工事概要と 工事説明会 H21.02.22 船穂中学校 多目的ホール |
〇名 称 千葉NT高花第二団地給水配管改修工事 〇工事期間 平成21年3月1日〜平成21年7月31日 〇工事内容 ◆共有部1階床下内の給水横引き配管更新工事 各棟屋外止水弁より建物内1階床下の給水配管をPE管に交換(現行はSPG管) ◆共用部PS内の給水竪管更新工事 各棟建物内のパイプシャフト内給水竪管をステンレス鋼管(SUS304)に交換する(現行はSGP管) ◆共用部PS内の水道メーター回り給水配管を、ステンレス鋼管(SUS304)に鋼管。 ◆専有部給水配管の更生工事 各住戸の水道メーター以降の室内給水配管内面を、水道用専用塗料(管更生工事用エポキシ樹脂 塗料)アルプライナーV(日米レジン)にてライニング。 ※説明会では、環境ホルモン溶出について「問題ない」との回答があった。 〇保証期間 10年間 〇監 理 者 株式会社 協和建築設計事務所 〇施 工 者 京浜管鉄工業株式会社 |
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専有部給水配管 更生工事仕様 |
@ 水道メーター二次側から住戸内各水栓までの給水管を更生。 A 更生方法は、気流式工法とする。 B 工法方式は、2方向フラッシング、気流1回塗り以上とする。 C 専有部の仮設給水は移動式水栓とする。 D 作業日程は、1住戸当たり3日以内とする。 E 施工の検査は、乾燥検査、さび除去検査、塗料検査、塗膜厚検査、 硬度検査、溶出検査などを行う。 F 検査者は、請負者の責任において検査を行い、チェックリストを作成し、 監督員に提出する。 監督員の要請があった場合は、速やかに検査の立会いをする ものとする。 G 事前調査時に、各住戸のリフォーム状況を調査し、更生工事施工の 判断を行う。 H 施工品質が保たれない(湿度などが異常に高い場合など)場合は、 工事を延期し、発注者、監督員と協議し、 日程変更を居住者へ 連絡するものとする。 I 専有部への更生工事用高圧ホース配管などの際、室内を汚さないように 養生を確実に行う。 J 衛生器具(流し台、洋風便器、洗面ユニット、給湯機、その他水栓)接続部 の更新を行う。 事前調査時に、衛生器具類に不具合があった場合は、、事前に居住者に 十分説明し、別途個人負担で修繕 を行うよう取り計らうこと。 K 更生工事完了後、各棟住戸1室のエルボ部分1か所を抜管し、半割 サンプリングにて、工法検査をを実施し、 報告書を監督員に提出する |
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以下、我家の室内で行われた更生工事の模様を写真で掲載します。 | ||
専有部の仮設給水 | 階段室のPS内にある水道メーター二次側が 外され、仮設給水ホースとフラッシング用ホースが 接続される。 (午前9時開始) |
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仮設給水ホースの 室内導入 |
仮設給水ホースは、玄関ドアの「新聞受け」穴から 室内に取り込まれる。 |
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玄関ドアの「新聞受け」穴から入れられた仮設給水 ホース。 更生工事期間中は、この仮設給水ホースからの水 が唯一の給水となる。 |
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室内の給水器具が 外され、フラッシング ホースが接続される |
室内に敷設されたホース類。 給湯機をはじめ、トイレロータンクも補水不可となる。 |
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仮設給水栓の利用 | キッチンでの仮設給水栓 | |
トイレロータンクへの補給水 ※実際は、汲み置きの浴槽からバケツで補水。 |
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浴室の水栓器具取り外し | 浴室の水栓器具も外され、水側給水管には、 フラッシングするための取付配管がネジ込まれる。 |
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給水配管の フラッシング |
キッチン給水配管のフラッシング |
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洗面台水栓用給水配管のフラッシング | ||
室内のすべての給水配管1個所ごとに、圧縮空気 (0.6MPa)を逆流させ、管内の汚れや浮いた錆を、 取り除く。 1箇所当たり5〜6分間で、PS内の水道メーターから 取り外された給水管に取り付けられた半透明の ビニルホースを見ていると、除去された汚れなどが、 排出されているのが見られた。 ここまでで、午前中の作業が終わる。 |
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圧縮空気を逆流させ ながら、空気流に搬送 された塗料で管内に 塗膜を形成させる |
フラッシング用ホースが外され、代わりに 透明塩ビホース(先端に金網付通気管) を取り付ける。 今度は、給水管内に圧縮空気を逆流させ、 塗料を混入搬送させながら、給水配管内に ”塗膜”エポキシ樹脂塗料)アルプライナーV の塗膜を作る 最初は、溶剤の匂いが通気管から排出される 空気に混じって数分間続くが、しばらくすると、 透明塩ビ管内に、青色の塗料が付着し始めた ところで作業が終了。 ここで、仮設給水栓だけを残して、他の作業用 ホースをすべて外し、一日目の作業が終了。 後は、塗膜が硬化する翌日まで、この状態が 続く。 使用されたエポキシ樹脂塗料 |
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給水配管更生工事 終了 |
透明塩ビホースを取り外した所。 ピンボケでわかりずらいが、管内 には、青色の塗膜が形成されている。 2日目の作業は、前日外された水洗金具 を元通りに接続して、通水し、水漏れ がないことを確認して工事完了。 水栓取り付け作業では、作業性のことも 考慮したのか、以前は”エルボ返し”などで 接続されていた水洗金具が、すべてフレキ ホース化されたが、配管が見える「トイレ」や、 洗面台では、今後汚れなどが付着した場合、 除去するのに問題がありそう。 (以前は、クロムメッキパイプが使われていた 箇所も、ステンのフレキ管に変わった) |
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