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台高:江馬小屋谷遡行〜白倉山
(98年8月21日)
 
メンバー:谷謙二、Y
 
日付
 
地点と
 発着時間
           コース・行動の状況
 
8/20
 
江馬小屋谷出合     江南駅9:40=江馬小屋谷出合1:00
 
8/21

晴れ
時々
曇り

























 
発 6:15
着 6:30
・野江股谷出合までは左岸に林道がある。
 
野江股谷出合★遡行準備。江馬小屋谷と野江股谷の間の尾根には道があるようだ。
発 6:50





着 8:16
・10分ほど河原を歩くと両岸が立って「行合」のゴルジュになる が、下は河原なので何の問題もない。その後も大きめの石の河原が続き単調だが、次第にゴルジュとなって7:59五所ヶ滝が右から落ちる。(「登山大系」には左からとあるが、実際は右)ここは地形図で沢が南に曲がる地点で、地形図上の五所ヶ滝の位置は間違っている。ここは登れず、100mほど戻って右から巻く。部分的に悪いが、赤テープもあって容易な高巻き。下にはゴルジュの中に連瀑帯
が見える。ゴルジュを過ぎて河原に降り、間もなく左俣出合。  
 左俣出合 ★あっけなくゴルジュを巻いてしまった。ウェットスーツを脱ぐ。
発 8:30

着 9:40
・しばらくゴーロだが、そのうち両岸立ってくる。しかし滝は左からの3段18mがあるのみ。この滝は右側のバンドを15m確保して登り、上段は直登。ビレイ中自然落石があり、際どかった。
 750m二俣 ★かなり水量が減ってきた。
発 10:00

着 11:04
・右からの15m直瀑は、一つ手前の右側ルンゼから巻く。水量少なく断続的に涸れる。天空から水滴を落とす30mオーバーハング滝は左の支流から巻く。上はナメが続き、この沢では比較的気分がいいところ。
 1000m  ★水涸れるので沢装備を解く。
発 11:20
着 12:00
・傾斜の緩い涸れ沢を登る。ヤブ無しで稜線に出て、左にわずかで白倉山山頂。
 白倉山1236m★眺めはあるが、かすんでいる。暑い。
発 12:20

着 13:15
・縦走路を北に進む。道はそれほど明瞭ではないが、赤テープもあり、ヤブがなくすっきりした良い縦走路。高い木が茂って展望はない。大熊ノ高への登り返し150mはきつい。
大熊ノ高1190m★展望はない。大量に赤テープがあり目障りだ。
発 13:35

着 15:55
・北西の尾根には赤テープがある。しばらく下ると右手が伐採地となり、30分ほど下ると林道に出るので、あとはそのままひたすら林道を庵ノ谷に下り、出発地に戻る。日陰が少なく暑い。
  車   ★久々の長時間行動で疲れた。奥香肌の「スメール」の温泉による。
  
 
行動:
・予定では6時間で遡行する計画だったが、実際には5時間で山頂まで抜けた。登山大系では7時間となっているが、実際はそれほどかからないだろう。沢自体はそれほど困難でなく、高巻きのルートファインディングができれば、中級者と初級者の組み合わせでも行ける沢だ。

・下降では大熊の高(1090M)から北西の尾根を使い、庵ノ谷に下ったが、すぐに林道歩きとなるので道自体は問題ない。しかし長くて暑かった。
・3段18m滝で谷がセカンドを立ち木に乗ってビレイしていたところ、ビレイ地点に頭くらいの大きさの自然落石があり、かかとに当たったが、ケガはなかった。もしあと1m下でビレイしていたら、大ケガ確実だった。なぜ落石があったのか不明だが、ケガがなかったのは不幸中の幸いだった。

総括:
 江馬小屋谷は、地形図を見るとかなりのゴルジュと連瀑帯があると思っていた。しかし行ってみると、通過不能のゴルジュと登れない滝がいくつかあるが、それ以外は全く平凡で、晴天が続いて水量が少なかったこともあり、面白みに欠ける大味な沢だった。名古屋から3時間もかけて行くような沢ではない。


最後の美瀑