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「交流で育てるふるさとへの愛と誇り」
-小さな島、7名の湯島中からの発見・発信・発展-


ふるさと湯島のすばらしさを発信 
  ケナフを湯島から送ろうプロジェクト
 

  全国の友だち一緒にとケナフを栽培
 全国同時に種を植え、成長の様子をインターネットを使って知らせていこうという「全国発芽マップ」というプロジェクトに参加した。環境の話題としても注目されているケナフという植物を、70あまりの学校といっしょに育てることができた。
 全国の学校と情報交換をしていくなかで、寒さでケナフの育ちが悪く、困っている学校があることを知った。そこで、みんなで話し合い、ケナフの苗を送ることにした。名づけてKYOP〈ケナフを湯島から送ろうプロジェクト〉。北海道など全国4つの学校へ苗を送り、お礼のメールや、べにばなをいただいた。実際は物を送ったりいただいたりしたのだが、心の温かさもやりとりしたように感じる。パソコンがとてもやさしいものに感じられるようになった。

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  違うからこそおもしろい
 このように、全国の人と一緒にケナフを育てたことは、予想以上に盛り上がった。みんな違うからこそ、これほど盛り上がったのではないかと私は考える。小学校から養護学校まで、校種もさまざまである。もちろん学年もバラバラ、山の学校、海の学校、町の学校とまわりの環境も様々である。そして、ケナフの育ち方も育てる目的も違う。お互いに違うことを打ち消し合うのでなく、それぞれの違いを生かしあっている。それを可能にしてくれたのが、ケナフであり、インターネットであったと思う。
 今までは島の中の世界でしか活躍できなかったものの、遠くの人の役に立つことができた。パソコンの向こう側には人がいるのだ、そのパソコンの向こう側の人と関わっているんだということが実感でき、その後の取り組みへの意欲が高まった。


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