飛び交っている。 知らない土地で偶然に入った店、本場の味が頂けるに違いないと直感。 少し得をした気分がする。 チャーハン定食を注文。 サラダにラーメンとチャーハンのコンビ、強火のコンロと中華鍋の音が大きな声の中国語に負けないくらい激しく店内に響く。 出てきた料理は間違いなく台湾料理(台湾に行ったことは無いが)だ、旨い。 ホテルに戻り、その日は明日の大会の為、早めの就寝。
 




受付:大きな注意看板が、
何と、時間制限がある、7.25km点を11時(1時間)で通過しなければならない
内心汗!!



日曜日、いつもと同じ時間、6時に起床。 昨日に負けない程の晴天。 洗面を終え、1階のレストランでバイキング形式の朝食を取る。 ヒルトンの朝食と言う訳にはゆかないが、普段の朝食としてはかなり贅沢な朝食を楽しむ。 8時にチェックアウトし、指定された駐車場、豊田織機工場の駐車場へ向かう。 植え込みで綺麗に整備された工場の門をくぐり、工場の専用駐車場に車を停める。 メイン会場の石の瀬小学校へは徒歩で10分程度とある。 既に多くの参加ランナー達が会場に向かって歩いている。 流れに沿って歩けば自動的に会場に辿り着くので安心。 会場の石の瀬小学校にて受付を済ます。 ここで初めて制限時間があることに気付いた。 折り返し点を40分、7.25km地点を1時間で通過しなければならない。 時間オーバーになると、選手収容車に載せられて会場に戻ることになる。 大丈夫だろうか。 山中湖や湘南で練習した時には10kmの正確なタイムを計っていない。 7.25kmを1時間なら何となく大丈夫な気がするが。 9時15分開会式が始まる。 今回の大会は26回目で、参加者は最高の6770人だと市長さんの挨拶。 最近の大会参加者数は6000人規模が常となっているようだ。 それにしてもいつもながら女性ランナー達の派手さはどうだろう。 毎年その派手さは増している気がしないでもない。 決して嫌なことではないが。 




スタート前: 一番後ろの列、到着予定時間60分以上の位置に並んだ


10時スタートだ。 9時45分から交通規制が始まる。 ランナー達がスタートラインに並び始める。 例の如く、到着予定時間毎に前から順番に並ぶ。 トップランナーは当然前。 私は一番後ろの列、60分以上のラインに並んだ。 スタートした。 我々が並んで居る場所が動き出すのはスタート号砲が鳴ってから数十秒掛かる。 ようやく動き出した。 ゆっくり行こう。 ペースメーカーを探す。 丁度私の前を中年のカップルが正確なリズムで走っている。 ランニング姿勢も実に整っている。 一見して慣れている感じ。 早くないが正確なピッチ、時間内にゴールするペースで走っているに違いない。 スローな私のペースに限りなく近い。 彼らについて行こう。  




折り返し点: ここの制限時間は40分
通過タイム32分、何とかクリアーした



折り返し点に差し掛かった。 時間を見た、32分経過。 思った通りだ。 彼らは時間内にゴールできるペースで確実に足を運んでいる。 私の体調も悪くない。 これなら最後まで同じペースで走れそうだ。 しばらく彼らの少し後ろを走っていると、隣に私とほぼ同じペースで走っている男性が居るのに気付いた。 走りながら話しかけてみた。 近くの刈谷からおいでになったランナーだと言う。 お話のなかから、この人も中部、関東甲信越地方の多くのマラソン大会に参加していることを知る。 そして22年生まれだと言う。 きしくも同年齢であることが判明。 驚きと小さな感動を覚える。 新たな元気を貰って改めて時間内ゴールを確信するのであった。 ポシェットに入れていたコンパクトカメラでランニング中の筆者の姿を撮って頂いた。




6km当たりで恰好を付けてランニングする筆者:
走っている途中でお知り合いになった同年齢のランナーに撮って頂いた



無事制限時間内タイム、1時間9分43秒でゴール。 これで次の大会参加にも自信が付いた。 この大会は途中のドリンクサービスが無い。 走り終えた後、会場内にドリンクサービスがある。 早速、ドリンクサービスの場へ行き、スポーツドリンクを一杯頂く為に列に並ぶ。 前の女性は何と既に売店でみたらし団子を買って手にしている。(実は筆者も、その美味しそうなみたらし団子を買おうと思い、ドリンクサービスを受けた後、模擬店へ行ったが既に売り切れであった。) 彼女達の驚くばかりの用意周到さに舌を巻く。 ともあれ、無理も故障もなくランニングを終えることができた。 イベントを支えて下さった多くの方々、一緒に走った刈谷の同年齢の男性、6770人のランナーと我が身の健康に感謝。  




何とか時間内にゴールした筆者:
今回は選手収容車のお世話にならずに済んだ





お楽しみ抽選会の投票箱:
一等賞は流石健康マラソンにふさわしくマウンテンバイク




帰路: 富士川SAにて冠雪した富士の絶景をめでる











林蔵@大府 13/Nov/'11 (Updated on 16/Nov/'11)#408
  

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