浄土寺 |
番外 寺名 浄土寺 山号 極楽山 宗派 高野山真言宗 所在地 兵庫県小野市浄谷町 国宝建物と国宝仏像
SPOT 浄土堂(国宝)
開山は俊乗坊重源(しゅんじょうぼう ちょうげん)で、建久年間(1190年〜1198年)の創建である。
大仏・大仏殿の再興の大勧進(総責任者)となったのが、当時61歳の重源であった。重源は大仏再興事業の拠点として、日本の7か所に東大寺の「別所」を造った。七別所のうちの「播磨別所」がこの浄土寺である。
大仏様(天竺様)と呼ばれる建築様式で、鎌倉時代以後の寺院建築に大きな影響を与えた。重源が手がけた大仏様建築で現存するものは他に東大寺南大門と同寺開山堂のみである。(いずれも国宝。東大寺の国宝はここ)
屋根は宝形造(ほうぎょうづくり、四角錐状の屋根形)、本瓦葺き。屋根の形づくる線にほとんど反りがなく直線的であることが特色である。堂内部は貫(ぬき)、梁(はり)などの構造材をそのまま見せたダイナミックな構成になっている。貫(複数の柱を貫通する水平材)を多用することなどが大仏様建築の特色である
Snap shot
阿弥陀三尊像(国宝)
浄土堂(国宝)の須弥壇に安置される。仏師快慶の代表作。巨大な三尊像で、阿弥陀如来は像高5m30cm(須弥壇を含めると7m50cm)、両脇侍の像高は各々3m70cmある
いまなお、金色に輝いているのが圧倒的美しさ。
浄土堂 廊下側の骨組み ダイナミックです。
内部は、もっとスゴイが撮影禁止です。鐘楼堂 何だろう? 獅子が何かを咥えている?
グロテスクながらユーモラス薬師堂(本堂) 開山堂 鎮守八幡神社拝殿
そう言えば、東大寺にも、手向山八幡宮がありましたね。
kazu_sanの一言 朱印
姫路城の帰りに訪れたお寺。
失礼な表現ながら、こんなところに、こんな立派なお寺があるとは。
小東大寺と言えば、言い過ぎかも知れない。
俊乗坊重源の偉大さかも知れないが、ここ浄土寺には、国宝の建物と国宝の阿弥陀三尊像がある。
すごく、得をしたような気分にしてくれる、お寺です。