1.3-1 コーナーモジュールの製作 〜ベースを考える〜

カント付きの大カーブを製作し、長期間のテストを繰り返し行ってきた訳ですが、
上々の評判の反面、やはりカーブだけ・・・では物足りなさが出てきました。
また、これではカーブの複線ユニットレールですので、「モジュールレイアウト」では無いですし・・・
そこで、シーナリー付きの大カーブの製作をすることにしました。

直線区間は板を長方形に使いますが、
大カーブでは曲線を描く訳ですから、直線よりも大きな板が必要となります。
シーナリー付きとなれば、レールの部分の他にシーナリーの部分が必要となる訳ですから、
更に大きな板を用意せねばなりません。
無駄を省き効率よく製作するために、最初にフォーマットを考えます。

まず、カーブの半径ですが、試作のユニットレールは1300mm程度で製作し、
レイアウトに組み込むには少々大きい感じがありました。(設置面積の問題)
また、シーナリー部分を付け加えるとなると、切り出すカーブよりも板材の方が大きくなってしまう事が解りました。
そこで、今回は内側は1112mm、外側は1145mmで製作することにしました。
(数字はユニトラックの規格の延長上で出したつもりが、これは勘違いによって少しズレてますw)

内側718mm、外側751mmという、1000mm以下のカーブというのも試しに作ってみた事もあったのですが、
見応えという部分では物足りなさがありました。
やはり1000mm以上だと一つ上のスケール感が出ますので、
もし大カーブを試されるのでしたら、是非1000mm以上をオススメします。

次にカントですが、これは前回約2mmのカントで製作した時、カントの具合も見た目が良く、
走行上でも一様の車輌が通過出来、支障は全くありませんでしたので、今回も引き継ぐ事にしました。

最後にシーナリー部分はどのように展開するか・・・ですが、
板もカーブに合わせて弧を描いて切り出すと、後々面倒なことが起こりそうです。
なるべく直線で切り出したい所です。

直線的にズバっと切り落とすと、
外側と内側でシーナリー展開の
バランスが崩れてしまう。
そこで、3分割で切り落とす。
これなら両側で均衡して
シーナリー展開が出来る。

上図より、右側のような感じで板を切ることに決めました。