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奥美濃:赤谷〜タンド谷左俣遡行〜千回沢山〜イチン谷下降
(95年8月23日〜8月24日)
メンバー:Mさん、谷謙二
コース:赤谷遡行−タンド谷遡行−千回沢山−イチン谷下降
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タンド谷左俣を遡行した最後の詰めでは、予定では1207m独標の東に出る、右側の沢に入るはずであった。ところが、右側の沢は水量少なくただのガレ沢であるのに対し、左側の沢は3段10mの立派な滝があった。ここで右に行けと言うのは、心理的に難しく、左に行けばヤブ漕ぎも少なく、時間の短縮になると考え、左の支流を詰めた。 左の沢は、最後で斜度40度の粘土状のルンゼとなったため、左5mほど離れたブッシュ帯に逃げようとしたが、足場が取れず2mほど滑落(谷)。 さらにハンマーでステップを切って登ろうとしたが、再び滑落し、Mより下方となる。M空身にてブッシュ帯に登り、補助ロープでザックと谷を回収。 アブ対策はしていったつもりだったが、徹底していなかったため、ひどい目にあった。 地形図、遡行図、タイムなどをヤブに引っかけて落としてしまった。 ◎遡行したタンド谷は平凡でつまらなかったため、山頂では多少がっかりしたが、イチン谷は実に下り甲斐のある沢であった。45mロープを使った懸垂下降7回、20mロープを使った懸垂下降6回、捨て縄にしたシュリンゲ7本、使用したハーケン1枚、普段あまり使用しない登はん具が大活躍だった。来年の夏はイチン谷を遡行し、南側の千回沢を下ってみたい。
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