日々のこと

2025/10/19更新

講座や教室で分厚い資料をつくるとき、ホッチキスで止めるのに苦労することがありました。
一般的なホッチキスでは20枚程度が限界と言われています。
いやいや限界はとても無理。
勢いをつけてエイ!と握っても、針が貫通しなくて、抜いてまたやりなおす。
やりなおして同じところに命中しなくて穴が残る。
裏まで針は通っても、ちょっど飛び出しただけなので、あとから飛び出しを増やすようにしてから曲げて閉じる。
たくさんつくらなくてはいけないときにかぎって、はかどらなくて、針は無駄になるし、親指は痛くなるし、…。
あるあると共感できる方は少ないかもしれません。
でも、この1か月の間に「ホッチキスが、…」という声をお二人から聞きました。
その場では「そうなのよね」と共感するしかできなくて、なにか裏技がないものかとインターネットで検索しました。

まず出てきたのは「発泡スチロールを重ねていっしょにとめる」方法。
食品などのトレイの平らな部分を数センチ角に切り取り、重ねていっしょにとめると針がまっすぐのままで飛び出すので、あとは曲げて閉じるだけ。
あとから閉じなくてはなりませんが、いいアイデアだと思います。
ホッチキス以外のものをつかう方法も。
クリップ(ゼムクリップ、目玉クリップ、ダブルクリップなど)でとめる、クリアファイルにはさむなど。
要は「まとまればいい」のです。
検索によって視野は広がりました。

ほかに出てきたのはホッチキスそのもののおすすめ製品。
卓上に置いてレバーを押し下げるもの。針も大きくて、以前、ご縁のある事務所の備品を借りたことがありました。
握るタイプでも大きな針の製品はあるようです。
でもどこでも(コンビニや100均でも)針が手に入らないと足りなくなった時には不自由です。
企業用には電動で自動で大量にというものもあるようですが、そこまでは、…。

で、あったあった。
汎用の10号針でコンパクトなのに軽くサクリと針が貫くもの。
しかも針先が平らに閉じられるようになっているので、資料を重ねてもそこだけ厚くなることがありません。
ふふ、重ねたときに厚くなるっていうのも、そうそう、あるある。

さっそく、実物で試してみました。おぉ、いい感じ。
知らない間に「あるある」の不都合をわかっている人たちが従来の製品に改良を加えてくれていました。
「ホッチキスが、…」の方たちには当然すぐにお話ししました。
そして、しばらくはまわりに吹聴すると思います。
なかなか理解しにくいけれど、確かに「あるある」のことなのです。
そして、それが見事に解決されていたことには大変感動でした。


 

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