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中ア/中御所谷遡行(97年8月23日)


メンバー:谷謙二、U氏

日付
 
地点と
 発着時間
コース・行動の状況
 
8/22
 
集合 金山駅
しらび平
金山駅=駒ヶ根IC=菅の台=しらび平
夜半に寒冷前線が通過して雨になるが次第に回復
8/23


曇り






晴れ



















ガス








 
発 7:25

着 7:35
・しらび平から少し歩けば豪快な日暮しの滝に出る。

 
日暮しの滝下★遡行準備をする。
発 8:10





着 10:25
・日暮らしの滝15mは右カンテを登る。U氏リード。
・続く8m滝は谷リードで直登し,ハーケン2,A0でかなり怖い。
・続くチョックストーン15m滝は直登不能で右のルンゼから巻いて(ここもいやらしい)、懸垂20m。下部5mは空中。ザイルがからまって時間を食ってしまう。
・続く10m滝は左から直登,20m滝は左から巻き,20mナメ滝はザイル使用で直登。
20mナメ滝上★ロープウェイから手を振ってもらえる。
発 10:35




着 11:45
・10m,10m,7mとナメ滝が続く。際どいフリクションで怖い箇所もあるがおおむねノーザイルで直登。左からルンゼを合わせるとゴルジュになる。日がさすので明るいが,滝がいっぱい詰まっている。10mCS滝は右を巻くがかなりシビア。7m,15m,15mはおおむねノーザイルで直登。10m滝は登れず左から巻く。続くゴルジュ内の直瀑も一緒に大きく巻く。踏み跡は明瞭。ルンゼから沢に戻る。
左高巻き終了 




着 12:35
・正面は堂々の40m,左右からも滝が合わさる。登ろうかと思ったが、強烈な飛沫にすぐあきらめる。水流の少ない右側の15m滝のルンゼから大きく巻く。岩が脆いので怖い。途中で左にトラバースし,支流を一つ横切り,ニッコウキスゲのある草付き斜面をトラバースして小沢から本流に戻る。
右高巻き終了 


着 13:35
・水量はだいぶ減り、おとなしくなる。小滝が連続して快適なフリークライミングで抜ける。30m鏡の滝は左のスラブをザイル使用で登ろうとしたが登れず、右のブッシュから登る。
 鏡の滝上 
発 13:45

着 14:10
・あとは急傾斜のゴーロとなる。疲れで足が上がらない。傾斜が緩くなったと思うと、ヤブこぎなしで千畳敷の遊歩道に出られた。これで宝剣が見れればすばらしいところだが、あいにくガスの中。
千畳敷遊歩道★人がいっぱいだ


着 14:25
・遊歩道の中ではかなり浮いた存在であった。

 
 ロープウェイ 


 
・この後、日暮の滝の下に、シュリンゲとカラビナを忘れたことに気づき、ロープウェイを下りてから回収に行く。
 
 
 
・水温もそれほど冷たくなく、すばらしい沢登りとなった。今回はザイル使用が少なかったが、滝登りが中心なので、登攀になれていないパーティの場合はかなり苦労するだろう。怖い高巻きなどではもう少しザイルを使えばよかったかもしれない。日帰りのできるアルプスの沢。
20mナメ滝の上で
明るい滝が連続する。
豪快な40m滝
一見登れそうだが、とても無理。