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2級を受験するとき

2017年

勉強をはじめたのが9月でした。
奈良検定の存在を知ったのが8月ですからしかたのないこと。

9月上旬、まほろば館で奈良検定を紹介する講座があり、過去問が大事ということ、今からでもがんばれば間に合うといわれました。
テキストはすでに手に入れていましたが、まっさらで手を切りそうな状態。それに比べ、講師の方のテキストにはたくさんの付箋が貼ってあったのが印象的でした。
読み込まなきゃいけないんだろうなぁ。

講座の翌日、商工会議所のページから過去問と解答をダウンロード。

→ 商工会議所過去問と解答ダウンロード

01 データのままではなく、A4サイズに印刷しました。実際の試験のときもこの大きさで向かい合うことになります。
出題の順番が「地理・動植物」の分野ではじまるので、関東モンには不得手なところからになります。 どの回もだいたい1番はわからない。でも、そう思っていれば、出来ないからといってへこんでしまうことはなくなります。

文面で読んで、解答で正解を確かめて、…。これを繰り返します。
全部が新しいことです。
しかも1回分を通してやったのであまり記憶に残っていない。

9回目までやったところで、あと2回分は初めて見る問題としてとっておこうかと思う。 繰り返して出される問題に気づき、特集問題が追加されたこともあり、最後まで成し遂げられない性格というのが一番の理由かな。

記憶にとどめるために書いて覚えることにしました。
メモ用紙に問題と4つの選択肢を書いて、正解だけでなく、ほかの選択肢についても要点を書き込みます。
テキストをみたり、インターネットで調べたり、…。
1回分が著しく時間がかかります。

普段は絶対に書かないであろう漢字にも閉口。菩薩。廬舎那仏。
でも、結果として、文字を書くことに慣れておくことはソムリエ級の記述式に役に立ちます。
このころから2Bのシャープペンと消しゴムごしごしに慣れていくのです。

02

メモ用紙は100均のブロックメモを買いました。
たまって高さができるのは、これ満足感が味わえてよかったかも。

10月5日試験の申し込みをする。
これで受けることの覚悟ができました。やるっきゃない。

特集問題は「山の辺の道」
40年前の冬、柳生から桜井まで歩いたことがあるという程度。
遠い昔でも、鮮明に覚えている景色はあるものです。
でも、歩いたことがあるだけでは試験の役には立たないなぁ。

11月はじめ認定支援セミナーの申し込みをして久しぶりの奈良行きの手はずを整える。
夜行バスに申し込む。
時刻表を調べて帰りの新幹線とそれまでの時間を考える。
地理的なことが全く把握できていないので、奈良盆地を一周することを計画。
近鉄もいいが、JRがぐるりと通っている。帰りのキップは奈良から持っているので、…。

前後して
1回分を通して試験問題に取り組んでみる。
無地の紙に書くと答え合わせがしにくかったので、商工会議所の解答の配置に合わせて答えのための用紙をつくった。

→ 2級解答用紙1級解答用紙ソムリエ級解答用紙

当然、思ったほどの点数はとれず、間違ったところを見直す。 これも9回までにとどめておく。
どの回も最後まで答えるのにだいたい25分程度かかるのがわかった。
試験時間は1時間半だから、見直しを含めても十分時間はある。

11月26日認定支援セミナーに行く
夜行バスなので家を出るのは前日の25日。
午前中に仕事、午後に知り合いと会う約束もあり、普通の一日分以上に過ごす。
こりゃバスの中でもよく寝られそうだわ。

→ 体験談「2級支援セミナーに行く 2017/11/26(日)

盆地であることはわかったし、生駒山は電波塔があるので区別がついたかな。
大丈夫、奈良は好き。
奈良検定に取り組むことは動かない。

支援セミナーでもらった資料を読み返す。
やっぱり地理がわからない。
白黒印刷の資料だとわかりにくいので、色鉛筆で丸やら線やらどんどん書き込む。

とにかく過去問。
時間をはかって取り組む。
12月初旬にひと通り終える。
この時はじめて10回11回に挑戦。
特集問題は出来ないものもあるが、9回目までと同じ問題もたくさんある。
まぁそこそこできそうだ。

問題と解答をざっと見比べた1回目。
ブロックメモに書きだした2回目。
時間をはかって解答用紙に答えた3回目。

正月はなにかと時間がとれそうにないので、12月中には仕上げておきたいと思う。
中旬から問題用紙に丸印をしていく方法で4回目に取りかかる。

これ、問題用紙は印をつけるべきではなかったと後で後悔。
1級のときもソムリエ級のときも、過去問を繰り返すにはまっさらな状態でとっておくべきだったんだわ。

03

もう一回印刷するには量が多いので、プラスチック消しゴムでごしごしして消すことに。
そして、このときに消しゴムゴシゴシで紙がくちゃっとなることを経験。
結果として、ソムリエの記述式でもこの経験が生きてくるのです。

1か月のうちに2回やれば、それなりに覚えられる。
繰り返して出題されるものが多いので、100点取れることもある。
少し自信もつく。

2018年

年が明けてから、もう一回ざっと見比べる方法でおさらい。
なんだかんだと5回やっていることになる。

正月に「試験の日は寄るから」と言ってあったが、前日、母に確認。
「お昼用意しておくよ」と約束。

→ 体験談「2級試験!! 2018/1/7(日)

「こんな問題だった」と母に見せたら「むずかしいね」といっしょに丸印の筆跡をみて「自信あるね」と見透かされる。
「70点で合格だから」といったものの、特集問題で迷ったところもあった。

3日後には私案ながら正解が発表になりました。
おお、大丈夫、合格だわ。

誕生日の関係もあり、年末で仕事を辞めました。 これからは曜日を気にせず、出かけられます。 都内の庭園、美術館を格安で巡れる「ぐるっとパス」をつかってあちこち出掛けました。 仕事からの解放感、同時に試験からの解放感。 お正月気分全開。

0405
06

JR東日本の「大人の休日倶楽部」の会員になる。
条件はあるものの、JRの料金が30%引きになる特典があります。
年会費を払っても、新幹線の30%引きは大きい。

07

2月19日合格証が届く。
金曜日に発送と聞いていた。遠いので月曜日着か。
大丈夫と思ってはいたものの、やっぱりうれしい。
でも、奈良検定挑戦は誰にも言っていないので、誰かに自慢することもできない。
せいぜい家族と母と。あとちょっと。

 


 

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