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正漢字フォント「文字鏡契冲」とは
フォント「文字鏡契冲」は、開發者の古家時雄氏の御厚意により、漢字ソフト「今昔文字鏡」から弊社で正漢字として適當な字形を選んで輯録したものです。 「文字鏡契冲」の特徴 一、JISコードに對應 JISの第一,第二水準の文字に對應してゐますので、普通の日本語變換と全く同じ打鍵と變換操作で、正字形が獲られます。「契冲」と連動して使へば、歴史的假名遣と正漢字を用ゐた正統國語文を正確に入出力出來ます。 御參考 ウィンドウズ上の任意のアプリケーションで、 「言語」を「松茸」に、 「松茸」の「辭書」を正漢字版(nkay又はqkay)に、 畫面上部のフォントを「文字鏡契冲」に、 それぞれ指定された状態で
と假名を打鍵して變換キーを押すと
となりますが、この時 1 歴 禾が竝ぶ 2 的 勺が點でなく一に 3 遣 二點しんねうに 4 學ぼう 学でなく學に 更に學習版qkayの場合は自動的に
學ばう にそれぞれ出力されます。 二、今昔文字鏡」フォントを利用 フォントデザインが、「今昔文字鏡」共通してゐるので、JISに登録されてゐない漢字を、「今昔文字鏡」から貼附けても、全體のバランスが保たれます。 三、小サイズも鮮明な印字、但し畫面では多少見え難さも トルータイプのフォントですので、小サイズでも鮮明に印字されます。 但し、パソコン畫面上では小サイズの場合、畫面表示が、例へば横畫の多い文字では、それらが一部重なつて見える等の現象が發生します。これは、他の多くのフォントでは小サイズ專用に畫數を省略した表示用フォントを使用してゐるのに對して、正確な字形を標榜する「文字鏡契冲」では、そのやうな小サイズ表示用フォントを使用しないからです。勿論印字には問題がありませんが、入力作業時、氣になる場合は、フォントサイズを十四ポイント以上になさいますやう御獎めします。 四、利用上の御注意 「文字鏡契冲」は必ず「契冲」nkay又はqkayと連動して御使ひ下さい。他のIME、或いは「契冲」でも、mkay又はpkayで使用すると、新字と正字形とが混在する世にも醜い字面となつてしまひます(下例)。「文字鏡契冲」は正假名・正字の正統國語文にこそ相應しいフォントなのであり、新かな・新字文とは決して調和するものではありません。 新字文「神経を逆なでする挑戦状」を「文字鏡契冲」で印字すると 1 神 しめす偏の正漢字に 2 経 略字の儘 3 逆 二點しんねうの正漢字に 4 戦 略字の儘 5 状 しゃう偏の正漢字に となり、文字面が醜くなつてしまひます。
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