東本願寺
第二十六番
寺名 東本願寺
宗派 真宗大谷派本山
所在地 京都市下京区烏丸通り七条
SPOT
御影堂門(ごえいどうもん)
東本願寺は真宗大谷派本山で、正式名称は、真宗本廟。
京都駅から歩くと、手前の阿弥陀堂門から入ってしまいハトに驚くのが常だが、ここが正門である。
明治44年の再建。高さ27m。
京都三大門のひとつ。
西本願寺もそうだが、信者の為のお寺なんだなという認識を新たに出来る。
東西本願寺については、ここを参照。
東本願寺のテ−マが貼りだしてある
「バラバラでいっしょ 差異をみとめる世界の発見」
いい言葉だな。


Snap shot
京都タワ−。
今回は、JRで京都に行った。
京都を歩いていて、これほど方向の確認に役立つ物はない。古都に違和感があると言われたが、今では新幹線で通り過ぎる時にも、京都をシンボルする物。
阿弥陀堂門
駅から、一番近い門。段差がないバリアフリ−が優しい。
阿弥陀堂門から見た御影堂門 阿弥陀堂
本尊・阿弥陀如来が安置されている
御影堂
桁行76M、奥行き58M、高さ38Mは、木造建築では世界最大。
お参りする場所だけでも700畳の広さは圧倒的。
本尊が祀られているところより立派なのは、親鸞聖人の御真影があるから。
毛綱
明治の再建時に、木材を運ぶために女性門徒から献上されたもの。毛髪と麻でよりあわせ53本が献上された。直径は10数センチある。長いのは100M以上あったというからスゴイ。この前に立つと女の執念をヒシヒシと感ずる。
御影堂と阿弥陀堂の間の渡り廊下にある
菊の門

日頃は使っていない模様。立派な門である。
この門の辺りに、参拝接待所がある。地上1階、地下3階。地下まで地上の光を取り入れている立派なギャラリ−がある。渉成園の園林堂の襖絵(棟方志功作)が展示されていて間近に見ることが出来た。
渉成園


東本願寺の烏丸通の向かい側にある。本願寺宗主の隠居地。ここも境内の一部なので無料だが、受付で「ご寄進を」。
ろう風亭(ろうふうてい)
ゆるやかな屋根と障子がすばらしい。建物の中から(今回は見れなかったが)障子越しの庭がパンフレットによく出ている。
写真は、入り口正面の高石垣。
ピカソ的(?)に石が配置されている。
東本願寺のテ−マ「バラバラでいっしょ 差異をみとめる世界の発見」にぴったし。
奥の橋は「侵雪橋(しんせつきょう)」
実際に渡ってみると結構急勾配である。

回棹廊(かいとうろう)
桧皮葺切妻造唐破風屋根の廊橋。
屋根付き橋、日本版マディソン郡の橋(笑)
傍花閣(ぼうかかく)。とにかく変わった形である。望楼として使われたよう。2階からは多分、園内一望出来る絶好位置にある。

花祭りの風景 
4月8日はお釈迦様が生まれた日。その日をお祝いすることを、お花祭りという。釈尊が生まれたとき天から花びらと甘露の雨が降って来たという言い伝えにより、お釈迦様を花で囲み(花御堂)、柄杓で甘茶をかける。
東本願寺の工事中の御影堂の前に設置されていて甘茶をかける人が絶えない。
童子の姿の釈尊は、一方の手で天、もう一方で地を指す、生まれたばかりの釈迦が七歩すすんで「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と称えたという仏典の記述にそくした姿。
自分が一番偉いという意味でなく、この世の中で、みんなそれぞれにお互い自分というのは、かけがえのない尊い存在であり、かけがいのない尊い命であるということお互いの違いを認め理解し合うことが大切と説く。


寺嶋念珠老舗
東本願寺から渉成園へ行く途中にある。
創業400年という老舗。
念珠(数珠)袋を買った。手頃な値段からある。
あれこれ悩んだが、わずかな買い物にも粘り強く付き合ってくれるのがうれしい。
寺嶋念珠老舗さんのHP
寺嶋念珠老舗 再訪
寺嶋念珠老舗さんを再訪した。事前にご連絡していたので、ご夫婦揃って迎えていただいた。
五木寛之さんも座った同じ場所に座り(笑)、17代当主の寺嶋修一さんから念珠の作り方を説明して頂いた。もっとも難しい「四つ編み」も話しをしながら、きっちり編んでいく。房を取り付けるのも、さすがに手際がいい。出来上がったばかりの念珠は、ゆるみがないので、意外に固い。この念珠は、どなたの所に行くのかな〜と、ふと思った。400年の伝統の匠の技を目の前で見せていただき大感動でした。四条まで京都案内をしながら、ご同行頂いた若奥様には感謝です。ありがとうございました。
雅六

生麩と湯葉の製造元「麩藤」直営の生麩料理店
京都市下京区東洞院上珠数屋町通東北角

全室、個室風。落ち着いて食べれるお店。予約した方がいいようです。
2、500円の麩箱膳がおいしかった。
京扇堂

創業天保3年という京扇子の老舗
京都市下京区東洞院通正面上ル筒金町46 (東本願寺前東入)
いくらでも高いのはあるが、お手頃価格のもあります。「秋の七草」をデザインしたのを購入

朱印
本願寺(東西共に)には朱印はない。
理由は、お寺を回ったといういうような達成感に腰を落ち着けてしまうのではなく、教えを聞き続けるように何回もおまいりすることが大切だからそうです。
そうは言っても信者でない人の為に(?)記念スタンプを用意してくれている。無料。
用紙は用意して呉れている。

五木寛之の一言
「わがはからいにあらず」(親鸞)

「なるようにしかならない」と思い、さらに、
「しかし、おのずと必ずなるべきようになるのだ」と思う。
kazu_sanの一言
親鸞聖人像
東本願寺から西本願寺に行く途中にある。
本願寺国際センタ−の前。結構大きく迫力がある。


本願寺では、法語集という印刷した物を希望者に呉れる。いい法語が載っている。

そん(損)かとく(得)か人間のものさし
うそ(嘘)かまこと(真)か仏(ほとけ)のものさし (相田みつお)

解説不要の教えである。


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