浜マラソンin九十九里 @Jun/'12 九十九里, 千葉 6月の海辺; 爽快な気分で浜辺を走る このレースは少し変わっている。 途中の給水ポイントがない。 ランナーは水と食料を背負って走るのである。 受付で背負うリュックの中身確認がある。 規定通りの水、食料が入っているかのチェックである。 給水ポイントはないが、NPO団体アウトドアースポーツ医療チームが4駆2台を駆り、コースを援護巡回する。 彼らはロシアで開催されたイベントから帰国したばかりだそうだ。 2台の4駆もロシアから帰国したばかりのものだと言う。 例年なら6月のレース参加は富士五胡の一つ西湖で父の日に開催される西湖ロードレースに決めているのだが、今年はエントリーのタイミングを逸した。 ネットでエントリーをしようとアクセスしたが、既に定員オーバー、最近のマラソンブームで多くのリピーターが受付が始まるや早々にエントリーしてしまうようだ。 だがこの九十九里も悪くない。 来年も又来たくなってしまう。 今回が3回目そうだ。 昨年の2回大会に比べ5倍の参加者数だそうだ。 それでも未だ数百人のレベルである。 でも来年はゆうに1,000人を越す参加者が集まるに違いない。 海ほたる; 房総に抜ける海の道、天気が良ければ素晴らしい東京湾の景色が楽しめる 九十九里なら当日早朝に出かければ十分間に合うとも思ったが、60を過ぎると過分の余裕を取りたくなる。 と言う訳で前日から現地入りすることにした。 宿はネットで取った。 旅籠屋九十九里だ。 名前から判断すると九十九里の海辺かとも思うが、地図で確認するとかなり内陸部にある。 千葉東金道路の松尾横芝ICを降り、九十九里へ向かう芝山はにわ道を少し南に下った道路沿いにある。 実は予約日を一日誤って金曜日の夜を予約してしまっていたらしい。 金曜日の夜、突然旅籠屋から私の携帯に電話が掛かってきた。 何時に到着するのかとの問い合わせだった。 何!、私が行くのは明日の筈だが!! どうも私が誤って金曜日の夜の予約をしてしまったらしい。 旅籠屋の御主人にお詫びを申し上げ、明日、土曜日の夜に急遽変更して頂いた。 旅籠屋の主人は迷惑そうでもなく、快く予約を一日ずらして下さった。 何歳になってもどじさは変わらない林蔵である。 海ほたるに併設された技術資料館(無料); 日本が誇る高度なトンネル掘削技術が展示されtれいる 行きはたっぷり時間に余裕をもって我が家を出発。 高速の最短ルートを取る必要もない。 東京湾を潜るアクアラインで千葉に入ろう。 アクアラインに入るには多摩川沿いの一般道川崎街道‐府中街道を南下、川崎大師から首都高速に入る。 高速に入ると直ぐにトンネルへのアクセスが始まる。 ラジオの交通情報ではトンネル内事故で渋滞8kmとの案内であったが、急ぐ旅でもなく予定通りのコースを走る。 そして、私がトンネルを通過する時刻には既に渋滞は解消されていた。 実に運が良い。 海ほたるで昼食休憩を取ろう。 東京湾のど真ん中に浮かぶ人口島。 今でもロマンチックなドライブポイントの一つに違いない。 土曜日なので多くの観光客で大変な賑わいだ。 それでも(臨時)駐車場には待たずに入ることができた。 なぜだがハンバーガーが無性に食べたくなった。 佐世保バーガー屋が4階のフードコートにあった。 ボリュームたっぷりの佐世保バーガーとドリンクバーを注文。 ポケットベルが手渡される。 ドリンクバーで飲み物を取り席でバーガーが出来上がるのを待つ。 周囲は家族連れが圧倒的に多い。 私にもあのような時代があったが既に遠い昔のことだ。 フードコートの席からは外が見渡せるが、今日はあいにくくもり空。 少し残念だが蒼い海の色は望めない。 技術資料館内部; 実物大のトンネル口模型がある、でかい 海ほたるには無料の技術資料館”うみめがね”が併設されている。 アクアラインは開通から既に15年の月日を重ねている。 開通当時に比べれば訪れる人は少ないとは言え、人々の好奇心と魅惑は褪せることはない。 今は訪れる人が少なくなった技術資料館等、私にとっては魔法の玉手箱のようだ。 ゆっくりと見学できる至福の時間と言えよう。 日本の高度な土木技術を無料で目の当たりにすることができる。 技術資料館内部; 展示、掘削機のダイアモンドヘッド 佐世保バーガーで腹を膨らませ、海ほたるを後にする。 海ほたるからは海上の橋を渡る。 木更津から館山道を北上、千葉東JCTで千葉東金道にハンドルを切る。 館山道は流石に休日の交通量は多かったが、千葉東金道は交通量が少なくとても走りやすい。 どこか欧州の高速道路を走っている錯覚させ起こさせる感がある。 東金ICで誤って一般道に降りてしまった。 後で地図をみれば、そのまま一般国道126号を走っても良かったのだが、再び高速に乗り千葉‐東金道を東へ向かう。 松尾横芝で降りると宿舎の旅籠屋は750m先とナビの案内である。 意外と近い。 相棒のB200は無事宿に到着。 部屋は清潔で広い。 大きなダブルベッドが2基にテレビ台の机に加え窓側に事務机もある。 一人ではもったいない部屋である。 レストランはないが一階の端がレセプションロビーになっていて、新聞類、コーヒー、紅茶、日本茶がセルフだが自由に楽しめるようになっている。 朝食はパンとコーヒー又は紅茶がやはりこのロビーコーナーでセルフで利用できる。 相棒のB200; 無事、今日の宿旅籠屋九十九里に到着 レース当日、旅籠屋でパンとコーヒーの朝食を済ませ、会場の本須賀海水浴場へ向かう。 宿からは芝山はにわ道を真っ直ぐ南下し蓮沼海岸に出る。 ここから左に折れ、海沿いを南西に7km程行ったところが本須賀海水浴場だ。 広い無料駐車場がある。 既にレース参加者と思われる人たちの車が駐車場に停められている。 受付を済まそう。 大会本部は既に浜に開設されていた。 40km、20km、10km毎に受付テントがある。 10kmの受付は黄色のテントだ。 ここでゼッケンとチップを受け取る。 この大会は3回目だそうだ。 前回に比べ参加者は5倍だと言う。 それでも他の大会に比べると参加者の数は格段に少ない。しかしこのペースで増え続けると数年後には1万人レベルのビッグ大会になるのではないかと思える。 実際走って感じたのだが、浜辺を走るのは爽快である。 砂浜だが水分を含んだ砂は適度に締まっていてすこぶる走りやすいのである。 潮風を感じながら、太平洋から打ち寄せる心地よい波音を聞きながら自然に抱かれた感じでゆっくり走るのは、何とも言えない良い気分に浸ることができる。 マラソン会場; 本須賀海水浴場 本須賀海岸; オーストラリア南部の海岸を思わせる、広い長い砂浜 レーススタート前; 本部前に集まり競技ルールの説明を受ける レーススタート; 40km、20km、10kmと順にスタートする 波打ち際を走る; 砂は水分で締まっていて意外と走りやすい 4km折り返し点; コースは北に4km、南に1kmの折り返し点を周回する ゴール点; 20km、40kmは更に周回を続ける 今回も、無事に楽しくイベントに参加することができた。 明日へのエネルギーチャージもばっちり。 多くの仲間にお会いでき、希望と勇気をいただいた。 10kmほとんど一緒にお話をしながらゆっくりと走った木更津からおいでの同年輩のランナー。 多くの善意に感謝。 帰路; 幕張で昼食休憩
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