SB26

正面(F4に装着)

背面(F4に装着、イルミネータ点灯)

   ガイドナンバー36(ISO100, 35mm時)の大光量スピードライトである。F4用に装着すると多種多様なストロボワークが可能である。F2につけると、TTL調光は勿論使えないのでフルマニュアルか外光式オートになる。
  • 3DマルチBLオート、マルチBLオート、TTLオート、外部オート、マニュアル
  • FP発光で1/4000秒まで高速シンクロ可能(F90以降)。
  • ガイドナンバー(照射角):20 (18mm、ワイドパネル使用時) - 36 (35mm) - 50 (85mm)。自動ズーム機構(24-85mm)
  • 後幕シンクロ、マルチフラッシュ、赤目低減、スレーブ発光、アクティブ補助光、キャッチライト反射板内蔵
    F2はJIS規格でなく独自のホットシューでを持っているため、通常のストロボは直接接続できない。当時はSB-7などの専用スピードライトが用意されていたが、とうの昔に廃品種になっている。中古市場で時折見かけるものの、何しろ古いので手を出す気は起こらない。ところが、NikonはF2が廃品種になって20年を経過した今でも、JIS規格のストロボをF2に装着するためのガンカプラー(AS-1)を継続販売している。上の写真は、AS-1を介して現代のSB-26をF2 Photomic Aに装着した様子である。AS-1とホットシューの接合は完璧で全くガタがない。どんなに質感が良くても、少しでもガタがあるとがっかりしてしまうものだがAS-1は合格である。こんなところにも、Nikonらしさが溢れているのがおもしろい。反面遊びが少ないため接続が若干やりにくいのは、仕方の無いところであろう。

 しかしストロボに関してはF2ではなく、シンクロ速度が速く(1/250)、TTL調光の使えるF4の方が実用的である。暗い場面ではもちろんのこと、日中シンクロもソツ無くこなしてくれる。3D調光の使える、F100やF5であればさらに万全だ。
 

2002/1/20



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