焼津マラソン
@May/'99 焼津 静岡


スタート風景


関東近隣のマラソン大会を探しては、制限時間と開催時期を見てエントリーしている。 ランナー等の雑誌を覗くと有るわ有るわ、日本全国で地方のマラソン大会は目白押しだ。 地方の活性化に格好のイベント材料のようだ。 それだけランナー人口も増えていると言うことだ。 自分が関係しているから言うのでは無いが、この種のイベントは参加する個人にも主催する自治体にも、健全でとても良い企画だと思う。



大崩海岸から富士山


例のごとく、朝早く起きてバイクでやってきた。 今日も高速は使用せず一般道を走った。 16号 - 246号 - 1号-150号と乗り継ぐ。 焼津は鰹漁で有名な漁港だ。 漁獲高は日本全国の鰹年間漁獲量の半分、約11万トンにものぼるらしい。 その焼津港が今日の会場。 開会式、スタート迄少し時間が有ったので、焼津の街を少し歩いてみた。 意外なものを発見。 酒屋だ。 只の酒屋では無い。 街のコーナーにあるその店は、取り巻く看板全てが阪神タイガースなのだ。 恐らく知る人ぞ知る、店主は阪神タイガースの超熱烈ファンの店なのであろう。 人の感情は時として、異常とも思える程エキセントリックになり、人に危害を加えないが、その常道を外れた言行が人々を楽しませてくれる。 私のような野球などちっとも興味の無い人間でもこの看板をみて、その主人のひたむきな心と行動力に、驚き、感心し、楽しくなるのである。



街の酒屋さん(寅キチ)


レースは、街中から農道に抜ける走りやすいコースだった。 いつもながら(?)若い女性の過激なコスチュームに刺激を受けながらマイペースでゴール。 ゴール後の記録発表に伴うイベントも楽しみの一つだ。 開催地の地方色が出ていて、愉快で面白いばかりでなく、実利的でもある。 焼津は日本一の鰹の水揚港、マラソンの景品も勿論 ”鰹”。 このような地方大会の良いところは、景品は成績の順では無いことだ。 順位の下2桁で景品が当たったりする。 私のようなスローランナーでも鰹を貰うチャンスが一様にあるのだ。 でも、残念ながら今回は鰹を貰えなかった。 次回の楽しみに、又来よう。



会場(焼津港)入り口                  鰹漁船  




11/Apr/'99 林蔵@焼津 静岡(Updated on 12/Feb/'08)#052

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