同行者:妻、8歳、5歳、3歳
タイム:
吾妻山公園駐車場11:25−−11:56トンビ岩12:05−−12:40吾妻山山頂13:15−−
−−13:40村松峠13:55−−14:30車道−−14:55桐生が丘遊園地
累積標高差:430m
群馬県の桐生市にある吾妻山という山に行ってきました。さいたまから桐生市へはちょっと行きにくく、最初は東松山ICから北関東自動車道で行こうかと思っていましたが、高速が渋滞しているようなので、東松山から熊谷経由で下道で行くことになりました。2時間半ほどかけて、出発点の吾妻公園に着きましたが、既に満車で仕方なく路肩に駐車します。
吾妻公園の中を登っていき、道なりに進むと歩道橋で道路を渡ります。
歩道橋を過ぎると、登山道が岩盤の上を歩くようになっていてちょっと珍しいです。産業技術総合研究所の「統合地質図データベース」によると、「ジュラ紀前ー中期(J1-J2)の付加体の基質」で「約2億1000万-1億6000万年前に海溝で複雑に変形した地層 (付加体)」となっていました。見上げる山の上は紅葉がきれいです。
次は急斜面になります。男坂と女坂に分かれますが、男坂を登ります。日和田山の男坂よりも簡単ですが、人が多くてたいへんです。途中トンビ岩とい眺めの良い場所に着きます。狭いのですが、腹が減ったので休憩しました。
トンビ岩を過ぎてしばらくすると傾斜が緩くなります。そのあたりは 「ジュラ紀前ー中期(J1-J2)の付加体中の玄武岩ブロック(石炭紀-ペルム紀)」で「火山島を構成していた岩石の一部」となっています。
再び急斜面になり、また男坂と女坂に分かれます。今度は女坂にしました。こちらの岩はチャートぽい感じです。地質図でもやはり「ジュラ紀前ー中期(J1-J2)の付加体中のチャートブロック(石炭紀-ジュラ紀前期)」でした。
尾根に出て北に少しで山頂です。常連の市民のみんさんが多いようで、賑やかです。写真を撮ってもらいました。東側の桐生市街地が見渡せます。まさに市民の山といった感じです。
この山は時計を忘れても安心です。頂上に時計が置いてありました。
山頂を後にして北に尾根を下ります。こちらを通る人は少ないようです。急な階段の下りですが、子どもには階段の方が滑らなくて安心です。下ったと思ったらまた登りです。雌吾妻とは堂所山と呼ばれる、大きな電波反射板があるピークに着きますが、特に展望はなし。
急な下りと緩やかな道、さらに急な下りと続くと、村松峠です。ここからは西の赤城山がよく見えます。
村松峠は地形図の破線と位置が違います。
村松峠からは東側の宮本町へ下りますが、広く整備された尾根道に比べて荒れています。暗い杉林の植林でぱっとしません。
急な道を下ると、水が流れ出して沢沿いになります。ところどころ沢を横切ったりしながら下りますが、あまり整備されていないので、下の三歳児はダッコして下ります。
そのうち人家が出てきて、山道は終了です。吾妻公園の駐車場に戻るのですが、途中で遊園地と動物園があるので、そこに寄ってから帰ることにします。途中、西側を見ると登った吾妻山と雌吾妻がよく見えます。ずいぶん歩いたと
実感できます。
市営の桐生が丘遊園へは、車道をちょっと上らないといけません。遊園地も混んでいたようで、路肩にクルマが泊まっています。遊園地は、乗り物1つ大人200円、子ども100円と低料金です。市営の遊園地などは珍しいではないでしょうか。
動物園は無料です。いろんな動物がいるようでしたが、既に閉園間際の時間になってしまい、ゾウなどは中に入って見えませんでした。
南口を出ると飛行機のある広場になります。広場から吾妻公園の駐車場まではそれほどかかりません。今日はよく歩いたなぁ。
帰りも下道で帰りました。
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