年の瀬、多摩川ラン
 
@Jan/'13 多摩, 東京


中央公園の脇に伸びる、緩やかな”ユリノキ煉瓦坂”
左が中央公園、右が大型ショッピングセンター



今年はありがたいことに年の瀬は日本の拙宅にいる。 歳の瀬も差し迫ったある日、走り納めに多摩川を走った。 パルテノン劇場の裏手に広がる中央公園を駆け下る。 広い芝生は今はすっかり冬色。 それを取り巻く常緑樹の森が朝日を帯びきらきら光っている。 公園の一角に地元の神社、白山神社が鎮座する。 大きくはないが、何でも平安時代から連綿と伝わる古い社だそうだ。 イザマギ・イザナギの2神を祭る。 当地に引っ越してから初詣はこの地元神社になった。


イザマギ、イザナミを祭る、平安時代より鎮座する地元白山神社
多摩に移り住んでから、元旦はここに詣でる



多摩川迄は乞田川の土手道を走る。 春には、川の両側から枝を伸ばした桜の大木が川面を覆うほどの光景を楽しむことができる。 日本滞在時は、自転車でしばしば走る道だ。 自転車だと多摩川の河口に広がる国際空港羽田迄、一日コースで行くことができる。 今日は、ゆっくりランニング。 目指すは二子玉川だ。




多摩センター通り沿いに下る乞田川
春には両側に植樹された桜並木が川面覆う光景が見事




春、この道は桜吹雪に染まる


関戸橋を渡り、多摩川の左岸(東京側)土手に出る。 空はあくまで澄んだ青い空。関戸橋から川上を眺めると紫色に白い冠を被った秩父の山々が映える。 さてここからは、多摩川の左岸(東京側)の土手を走る。 あくまでゆっくりである。 年の瀬とは言え、ランナーは多い。 この土手は、自転車道にもなっている。 河口に広がる東京の空の玄関羽田空港迄伸びている。 多摩川の河川敷は広く、自然と人工の織り交ざった景色が変化に富んでいるので、適度な刺激を受け気分は爽快だ。



関戸橋: 多摩川に出た、
冬空、紫色に染まる秩父の連山
ここから右に折れ、玉川の土手を羽田方面に向け下る



JR南部線をくぐり、小田急線をくぐり、東名をくぐると左手に二子玉川、右手に小杉のそれぞれ高層ビル群が視界に大きくなってくる。 東京都の二輪安全協会主催の白バイと一緒に走行訓練をする白バイ練習場がる。 筆者も一度参加したことがあるが、白バイ隊員のライデイング・テクニックは半端なく凄い。 田園都市線の二子玉川駅舎が多摩川に架かる鉄橋部にせり出して見える。 江戸の昔から景勝地で有名は兵庫橋を渡り今日はここでランニングは終わり。  




左手に二子玉川、右手に武蔵小杉が視界に入ってきた
本日の目的地、二子玉川は近い


駅の周辺でお昼を済ませ、イタリアンカフェでカプチーノ休憩。 帰路は電車を利用。 私鉄2線とJRを利用。 普段はパスモを愛用しているが、今日は駅の券売機でチケットを購入。 二子玉川駅で240円(二子玉川駅ー長津田)をゲット。 田園都市線に乗ってから気がついた。 武蔵溝口駅で途中下車し、JR南武線に乗り換えた方が便利だ。 武蔵溝口駅で下車、240円のチケットを自動改札に入れたが、拒否反応。 駅係員に御相談くださいのメッセージ。 チケットを自動改札から取り出し、係員に見せる。 駅係員はにこやかな対応でチケットにポンと印を押してくれた。 JRでこの券をお見せくださいと言う。 日本のサービスの素晴らしさを見た思いだ。 JRでも何の問題もなく、間違って買ったチケットでも乗り換えができたのである。 年の瀬に大変気を良くした林蔵だった。 
       





兵庫橋(手前の小さな橋)
江戸の古来からの景勝地である
手前に写っている木の実は筆者の好きな樹の一つ栴檀


















林蔵@多摩 東京 29/Dec/'13 (Updated on 28/Jan/'14)

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