日々のこと
2025/08/19更新
最近の若者は「テキスト」つまり「文字」で会話をすることが多いそうです。
「声」つまり電話をつかうより、SNSやLINEなどのツールでやりとりをすることが多いということです。
電話は相手に出てもらわないといけませんが、メールなら都合のいいときに読んでもらえますからね。
会ったことのある相手なら、文字列を読むことで、その速度、声、そして感情まで想像することは容易です。
何度かやりとりをしていれば、その人のメールのやり方の特徴も含めて実際の会話の役目を十分果たすことができるでしょう。
メールを受け取ったとき、「あっ○○さん」とその方の顔や今までのつながりが思い起こされれば、すぐに内容に入っていけます。
無機質なテキストですが、メールの向こう側にはちゃんと相手が生き生きとして存在しているのです。
ちょっと前の「文字」の会話は「手紙」のやりとりでした。
封筒や便箋を選び、ボールペン、万年筆、何で書くかに迷い、切手の楽しみもあったなぁ。
何よりその字の書きぶりで、その方そのものが存分にあらわれていました。
メールでは、字のうまい下手はわかりません。紙の消費は減ったのでしょうが、いろいろな楽しみはなくなりました。
どこかの企業からメールを受け取ることがあります。
「平素お世話になっております」など、心のない定型をつけたはじまりは、その次の連絡事項だけでいいのになと思ってしまいます。
いやいや、それが礼儀であって、常識だと言われれば、その通りではあるのですがね。
定型を守れば守るほど、無機質になって感じてしまいます。
メール、テキストの会話も十分個性を発揮できるのにもったいない。
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