須玉マラソン
(のろしの里紅葉路を走ろう)
@Nov/'99 須玉 山梨



地元有志による甲斐源氏太鼓の演技


11月の晴れた日。 今日は山梨県須玉町のマラソン日だ。 早朝バイクを駆り出し、ランニングウエアーとランニングシューズをリュックに詰め、いざ出発。 受け付けが7時半から9時だから、5時半に家を出れば大丈夫だろう。 国道20号線を北に向けて未だ明けきらない早朝の道を走る。 混んでいないが、結構トラックが多い。 途中上野原のセブンイレブンでおにぎりとお茶の朝食を取る。 首尾よく9時前に会場に到着した。 会場は須玉町立須玉中学校校庭だ。 校庭では、地元の有志が甲斐源氏太鼓でお祭り気分を盛り上げてくれている。 ここは甲斐源氏の発祥の地とも言われる。 スローガンは、”のろしの里紅葉路を走ろう”だ。 校舎の屋上には、色鮮やかな ”のろし” がもくもくと秋空に立ち上がり、のろしの里に来た気分を盛り上げてくれる。 コースの要所、要所にも ”のろし” が炊かれ、目印兼余興を与えてくれ楽しさが増す。


 
校舎にたなびく ”のろし”


さー、スタートだ。 今回の参加者は2000人程度。 アップダウンが激しいとは聞いていたが、凄い。 まるで登山マラソンだ。 釜無川の対岸にそびえる、甲斐駒ヶ岳が、どんどん眼前にせり上がって来る。 つまり我々の走っている高度がそれだけ上がっていると言うことだ。 最高地点は830m、高度差は300mもある。 これが、アップダウンするのだ。 コースの途中には多くのりんご園があり、りんご農家の人達が手を休めて応援をしてくれる。 これこそ地方の味を感じる一駒だ。 山岳マラソンコースと呼ぶにふさわしい。 いくつものアップダウンを今にも止まるかと思うばかりの走りで走った。 ウオー‐‐、何とかゴールに辿り着いた。

レースの後は、いつものように会場内に設置された模擬店巡り。 りんごが安い。 産地もぎたてのりんごを大きな袋に詰めてもらった。 良いお土産ができた。 地元の人々の暖かい応援と支援を胸いっぱいに感じたすばらしい大会だった。



7/Nov/'99 林蔵@須玉 山梨 (Updated on 6/Feb/'08)#046

{林蔵地球を歩く}[頁の始めに戻る]