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沖縄/瀬底島・具志頭ボルダー
(2002年2月28日〜3月3日)


2/28
 小さい相棒と大きい相棒の三人で沖縄にボルダーに行くことになった。まずは羽田空港に行かなければならない。まずバスで大宮駅に行く。次に上野行きの電車に乗る。上野から山手線で浜松町に行く。浜松町からモノレールでようやく羽田空港に到着。片道で2時間くらいかかってしまい、飛行機に乗る前にヘトヘトになってしまった。

 小雨の羽田空港から飛行機で3時間、那覇空港に到着。2月末にもかかわらず、日差しが強烈だ。とりあえずレンタカーでクルマをかりる。クルマはカーナビ付きのヴイッツであった。カーナビ付きなので、知らない所でも迷うことなくクルマを走らせることができた。この日は沖縄自動車道を経由して本部半島の今帰仁村にある梯梧荘というところに泊まる。学生の頃に2回ほど沖縄に行ったことがあったが、その頃は高速道路なんて無かったような気がする。梯梧荘には他に8人くらいの団体しかおらず、閑散としていた。この晩、小さい相棒が39度の熱を出し、たいへんだった。

3/1
 今日は瀬底島のボルダーに行く予定である。小さい相棒の熱も朝には下がり、出発する。しかしクルマの中でも元気がないので、急遽近くの病院に行くことになった。行った病院は、埼玉の病院とは大違いで待合室は閑散としていた。暖かい沖縄では風邪を引く人はいないのだろうか?それともいつも空いているのだろうか?
 仕方ないので、ドライブに切り替えて沖縄最北端の辺戸岬に向かう。途中の道の駅で沖縄そばを食べる。そばといっても小麦粉100%なので、ラーメンに近いと思う。1時間くらいで辺戸岬に到着。海の向こうには与論島が見える。辺戸岬近くにも岩場があるが、今回はそこのルート図は持ってこなかったので行かなかった。辺戸岬でブルーシールアイスを食べてまた戻ることにする。

 まだ時間があるので、結局瀬底島まで行くことにする。夕方3時くらいに瀬底島のビーチに到着。季節はずれの平日のためビーチは閑散としていたが、真っ白な砂浜と真っ青な海と空が広がるリゾート気分ただよう砂浜である。ボルダーはビーチに沿って連なっていたが、ボルダリングしている人はいないようだ。

 さっそく登ることにする、といっても特に課題は設定していないので、好きなところを登るだけである。岩は珊瑚の固まったもので、下部が波に削られてルーフ状になっている。ちょっと触ってみる。痛い。数手登る。やはり痛い。噂通り、岩が非常にトゲトゲしいのである。テーピングで手をぐるぐる巻きにして登ることにした。

 とりあえず見ばえの良さそうなカンテ状のルーフ(どこ登ってもルーフだけど)を登り、写真を撮ってもらう。ふと気づいたことに、ここはビーチである。上半身裸で登っても誰も怪しまないのだ。御岳ボルダーではムキムキマンにしか許されない上半身裸ボルダリングに挑戦することにした。やった、できた。僕もついに上半身裸デビューを果たしたのだ。

 その後岩を見ていると、部分的に手に優しい箇所があることに気づき、そこを登ることにした。3回くらいのトライでルーフの上に抜けることができた。4級くらいか。そうこうしているうちに、指先が痛くなってきて、登れなくなってしまった。
 再び梯梧荘に戻り、夕食を食べるが、この日の晩もいろいろたいへんだった。

3/2
 今日もいい天気である。相棒の調子が気になったが、結構良さそうである。今日は南部の具志頭ボルダーに向かう。高速道路を南下して、昼前には到着。海岸への道がわかるか心配だったが、迷うことなく到着する。道路の終点にはあずまやとトイレがあって、あずまやでは高校生がバイクで遊んでいた。沖縄の男子高校生の間では、短ランとボンタンズボンが現在流行しているらしい。僕の中学校の頃に流行?していた学生服である。

 ここも砂浜なのだが、瀬底ビーチと違ってゴミが目立つ。砂浜でもこちらは泳ぐところがないから、誰も掃除しないためだろう。あずまやのすぐ前にパイン岩があり、右手に向かうとたくさん課題のある岩が続く。一目でわかるチョックストーン周辺の日陰に荷物を置いて遊ぶことにする。リーフの方では釣りをするひとが何人か見えるが、ボルダリングする人はいない。土曜日といっても、沖縄ではそれほどボルダリングする人はいないようだ。御岳ボルダーとは大違いである

  sport climbing in okinawaのページから拾ってきたトポを見ながら、取りあえず簡単そうなゴーヤ岩の「ひろおマントル」6級にトライ。この岩は瀬底島に比べて指にやそしく、快適に登る。続いてその左側の5級の課題も登る。
 そのうち地元のボルダラーがやってきたので、いろいろ案内してもらう。ゴーヤ岩の「ゴーヤ茶」3級なども登って見せてもらったが、やがて僕の手が岩のトゲトゲに耐えられなくなってしまった。やはりテーピングは指先までやるべきだった。
 この日は那覇の国際通り近くのホテル日光というところに泊まる。夜は国際通りでステーキを食べた。

3/3
 今日は帰るだけである。レンタカーを返して空港に行く。4日間でヴィッツで380kmくらい走ったが、まだ半分程度しかガソリンは消費していなかった。やはり燃費の良さは抜群である。羽田からは、行きの鉄道に懲りて、帰りは大宮行きのリムジンバスで帰ることにした。本数が少ないのが欠点だが、1時間くらいで寒々としたさいたま新都心に到着した。