2005年の春も京都市内を中心に沢山の桜の写真を収めました。4月第2週には日本一の名所、奈良・吉野山へも足を運んでいます。今回ここに選んだ作品は、全てマニュアル一眼レフに銀塩フイルム(リバーサルフイルム)で撮影し、それぞれに撮影データを添えてみました。
古の都、さくら色の都へ...艶やかな色に染まる、はんなりとしたこの季節が一番好きです。
南禅寺 Nanzenji
蹴上インクライン Keage Inkline
勧修寺 Kajyuuji
吉野山 Yoshinoyama
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f16・1/4s・+1 1/3・RDPV
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f16・1/60s・-2/3・RDPV
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f8・1/60s・0・RVP100
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f16・1/30s・-2/3・RDPV
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f16・1/15s・-2/3・RDPV
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f8・1/250s・-2/3・RVP100
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f8・1/125s・+2/3・RVP100
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f22・1/15s・0・RVP100
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f8・1/250s・-2/3・RVP100
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f4・1/250s・0・RVP100
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f32・1/8s・0・RVP100
New F-1・NewFD20-35mmF3.5L・f8・1/500s・0・RVP100
New F-1・NewFD20-35mmF3.5L・f5.6・1/500s・0・RVP100
NewF-1・NewFD70-210mmF4.0・
f5.6・1/500s・0・RVP100
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f8・1/250s 0 RDPV
New F-1・NewFD20-35mmF3.5L・f16・1/30s 0 RDPV
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f22・1/4s 0 RDPV
New F-1・NewFD20-35mmF3.5L・f5.6・1/250s 0 RDPV
New F-1・NewFD50mmF1.4・f4・1/500s 0 RDPV
New F-1・NewFD20-35mmF3.5L・f3.5・1/30s +2/3 RDPV
New F-1・NewFD50mmF1.4・f4・1/250s 0 RDPV
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f5.6・1/500s 0 RDPV
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f4・1/1000s 0 RDPV
New F-1・NewFD20-35mmF3.5L・f16・1/125s 0 RDPV
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f4・1/1000s 0 RDPV
New F-1・NewFD20-35mmF3.5L・f8・1/500s 0 RDPV
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f8・1/500s 0 RDPV
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f5.6・1/1000s 0 RDPV SoftFilter
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f22・1/15s 0 RDPV
New F-1・NewFD20-35mmF3.5L・f16・1/60s 0 RDPV
New F-1・NewFD20-35mmF3.5L・f8・1/250s 0 RDPV
New F-1・NewFD70-210mmF4.0・f4・1/500s 0 RDPV
過去にも何度か訪ねたことのある、私のお気に入りスポットです。ここは早朝から散策出来ますので、人出の少ない時間帯がお勧めです。インクラインは明治時代に琵琶湖の湖水を京都へ運ぶ水路(疎水)として活躍し、船着き場として当時の面影をしのばせています。廃線とソメイヨシノに包まれた回廊が絵になる景観です。
蹴上インクラインを下った所に南禅寺があります。ここも早朝から境内を散策出来ますので、やはり人出が少ない早朝からがお勧めです。大きな社寺と白い城壁、満開に開花したソメイヨシノとの調和は、京都の春を代表する景観といえるでしょう。石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」と讃えた三門もこちらの境内にあります。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色。四季ぞれぞれに見事な景観を楽しませてくれます。
蹴上インクライン〜南禅寺、そして銀閣寺方面へと哲学の道を散策します。このコースはソメイヨシノ開花期の私お勧めコースです。ここも出来るだけ早朝から午前の早い時間帯が良いでしょう。午後は大勢の観光客で賑わう京都を代表する桜スポットです。約2kmの疎水沿いには約450本ものソメイヨシノが咲き誇り、それはそれは壮観な眺めです。桜が咲いてそこには疎水が流れ、いっそう京桜の情緒を感じることでしょう。ここはゆっくりと散策しながら桜を楽しんでいただければと思います。
2005年春のJR東海CM「そうだ京都、行こう」に選ばれたお寺で、場所は山科に建立されています。この年に初めて訪ねましたが、隠れた京桜スポットだと思いました。境内西側には氷室池を中心とした庭園があり、池に面して楼閣風の観音堂、その周囲を満開のソメイヨシノが開花していました。時折強めの風が吹くと、桜吹雪にもなり、それもまた情緒ある桜模様です。境内の外には紅枝垂桜が、参道には白い築地塀がめぐらされ、夕暮れどきに茜色の陽射しの中でみる桜は、とっても艶やかな美しさです。初夏には氷室池に蓮の花が咲く、花のお寺です。
全国的にも有名な桜の名所として、2004年に世界遺産登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」にある、奈良の吉野山を訪ねました。ここの桜はかつて信仰地として献木された3万本近くの山桜が、下千本、中千本、上千本、奥千本といった順に1ヶ月近くかけて開花していきます。1300年前からの歴史があり、義経と静御前の逃避行、南北朝時代の争乱、太閤秀吉の花見など、歴史絵巻を肌で感じることが出来ます。全てを見渡すには1日がかりになりますが、一度は訪ねてみたい世界一の桜です。
毎年訪れている岡崎地区と平安神宮。疎水沿いのソメイヨシノが散った後に岡崎公園や平安神宮内の枝垂桜が見頃を迎えます。岡崎公園では枝垂桜が満開で、思わず記念写真を撮りたくなる陽気でした。この年は平安神宮内の神苑には入園せず、神苑入り口で社殿と枝垂桜を収め、まだ見ぬ桜の名所へと向いました。平安神宮は私の一番好きなお勧めスポットで、文学の薫り漂う京洛一の桜です。2004年のPhotoGalleryをどうぞご覧下さい。
岡崎・平安神宮 Okazaki・Heianjinguu
この年の春に初めて訪ねたのが、世界遺産にも登録されている洛北の上賀茂神社です。平安京以前から鎮座する京都最古の杜で、境内には朱色の社殿が建てられ、歴代の皇女が斎宮として神に仕えた由緒ある社寺です。広い芝生には大きな紅枝垂桜が満開の桜模様を演出していました。京都に咲く桜はこうして1本でも優雅に咲き誇ればいいんだと思います。温かく柔らかい日差しを受け、艶やかに、はんなりと美しく咲く。毎年愛でたくなる京桜の風景です。
上賀茂神社 Kamigamojinjya
上賀茂神社から賀茂川沿いにつづく約1kmの小道が半木の道です。この賀茂川沿いの桜もこの年初めて訪ねました。満開の枝垂桜とゆっくり流れる賀茂川の雰囲気が調和し、のんびりお花見歩きには最高のコースだと思います。ジョギングをしたり犬の散歩をしたりと地元の方が憩いの小道としています。下賀茂神社までゆっくり散策すると十分に春を満喫できることでしょう。
賀茂川・半木の道 Kamogawa・Nakaraginomichi