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北ア:上高地から焼岳(97年3月22日〜23日)

メンバー:谷謙二、Y、O
コース:坂巻温泉−大正池−焼岳〜〜大正池−坂巻温泉
 
                           
日付
 
地点と
 発着時間
           コース・行動の状況
 
3/21
 

 坂巻温泉
名駅郵便局前22:00集合。最初から雨である。夜は雪になる。藪原で仮眠。
坂巻温泉までチェーン無しで着く。
3/22

曇り







 
発 10:15

着 12:15
・今日の行程は余裕があるのでゆっくり出発。
・大正池までトンネルを三つ通過。昨年同時期にはかなり雪があったが、今回は全然雪がない。スキーはできるのだろうか。
 大正池 
発 12:30



着 14:30
・大正池手前の橋を渡って、完全に除雪された林道から、尾根取り付き点に向かう林道に入る。ザックからスキーを外し、シールをつける。林道を500m歩くと下堀沢を横切る。ここが今回のルートの取り付き点である。幸い雪はあった。200mの急登をジグザグに登る。夜降った重い雪が10cmくらい積もっている。傾斜の緩くなった1700m地点にテントを張る。
 1700M地点
 
★起床4時。外に出ると木の間越しに穂高がそびえていた。
3/23

晴れ






















 
発 5:50
着 6:42
・若いダケカンバ帯の緩い傾斜を登る。
 
 1940m地点★・穂高連峰が朝日に映える。焼岳山頂も格好いい。
発 7:00


着 9:20
・標高2000m付近から150mの急登。モナカ状の雪質 はシールがききにくく、スキーが雪に潜るのでトップは非常に疲れる。
・2180m地点8:28着。休憩。8:43発。
・急斜面を登り切ると西方に白山が見える。
 2315m地点★2318m地点を過ぎたコルでスキーをデポし、アイゼン装着。
発 9:42
着 10:15
・横溝をトップに急斜面を快調に登る。
・夏道では通過しない焼岳南峰最高点をめざす。
 焼岳山頂
 
★山頂は大展望。北峰には噴煙が上がる。笠ヶ岳、白山、霞沢岳も美しい。当然ながら、山頂は我々のみだ。
発 10:30




着 12:33
・2315m地点10:55着。スキー装着し、11:15発。
・下堀沢の大斜面めがけて滑降開始。しかしブレーカブル・クラストした雪は容易にターンさせてくれない。途中から右の尾根に戻る。斜滑降中に厚さ30cmの雪板雪崩を引き起こす。
・2000m地点以降は比較的雪質もよく(それでも重い湿雪)、傾斜も緩くて滑りやすいが、ダケカンバの密度が高いのであまり快適でない。
 1700m地点★テントを撤収する。
発 13:11
着 13:53
・ここから下堀沢までは北東斜面のため雪が固く、急斜面かつヤブなのでツボ足で下る。すぐに林道に出た。林道は滑って大正池へ。
 大正池 
発 14:03
着 15:30
・穂高の眺めとはさよならをして、坂巻温泉まで延々と下る。
 
 坂巻温泉★ここでOさんは板を盗られた。
  
 

焼岳南尾根を登る

山頂からは槍穂連峰が近い
 行動上は特に問題は無かったが、スキーで急斜面を登る際にキックターンを素早くできるようにする必要がある。また、天気は良かったが、前夜の低気圧の通過に伴って降った雪の表面だけが固くなって、滑降は快適でなかった。あらゆる雪質に対応した滑りができるようになりたい。