第19回西湖ロードレース
@Jun/'03 足和田、山梨


東京から今年も参加された、83歳最高齢ランナー


会場の足和田村体育館には、7時に着いた。 既に多くのランナーが会場を訪れており、体育館の中、民宿組合グランドで、思い思いにランニングの準備をしている。 案内はがきと交換にプログラムとRCチップを受け取る。 最近の大会は殆どRCチップでタイムを計る。 これだと、一番後ろからスタートしても、正確にタイムが記録される。 西湖2周、20kmのスタートは、9時10分のスタートだ。 時間は未だたっぷりある。 会場の一角に、“20km最後尾” と大きく書かれた車があるのに気付く。

7時半には開会式が始まる。 毎回顔馴染みのステージ、司会者。 役員、最高齢ランナーの紹介、主催者、後援者の一通りの挨拶が済むと準備体操だ。 昨年から日本エアロビックス協会から、若い女性のインストラクターと生徒が2名やってきた。 アメリカの朝、テレビでやっているワーク・アウト・プログラムから抜け出てきたような3人。 軽快なリズムに乗せて体をほぐす筈だが、極端に運動神経の悪い私は、少し複雑な動作になると、もうインストラクターの身の動きとは全く違う動きになってしまう。

9時10分、花火の合図でスタート。 今日は思い切りゆっくり走るつもりだ。 昨年の9月位から体重が極端に減り、体力もめっきり落ちた。 無理はするまい。 3km位の地点で最後尾に居るのがわかった。 例の最後尾車が後から音も無く、私に付いて来ているのがわからない程だ。 時々ラジエーターのファンの音だけが聞こえる。 それから最後迄、その車とずっと一緒だった。 2周目は走っているのか、歩いているのか判らない。 手は振るが足が上がらない。

3時間14分42秒。 今回の私のタイムだ。 歩いても周れる位のタイムだ。 ゴールは会場の多くの人々の過剰な声援の中、少々恥ずかしい思いであったが、走り終えて一安心。 残念なのは、無料でありつけるうどんサービスが終わっていたことだ。 西湖を走った後のうどんは格別旨いのだが。

帰りは、湖畔にある日帰り温泉、“いずみの湯” で汗を流し、お昼を頂く。 何時に無く疲れが酷く、暫く休憩室で横になる。 こんな施設が手ごろな値段で利用できるのが嬉しい。 今度来るまでに、何とかゆっくり体力をつけよう。







15/Jun/'03 林蔵 @西湖 山梨 (Updated on 31/May/'08)#152

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