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頸城/笹ヶ峰〜火打山
(2001年4月29日)


コースタイム:
笹ヶ峰6:45−−9:52高谷池ヒュッテ10:05−−11:48火打山頂12:05−−12:25天狗の庭12:45−−14:35笹ヶ峰


 今年のGWは直前まで何をするか決めていなかったが、直前に赤倉のホテルを2泊できることになったので、中日を一人で火打にスキーに行くことにした。

 家族に車で笹ヶ峰まで送ってもらい、6:45発。帰りは15時に迎えに来てもらうことにする。積雪は1mくらいある。GWにこの山域に来るのは初めてなので、平年並みかどうかはわからないけど、取りあえず滑るのには問題なさそう。黒沢に向けて林の中を登り出す。1時間くらいで夏道が黒沢を渡る橋になるが、そのまま黒沢を詰めることにする。所々で水流が出ていて、帰りはあまり快適に滑れそうにない。水流を避けつつ登ると、1800m付近で二股になった。先行者を見ると、右の沢に入っていく。確かに右の方が広いが、火打に行くなら左であろう。三田原山に行くのだろうか??

 左の少し狭い沢に入ってしばらくで、沢をはずれて左の緩やかな疎林を登るが、ここは快適に滑れそう。富士見平に着くとようやく展望が得られた。特に西側の天狗原・金山の東斜面は真っ白で素晴らしい。意外だったのは火打で、深田久弥によれば全山真っ白ということだったが、それほどでもなかった(写真)。降雪直後なら真っ白なのだろうか??。でも滑る分には全然問題ない。ゴマ粒のような黒い点が見えるが、登山者かスキーヤーのようだ。

 黒沢岳の西斜面をトラバースして高谷池ヒュッテに到着。だいぶ疲れてきたが、日帰りしないといけないし、15時までに下山ということなので急ぐ。最後の斜面は結構急で、へろへろ気味だったがやっと到着。山頂部だけは雪が着いていなかった。西側を見ると焼山が噴煙を上げている(写真)。全般に薄曇りで霞んでいて、あまり遠くまでは見えなかった。

 下を見ると、30人くらいの大群が登ってきた。長居は無用と滑降に移る、といいたいが、今シーズンは2月の四阿山で滑ったきりでゲレンデも行っていない。まあ仕方ないとスタートしたが、雪はザラメなので何とかテレマークターンも決まった。一度ターン決まればあとはそれほど問題ないが、快適に滑ろうとすると、後で登り返さないと行けない。疲れてきたので登り返しは面倒、しかも15時には笹ヶ峰に降りていないといけないので、途中から斜滑降で天狗り庭に戻る。時間はないが昼飯は必要ということで、カップ麺を食べる。やっぱり山で食べるラーメンはうまい。下からは登り返しの人が登ってくる。火打は日帰りするよりも高谷池ベースでいろいろな斜面を滑った方が面白そうだ。

 天狗の庭からは再びシールをつけて富士見平に戻る。本当は黒沢岳に登れば滑る距離が増えるのだが・・・。富士見平から黒沢への滑降は斜度も適当でたいへん快適だったが、すぐに終わってしまう。黒沢は一部水流が出ているので、沢底を行かずに左岸を斜滑降で下る。かなり高く巻いてしまい、沢底に降りる斜面が60度くらいあって非常に怖かった。

 笹ヶ峰には14:30に到着。ちょうど迎えの車がやって来た。