AiAF Nikkor 70-210mm F4-5.6S
photodo rating = 2.8 |
AFレンズ出始めの頃、Nikonでは200mm程度の使用頻度の高い望遠ズームとして、Series-E 70-210mm F4のリメイク版であるAiAF Nikkor 70-210mm F4を発売していた。しかし程なくしてF値変動の本レンズにリプレースされている。F4固定では大きくて重く不評だったのであろうか?しかし、本レンズもそれほどコンパクトとは言い難い。同クラスの他社のレンズに比べると、二周りほど大きく感じる。しかし、ズームリングとピントリングはプラスチックではあるが筐体は金属製であり、昨今のプラスチックズームに比べると、造りのシッカリ感は高い。ズーム方式は、今時珍しい直進式であり、伸して210mm、縮めて70mmである。AFを主体として用いるのならば、ズーミング方式は回転式の方が良いと思う。
望遠側開放では周辺光量低下が気になるが、なかなかシャープな像を結ぶ。逆光にも強いのも本レンズの利点である。レンズの割には鏡筒が太いのも、逆光性能向上に一役買っているのかもしれない。しかし望遠側のF5.6ではポジ撮影(ISO100以下)はいかにも苦しいため、本レンズは家族撮影ネガ専用となっている。ポジ撮影はSeries-E 75-150mm F3.5、Ai Nikkor 80-200mm F4でこなしている。
2002/1/20
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