2004年度鳥人間コンテストに行ってきました。


7/31〜8/1に琵琶湖で行なわれている鳥人間コンテストへ、後輩達の応援に行ってきました。
折しも台風が近くにいてはっきりしない天気。行くか行かぬか悩みましたが、なんてことはない、行って大正解でした。
テレビ放映的にはいろいろあるようですが、それはそれ、これはこれ。
ステキな虹の架け橋ムービーを見るためには[続きを読む]からどうぞ。


■ 不安な天気
動きの遅い台風10号の影響で、大会当日も朝から不安な天気。雨が降ったりやんだりで、風も強いです。低く立ちこめた雲に向かって延びるプラットホームは、さながら世界の危機に立ち向かう挑戦者たちの砦のようです。


■ 期待の機体
今年の機体はとてもいい出来だとか。雨よけのビニール越しに見える機体は確かに素晴らしいモノでした。特に元主翼としては、その真っ直ぐな後縁、見事な接合部にただ感心のひと言。技術は確実に進歩してるんだなあ...。これは本当に期待が持てそうです。


■ 神の祝福
ふと暗い空を振り仰ぐと、なんとそこには美しい虹が。それは飛行機たちが並ぶ湖岸の先から立ち上がったかと思うと、みるみるうちに天頂に到達して参加チーム全てが目指す最終目標点・琵琶湖の果てまで完全なアーチを描きました。台風がもたらした思わぬプレゼント。これは何かいいことがありそう!!
ムービーはこちら。 [AVI形式・2.2MB]


■ いざ出陣!
ついにWASAの飛行機がプラットホームへ。どきどきする一瞬です。天気は未だ回復せず、時折強い風が吹き抜けます。どうか風にあおられてプラットホームで壊れてしまったりしませんように...どうかいいフライトとなりますように...。


■ 祝福・再び
いよいよWASAの出番!と、そのとき我々の前途を祝福するように、またもや一筋の虹が...。しかも今度はWASAのためだけなのですか? こりゃ絶対いいことあるよ〜。


■ 素晴らしいフライト
虹のアーチの現れたところを目指して飛び立ったWASAの飛行機。途中、幾度となく風にあおられたりしましたが持ちこたえ、本当に素晴らしい飛行を見せてくれました。もういい年して、応援席で興奮しまくってしまいましたよ。


■ WASA新記録
結果は944.11m。悲願の1000m越えには惜しくももう一歩届きませんでしたが、見事WASA新記録です。これまでのWASA記録は実に9年前、僕たちが現役・2年生の時に出た記録でした。いろいろと曰くのあったこの記録が、ついに破られるときがきました。翌年、僕たちの代から始まった第2期ともいえる鳥プロがようやく本物になった気がしました。ありがとう。


■ エンジンに秘密が...!
見よ、このアタマ。今回のすばらしいフライトを語るに不可欠な存在、人力飛行機のエンジンであるパイロットの渡邉くんです。見事にカットされたWはワセダの誇り、WASAの栄光です。なんでも渡邉くんは優秀なトライアスロンの選手だそうで、このアタマもトライアスロンの大会の時に気合いを入れるために代々伝わるものなのだそうです。型紙をあててカットするそうですよ。今回の頭頂部、後頭部の2箇所に加え、本来ならば側頭部にもマークが入るそうですが、今回は空気抵抗の低減や機体重量の軽量化を考慮して省略したとか(^^; 飛行機乗りの鑑です。



今回の大会は天候不良により、結局半分ほどの機体のフライトを残したまま打ち切り。大会不成立となり、WASAの記録も幻となってしまうかもしれないということだそうです(8/1 17時時点)。
しかし、記録に残ろうが残るまいが、彼らが944mという距離を飛んだことは間違いない事実です。テレビ局にはせめて参考記録としてでも残してほしいものですが、仮にテレビ局には認められなかったとしても、あの場所で応援していた全ての現役、OBたちがこの記録をWASAの記録として残していくことでしょう。



おつかれさまでした。。。そして、明日からまた仕事だよ。。。○| ̄|_ (今年のTシャツより)

投稿時刻: 2004年8月1日(日) at 06:20 PM       Feedback


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